株式投資

投資信託の成績比較!資産運用業高度化プログレスレポート2021

皆さんは株式投資で投資信託やETFを選択する際に、インデックスとアクティブのどちらが好みでしょうか。

教科書的には「多くのアクティブファンドはインデックスファンドの成績に劣る」とされていますが、最新のデータでも再現性があるのか気になりませんか?

2021年6月に金融庁から「資産運用業高度化プログレスレポート2021」が公開され、最新データを確認できましたので解説してみたいと思います。

この記事は、こんな方におすすめです。

読者の方
読者の方
アクティブファンドはどれもダメだからやめた方がいいんでしょ!
読者の方
読者の方
何となくインデックスが良いと聞いているのでそっちに投資しているけど、ちゃんと確認したことはないから知りたい。

この記事でわかること

●シャープレシオの意味や目安

●インデックスファンドとアクティブファンドの違い

●インデックスファンドとアクティブファンドの成績

●国際比較

【用語解説】シャープレシオの意味と目安

今回の成績比較ではシャープレシオの理解が大切になりますので、先に知識を整理しておきましょう。

ざっくりとした理解では、シャープレシオは大きい方が良いという理解でOKです。

シャープレシオ

シャープレシオとは、リスクゼロでも得られるリターンを上回った超過収益のことで、数値が大きいほど小さなリスクで高いリターンを獲得できたと評価されます。

つまり、数値が高いほど効率よく収益が得られたことを意味しており、異なる投資対象を比較する際に、同じリスクならどちらのリターンが高いかを考えるときに役立ちます。

ちなみに、シャープレシオの目安は以下のイメージでよいと思います。

●マイナス~0:残念です

●0~0.4:もう少し

●0.5~0.9:普通

●1~1.9:良い

●2以上:とても優秀

参考として、有名な投資信託のシャープレシオは以下の通りです。

投資信託の3年シャープレシオ

●eMAXIS Slim米国株式(S&P500):0.79

●楽天・全米株式インデックス・ファンド:0.76

インデックス投信とアクティブ投信の成績比較

インデックスファンドとアクティブファンドの成績を比較してみましょう。

読者の方
読者の方
ちょっとタイム!!インデックスファンドとアクティブファンドの違いって何?

すいません。焦り過ぎました。笑

両者の違いは以下の通りです。

特徴
インデックスファンドS&P500やTOPIXといった指数に連動するよう設計された投資信託
アクティブファンド指数を上回る、または指数に捉われずにリターンの獲得を目指す投資信託

では、両社の比較として、シャープレシオ平均値を見てみましょう。

2020年12月末のシャープレシオ平均(5年間)

●インデックスファンド⇒0.41

●アクティブファンド⇒0.27

このように、インデックスファンド>アクティブファンドという結果でした。

過去のデータで「アクティブファンドはインデックスファンドに劣後する」と言われていましたが、今回も同様の傾向でした。

参考元データは下図をご覧ください。

アクティブファンドはオワコンなのか?

先ほどの結果から、アクティブファンドは全てダメなのか?という疑問が出てくると思います。

この疑問に対する回答としては、「全てのアクティブファンドがインデックスに劣る訳ではない」ということが言えると思います。

実際に、独立系等資産運用会社5社の2020年末のシャープレシオはパッシブ(インデックス)平均を上回る成績を実現していました。(下図右を参照)

この結果から、全体の成績としてはインデックス>アクティブですが、個別にみるとアクティブファンドも優秀な成績が期待できるケースはあると考えられますね。

読者の方
読者の方
独立系等資産運用会社って何だっけ?

こんな疑問が出てきましたか?

独立系等資産運用会社とは、大手金融グループ系や事業会社グループ系に属していない運用会社のことです。

例えば、つみたてNISAに採用されているファンドの独立系等資産運用会社を挙げると「レオス・キャピタルワークス(ひふみ)」「鎌倉投信(結い)]」「セゾン投信(セゾンバンガード)」「コモンズ投信(コモンズ30)」などがあります。

特にひふみ投信は藤野さんに対する信頼感から根強い人気があります。実際に、コロナショック前後の資金移動やZoom・ドミノピザ等への投資などのアプローチは凄かったなと思います。

ファンドの国際比較

前項までは国内ファンドの成績でしたが、ここでは海外ファンドと国内ファンドの成績をご紹介します。

インデックス(パッシブ)>アクティブの傾向は米国、ルクセンブルク(ヨーロッパ)でも同様でした。

つまり、国際的にもインデックスの成績が優位であると考えられます。

読者の方
読者の方
なぜルクセンブルク?

こう思いませんでしたか?

私も同じ疑問を抱いたので調査してみたところ、ルクセンブルクはGDPが世界一で、世界屈指の富裕国かつヨーロッパを代表する金融センターとして知られているため、今回のデータに採用されたのかなと予想しています。

今後の投資をどのように考えるか?

多くのケースでは投資の軸をインデックスファンドにして良いと私は思います。

その中でも、手数料が低コストで純資産額も最低50億以上あるファンドから選択することをおすすめします。

この記事では触れていませんが、今回の金融庁のレポートではファンドの手数料に関するデータも開示されており、1.0%を超えるファンドも存在しています。

運用成績はどの程度になるか正確にはわかりませんが、手数料というコストは確実にかかってきますので、低コストは重要な要素だという認識を持っておくと良いと思いますよ。

アクティブファンドを否定するつもりはありません。

実際に、ひふみ投信はかなり魅力があると感じているので、私も将来的に保有する可能性はゼロではありません。

具体的におすすめファンドを知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

まとめ

今回は、金融庁のレポートを基にインデックスファンドとアクティブファンドの成績をご紹介しました。

●シャープレシオは数値が大きいほど小さなリスクで高いリターンを獲得できたことを示唆する。

●インデックスファンドは指数を目指し、アクティブファンドでは指数を上回ることを目指す。

●全体ではインデックスファンド>アクティブファンドの成績です。

●個々に見るとインデックスファンドを上回るアクティブファンドが存在する。

●国際的にも全体成績ではインデックスファンド>アクティブファンドの傾向がみられる。

●基本的にはインデックスファンドを投資の軸に据えてOK。

盲目的に「インデックスファンド最強!」「アクティブファンドは全てダメ!」という安易な発想をせずに、森の全体像と木の1つ1つの状態を把握して、自分の投資目的に応じたファンド選択をすることが大切だと思います。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました!

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