自己啓発

【嫌われる勇気 要約】アドラー心理学を仕事と育児に応用する方法をまとめ解説

title.jpeg

皆さんは仕事の「業績」「出世」「人間関係」でストレスを抱え、悩んだ経験はお持ちでしょうか?

正直に言うと、私は3項目ともに他人と比較や競争を続けた結果、心も体も疲れしまった時期がありました。

メディ太
メディ太
何であの人が先に昇進するの?
メディ太
メディ太
何で他の人のように上手く仕事ができないんだ・・。

こんなことを日々考えてしまうことで、ストレスを自分で増幅していたのです。

しかし「嫌われる勇気」という書籍きっかけにアドラー心理学と出会い、思考がガラッと変わりました。

周りと比較することをやめ、自分と向き合えるようになったことで「仕事」「育児」でのストレスが激減したのです。

自分の考え方や視点を少し変えるだけで、息苦しい生活から脱却できると私は実感しました。

そこでこの記事では「嫌われる勇気」中から私が特に役立った項目を仕事や育児の事例を交えて解説します!

こんな方にオススメの記事です。

読者の方
読者の方
私はこれだけ頑張って成果もあげているのに、評価されないのは不満!
読者の方
読者の方
同世代の社員と比較して私は失敗もするし、自信が持てない・・。

この記事を通じて、こんな悩みから少しでも気持ちが楽になれば嬉しいです。

嫌われる勇気から学んだことのまとめ

最初に結論として、嫌われる勇気を読んで学んだことをまとめてご紹介します。

【まとめ】嫌われる勇気から学んだこと

①目的論を意識してみる。

②健全な劣等感を前進するためのエネルギーに変える。

③過去の自分よりも成長していればOKと考える。

④勝ち負けの眼鏡を外す。

⑤他者のために自分の人生を歩む思考はやめる。

⑥自分の課題に集中する。

⑦対人関係は、横の関係という仲間の意識を持つ。

⑧今の自分を受け入れるところからスタートする。

⑨「与えられたものをどう使うか?」と考える

この9項目について、次項から1つずつ考え方と行動例を解説していきますね。

嫌われる勇気とは、アドラー心理学を学べる書籍

世界累計500万部超えのベストセラー書籍です。

アドラー心理学を対話形式の物語で理解を深めていくストーリーで構成されています。

心理学を学んだことのない人でも読みやすく、現代社会のストレスに対する処方箋として人気を博している書籍です。


アドラー心理学は全ての悩みを「対人関係の悩み」と考えている

アドラー心理学は、オーストリア出身の精神科医・心理学者であるアルフレッド・アドラー氏が、個人心理学として創始しています。

心理学の3大巨匠には「アドラー」「フロイト」「ユング」の3人が世界的に非常に有名です。

それぞれの理論には特徴があり、アドラー心理学の特徴は以下の通りです。

アドラー心理学の特徴

【前提】全ての悩みは対人関係の悩みである。

【スタンス】人は何かの目的があって、今の状況を作り出している。(目的論)

読者の方
読者の方
心理学は難しそうだな~

こう思った方も大丈夫ですよ!

ざっくりとこんなイメージを持っておけばOKです。

アドラー心理学の特徴(ざっくり)
●人の悩みのほとんどは人間関係が理由になっている
●過去にどんなことがあっても未来は自分の意思決定次第で変えられる

私がアドラー心理学で特に重要だと感じたのは「人はいつでも変わることができる」と考える事です。

アドラーは「過去に何があったとしても、自ら選択して未来を変えることは可能」と言及しています。

現状維持バイアスという現象が人間にはあるように、「現状」を変えることはエネルギーが必要で、変えない方が不安が少なく楽でもあるのは事実です。

でも、現状維持バイアスを乗り越えて「未来は自分で変えられる」と考えているアドラー心理学が「勇気の心理学」と言われる所以はここにあります。

それでは次の項目から、具体的にイメージしていただけるように事例を交えて解説していきます。

psychology.jpeg

まとめ①:人は何かしらの「目的」に沿って生きている

人は、「過去の経験にどんな意味を与えるかによって、自ら現在の状況や行動を決定している」という目的論で生きているとアドラーは説いています。

過去にどんな経験があったとしても、「現状を変えない」or「現状を変える」の選択肢からベストと判断した状況を自分で選んでいると考えるのが目的論です。

※過去の経験など、何かしらの原因が影響して現在の状況や行動に至っていると考える「原因論」は否定しています。

ちなみに、アドラー心理学では「トラウマ」の存在を否定しています。

過去に辛い経験がある方は「自分が望んで今の辛い状況にいる訳がない!」という心情になるかもしれません。

しかし、目的論の考え方であれば、過去に辛い経験があっても自分次第で明るい未来を切り開くことが可能と、前を向くことができるのです。

目的論と原因論の違い

【目的論】人は何らかの目的があって、今の状況を作り出している

【原因論】過去の出来事が、現在の状況を作っている

イメージしにくいと思いますので、例えば仕事で部下がミスをして、上司が大声で怒鳴るシーンを思い浮かべてみましょう。

●目的論⇒上司は大声を出して怒鳴りたい目的があった。

●原因論⇒部下のミスが原因にあったので、大声で怒鳴った。

読者の方
読者の方
目的論って、何か違和感があるな~

このように感じるかもしれません。

先ほどの上司の例で考えると、次のような目的が発生している可能性があると思いませんか?

上司
上司
自分の指導力不足でミスが発生したのではないと示したい
上司
上司
今回を機に、自分の言う通りに部下を動かしたい

なぜなら、冷静に脳神経科学の観点で考えると、「怒鳴る行為」が効果的な部下の指導として役立つことは一切ないので、指導以外の目的があったと考えるのが自然だからです。

「怒鳴る行為」の効果に関しては、人間が強いストレスを感じて心理的に危機を感じた時、脳の仕組みとして「怒られた」「恐怖」という体験だけが怒られた本人の記憶に深く残り、内容はインプットされにくいと言われています。

このように、人は意識的・無意識的に、行動には何らかの「目的」が隠れているのです。

仕事や育児でイラッとしたシーンが出たら、一度冷静になってみることが大切ですね。

まとめ②:劣等感を抱くことは良い

劣等感を抱くこと自体は「もっと努力・成長をしよう!」と思う機会になるので、とても良いことと考えましょう。

優越性の追求とも呼ばれる、理想の追求や向上意欲はとても素晴らしいと思います。

ここで間違えてはいけないのは、「劣等感≠劣等コンプレックス」ということです。

劣等感と劣等コンプレックスの違い

【劣等感】理想に対して劣っているかのような感覚を抱き、努力や成長の促進剤になるもの

【原因論】自らの劣等感をある種の言い訳に使い始めた状態

劣等感をイメージするなら、こんなタイプの人です。

劣等感
劣等感
私は低学歴だけど、今から努力して挽回してやる!
劣等感
劣等感
今の職場で良い評価をもらえていないけど、伸びしろがあると思って努力しよう!

一方、劣等コンプレックスはこんなタイプです。

良くない例
良くない例
あいつみたいに頭が良ければ自分もできたのに
良くない例
良くない例
○○の能力さえ自分も持っていれば、できたはず

劣等感とはニュアンスが異なるのを感じていただけましたか?

できない言い訳に「劣等感」を使うことは、何も生み出さないのですぐにやめましょう!

劣等感と劣等コンプレックスの違いを意識しながら、健全な劣等感をエネルギーに変えて成長意欲を持つようになれると良いですね。

【要注意】優越コンプレックス

あたかも自分が優れているかのように振る舞い、偽りの優越感に浸ることです。

強い劣等感に苦しみながら、努力や成長といった健全な手段によって補償する勇気がなく、劣等コンプレックスでも我慢できない人に発生します。

例えば、こんなことがよくある事例です。

●自分が権力者と懇意であることをアピールする

●経歴詐称

●服飾品での過度なブランド信仰

●自分の手柄を自慢する

●過去の栄光にすがり、思い出話ばかりする

●パートナーは社会的地位が高いことをアピールする

どれも、自分と権威者を結びつけることで偽りの優越感に浸る行為で、根底には強烈な劣等感を抱いているからにすぎないと解釈できます。

劣等感自体は客観的な事実ではなく、本人の主観的なもの(思い込み)に過ぎません。

今まで抱いていた劣等感は、自分の認識次第で変えることができます!

まとめ③:過去の自分よりも成長していればOK

もし比較をするなら「自分の理想に対して今はどんな状態か?」と自分の過去・現在・未来の視点で考えましょう。

人生は誰かとの競争ではありませんので、他人と比較する必要はありません!

良くない例
良くない例
○○さんと比べて自分は劣っている・・

もしこんな比較をしている方は、今日から下記の思考に切り替えてみましょう。

良い例
良い例
今は理想の自分よりも○○が足りていないけど、昔の自分よりは成長しているからOK!

例えば「TOEIC800点になりたい」という理想を持っている場合、今はどんなスコアであったとしても、勉強を継続して数か月後には10点でも20点でも理想に一歩前進したのであればそれでOKです!

周りの点数はどうでもよくて、今の自分よりも前に進もうとすることにこそ価値があるのです。

「今の自分は過去よりも理想像に近づいているか?」に集中できる状態がよいですね。

growth.jpeg

まとめ④:勝ち負けの思考をやめる

権力争いの思考から脱却しましょう。

仕事や子育てなどの場面で、相手と勝ち負けの「権力争い思考」に陥ると、結果的に誤った道を選んでしまいます。

権力争い思考
権力争い思考
わたしの考えは正しい!
権力争い思考
権力争い思考
ここで謝ったら自分が負けになってしまう。

こういう思考になった時は、権力争い思考に足を踏み入れている兆候かもしれません。

自分が正しいと思うなら、他人がどんな意見であっても、自己完結しておけばいいと考えるようにしましょう。

もし自分が間違っていても、「誤りを認める」「謝罪を述べる」ということは、決して負けではありませんよ。

競争や勝ち負けの眼鏡を外して、本来歩むべき自分の道に進んで行きましょう。

まとめ⑤:他者のために自分の人生を歩まない

他者の期待を満たし、承認を求めることはやめましょう。

私たちは周りの期待を満たすために大事な人生を歩んでいる訳ではありません。

また、自分の言う通りに相手が動いてくれなくとも「それが当たり前」なので、怒りの感情を抱くのはやめましょう。

次のような事例に該当する方は、他者の人生を歩んでいる可能性が高いです。

良くない例
良くない例
いつもどう評価されているか気になる・・。もっと周りから評価されたい!
良くない例
良くない例
何であの人は私の言った通りにやらないの!?腹が立つ!

他にも、キャリア面談で上司からこんなことを言われた経験がありませんか?

上司
上司
君は○○のキャリアを希望していると言うけど、私は君に△△のキャリアを積むべきだと考えているんだよ。

みなさんなら、このアドバイスを受けて「自分の意思」「上司の意向」のどちらを優先しますか?

本当は違うキャリアを望んでいたにも関わらず、上司の期待を満たそうとするとこんな結末になるかもしれません。

上司の意向を優先した人
上司の意向を優先した人
こんなはずじゃなかった・・。

実際に私の周りのMRには、上司の意向を受け入れた結果、異動先で「やっぱり自分の希望通りにすればよかった・・。」と嘆いていた方がおられました。

こういう不幸な事例にならないよう、自分の人生を歩むことを意識しましょう!

また、子供に対して親の希望通りの人生を歩ませようとすることが避ける方が良いと思います。

あくまで親はアドバイザーであり、最終的な決断は子供がする方が自分の人生を歩めるようになります。

まとめ⑥:自分にコントロールできることだけに集中する

「自分の課題」と「他者の課題」の境界線を理解して、自分の課題に集中しましょう。

他者の課題には足を踏み込まなければOKです。

あらゆる対人関係のトラブルは以下の2つによって引き起こされると述べられています。

対人関係のトラブルを引き起こす要因

①他者の課題に土足で踏み込むこと

②自分の課題に土足で踏み込まれること

読者の方
読者の方
誰の課題かを判断することって難しくない?

こう思った方は、「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」という視点で考えてみましょう。

子供の教育の事例
●子供の課題⇒勉強する・しないを決めること(勉強しない時、進路などの結末を最終的に引き受けるのは子供自身)
●親の課題⇒勉強は本人の課題であることを教え、必要な時にはいつでも援助することを伝え、見守ること。
親
理想は分かるけど、実際に親の立場になってみるとなかなか難しいよね~。笑

こういう気持ちにはとても賛同します。笑

他にも、仕事の人事評価を例に考えてみましょう。

人事評価
●他者(上司)の課題:自分のことをどう評価して昇進や待遇を決めるか。
●自分の課題:高い能力を発揮して生産性を高めようと努力すること。

自分をどのように評価するかは他者(上司)の課題であり、自分自身があれこれ考えても変えることは不可能なので考える必要がありません。

自身の能力開発や自己投資など自分の課題に集中する方が現実的です。

やるべきことに集中したことで、自然と成果や評価のUPにもつながっていくと考えることもできますね。

特に評価に関しては、「社内事情」「上司との相性」などの外部要因が複数絡み合うので、ある時点までの昇進はAさんが早くても、その先の昇進はBさんが追い越したというケースはいくらでもあります。

自分がコントロールできることだけに集中していきましょう!

参考になることわざ

馬を水飲み場に連れて行くことはできても、馬に水を飲ませることはできない。

You can take a horse to the water, but you can’t make him drink.

まとめ⑦:対人関係にあるのは横の関係のみ

対人関係の軸は、他者全般を「仲間」とみなす横の関係であると考えましょう。

「縦の競争関係」があると、人間関係の悩みや不幸から逃れられません。

仕事では、役職として「上司と部下の関係」はあっても、人として個人が尊重され、仲間の関係であるのが当然です。

何かのやり取りで「マウント」を取るような会話や対応は「縦の競争環境」になるため不適切です。

もし、何かにつけて上から目線のマウントをとる人が現れたら、できる限り接点を減らしていけば良いと思いますよ。

まとめ⑧:今の自分を受け入れる

今の自分をありのままに受け入れ、更に前進できるようしていきましょう。

この考え方には、今の時点で「できる」「できない」は関係ありません。

以下の3ステップで考えてみてはいかがでしょうか?

自分を受け入れ、一歩踏み出す3ステップ

ステップ1:自分の中で「変えることが可能」と「変えられないこと」を見極める

ステップ2:変えることが可能なことから着手する

ステップ3:理想に近づくにはどうするかを常に考えて前進する。

自分の1番のファンは自分!という状態が最高ですね。

まとめ⑨:今の環境をできないことの言い訳に使わない

大切なのは「何が与えられているか?」ではなく、「与えられたものをどう使うか?」と考えてみましょう。

私たちに必要なのは、交換ではなく更新です。

例としてCOVID-19で働き方が変化している状況を挙げてみます。

【例1】

Before
Before
会社のITツールが不十分だから仕事ができない
After
After
ITツールは不十分だけど、今のツールを工夫をすれば○○ができるのでは?

【例2】

Before
Before
会社の販促ツールが他社より劣っているからできない
After
After
販促ツールは他社より劣っているが、○○を工夫するればカバーできるのでは?

このように、やらない理由に「環境」を使わないことは、思考の習慣としてとても大事だと思います。

この記事のまとめ

今回は「嫌われる勇気」の中から、仕事や育児で参考になりそうな考え方を抜粋してご紹介しました。

①目的論を意識してみる。

②健全な劣等感を前進するためのエネルギーに変える。

③過去の自分よりも成長していればOKと考える。

④勝ち負けの眼鏡を外す。

⑤他者のために自分の人生を歩む思考はやめる。

⑥自分の課題に集中する。

⑦対人関係は、横の関係という仲間の意識を持つ。

⑧今の自分を受け入れるところからスタートする。

⑨「与えられたものをどう使うか?」と考える

この記事を作成している私自身、全てを完璧にモノにするのはまだまだ難しいです。笑

もし読者の皆様にとって、中長期的な自己実現や悩みの軽減に少しでも役立てば嬉しいです。

「嫌われる勇気」を読んでいない方は、読んでみる価値があると思いますよ。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

他にはこんな記事を書いていますので是非ご覧ください。

最小の時間で最大の成果を発揮するための思考法です!(累計20万部超のベストセラーです)

集中力に関する最新の研究をもとに、潜在能力を発揮するコツを解説しています。

生産性を上げるコツと、時間の考え方をご紹介しています。(参考情報元:澤円さん)

仕事のセンスを磨くコツや考え方について、名著のまとめ記事です。

何かを初めてもすぐに挫折して困っている方は、こちらが参考になりますよ。

自己啓発にオススメのコンテンツをまとめています。

もし今回の記事を「いいね!」を思っていただけた方は、ポチっとクリック(応援)してもらえると嬉しいです!

にほんブログ村 経営ブログ 仕事術へ
にほんブログ村

他にはこんな記事を書いていますので是非ご覧ください。