最近は「金融リテラシー(マネーリテラシー)」という言葉を耳にする機会が多くなりました。
金融リテラシーの定義は「個人の良い暮らしを達成するために必要な、お金に関する知識や判断力」とされており、生活に必須の知識です。
この記事は、金融庁作成「高校生のための金融リテラシー講座」を大人向けに解説するシリーズ第2弾です!

このような方には特におすすめの内容ですよ。

私は、会社員(製薬会社MR)をしながらブロガーとして個人事業主をしています。
「家計管理」をテーマに、会社員向けのお金に関する知識をブログ&Twitterで発信しています。
良い暮らしを送るための知識を一緒に学んでいきましょう!
この記事の要約
●「必要なもの」と「欲しいもの」に分けて、お金を賢く使う。
●家計管理は、先に収入から一定額を貯蓄に回して支出をやりくりする方法であればお金が貯まりやすい。
●キャッシュレス決済のメリット・注意点を知り、自分に合った使い方を考える。
●リボ払いはNG
必要なものに対して優先的にお金を使う

賢いお金の使い方を考える上で「必要なものから優先する」という認識を持つことが大切です。
使えるお金には限りがあるからこそ、優先順位付けを意識する習慣をつけましょう。
- 必要なもの(ニーズ/)⇒生活に必要不可欠なもの
- 欲しいもの(ウォンツ)⇒生活を華やかにしてくれるもの

私も同感です。
「必要なもの」と「欲しいもの」のメリハリをつけることが大切だと考えています。
「必要なもの」と「欲しいもの」の境界線は人によって基準が変わります。
言い換えると、万人に共通する判断基準がないということです。
自分の収入、価値観、ライフプランと照らし合わせて「必要なものに使うお金の枠」と「欲しいものに使うお金の枠」を事前に設定しておくとメリハリをつけやすいですよ。

「欲しいもの」は、気分転換になったり、モチベーションUPにつながるので、全てを我慢する必要はないです!
お金は使ってこそ意味を成すので、人生を豊かにするお金の使い方はとても大切です。
家計管理は「先取り貯蓄」がポイント

貯金をしたい人におすすめのお金が貯まる仕組み作りは「先取り貯蓄」です。
家計管理の基本は、収入から支出を差し引いた収支を黒字にすることです。
そして、黒字分を貯蓄や投資に回すことで、将来に備える仕組みが整います。
お金を貯めるのが苦手な人も実践できるいい方法はある?

それなら、給与からの「先取り貯蓄」がおすすめです!
「お金が残ったら貯蓄しよう」と思っていても、使いすぎて貯めるお金が残らないということがあります。
そこで、給料が入ったら先に一定の金額を貯蓄に回し、残りのお金の範囲内で家計をやりくりするのが「先取り貯蓄」です。
金融機関の自動積立などを利用し、先に貯蓄することで、自然とお金がたまっていくようになります。

まずは月収の10%を目安に先取り貯蓄してみてはいかがでしょうか?
そうすれば、1年で月収以上のお金が貯まりますよ!
- 先取り貯蓄の3手順
- ①給与振込用の銀行口座を「生活費」「貯蓄」の2つに分けて用意する。
②毎月の給与から2つの口座に振込む金額を設定する。
③貯蓄用の口座からはお金を引き出さない。

その場合は、銀行の「定額自動振込サービス」を利用すればOKです!
給与振込先の口座から毎月定額を自動で貯金用口座へ振込してくれますよ。

定額自動振込(送金)は手数料が有料の銀行もあります。(1回100~600円)
可能な限り手数料無料の銀行を利用しましょう。
- おすすめ銀行口座
- ●住信SBIネット銀行⇒最低月1回は振込手数料が無料です。(会員ランク次第で無料回数の増加あり)
住信SBIネット銀行の「定額自動振込サービス」は公式HPをご確認ください。
お金を貯める仕組みを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
お金の支払い手段「キャッシュ」「キャッシュレス」

お金の支払手段は「キャッシュ」と「キャッシュレス」に大別することができます。
- キャッシュ⇒物理的な現金(紙幣・硬貨)のこと。
- キャッシュレス⇒現金の授受をせず、支払や受取をデジタル化された価値の移転で行うこと。
キャッシュレスにも様々な種類があります。
具体的には、「電子マネー」「デビットカード」「クレジットカード」「スマホQRコード決済(○○pay)」などが挙げられます。


キャッシュレス決済は便利なので、私も愛用しています!
家計簿アプリの「マネーフォワードME」などは、カード支払い時にデータ連携できるので、家計管理の手間を軽減したい人に有用ですよ。
- マネーフォワードMEの特徴
- ①家計簿アプリ、資産管理アプリの中で利用率No.1
②複数のクレジットカードや銀行口座をまとめて管理できる
③毎日の支出が自動で記録されるため、家計簿を入力する手間がかからない
④レシートもカメラで撮影するだけで自動入力できるので便利
⑤スマートフォンのiOS・Androidどちらにも対応している
⑥セキュリティ対策が充実している
ちなみに、「お金」はただの紙切れなのに、なぜ”価値がある”と認識されているかご存知ですか?
理由は、人々の“信頼”があるからです。
日本に住んでいるとピンとこないかもしれませんが、”円”や”ドル”は世界の中でも信頼されている通貨なのです。
例えば、発展途上国など一部の国の通貨は、国民からも信頼されておらず価値の変動が激しいので、自国の通貨よりも他国の通貨や仮想通貨を保有する動きもあります。

仮想通貨が投機的側面以外で広まった背景の1つに、通貨が不安定な国の人々にとって「仮想通貨の方が価値がある」と評価する人がいるという点が挙げられます。
そして、もう1つ知っておいていただきたいのが「お金の3つの機能」です。
- お金に備わっているつの機能
- ①支払・交換手段⇒モノやサービスの購入時に、お金で支払って交換できる機能
②価値尺度⇒モノやサービスを金銭的価値として判断する機能(物差し)
③価値保存⇒お金は、価値を貯めて保存しておくことができる貯蔵機能
デジタル化が進む現代では「お金の○○の部分を代替する」という考え方で新たなサービスが登場してきます。
上記3つの機能は、普段当たり前に感じていることかもしれませんが、基礎知識として把握しておくことで新たなサービスが登場した時に価値を判断しやすくなりますよ。
キャッシュレス決済のメリットと注意点

非常に便利なキャッシュレス決済ですが、ついついお金を使い過ぎてしまわないように注意しましょう。
非常に便利な一方で、キャッシュレス決済は「お金を使った感覚が希薄になりやすい」という特徴があります。
無計画にお金を使い続け、後で支払いに困窮することがないように使えるお金の枠を事前に把握しておきましょう。

特に「リボ払い」だけは利用しないようにしましょう!
リボ払いとは、高額の買い物をした場合でも、「毎月の支払額を一定にする」支払い方式です。
返済計画が立てやすいメリットがある一方で、返済金利の相場が15.00%という高額な利息を支払うデメリットがあります。
例えば、50万円のブランドバックを購入したとします。
カードで一括支払いの場合、支払金額は「50万円」ですが、リボ払いだと10万円以上の手数料を支払うこともあります。(支払回数により変化します。)


リボ払いを重ねて返済地獄に陥らないようにしましょう。
お金を使う時は、身の丈に合った買い物を心がけることが大切です!
まとめ
この記事では、金融庁作成「高校生のための金融リテラシー講座」から、お金を使うという内容を解説しました。
この記事のまとめ
●「必要なもの」と「欲しいもの」に分けて、お金を賢く使いましょう。
●家計管理は、先に収入から一定額を貯蓄に回して支出をやりくりする方法であればお金が貯まりやすい。
●キャッシュレス決済のメリット・注意点を知り、自分に合った使い方を考えましょう。
●リボ払いはNG

お金の使い方には、その人の「人間性が出る」と言われています。
自分の人生が豊かになるお金の使い方を心がけましょう。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
今後もシリーズで解説していきますのでぜひご覧ください。
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「高校生のための金融リテラシー講座」の第一弾です。
「高校生のための金融リテラシー講座」第三弾です。
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