株式投資

【FIRE】 高配当株投資の始め方!筆者保有銘柄と買い目安を解説

みなさんはインデックス投資、高配当株投資、個別株投資など、どんな投資手段を選択していますか?

王道と言われるインデックス投資は、コツコツ積立てると資産拡大の可能性が高まりますね。

インデックス投資家
インデックス投資家
資産が少しずつ増えてきたな~

このように楽しんでいる方もおられると思います。

長期のインデックス投資は非常に優れた投資手法ですが、欠点として「日々の手元資金が増えて生活が豊かになった実感を持ちにくい」ということが挙げられます。

証券口座で金額が増えていくのを眺めているだけなので、実生活は大きな変化がないので仕方ないです。

もし、実生活を豊かにするなら「配当金」「家賃収入」などのインカムゲインが期待できる投資を考慮すると良いと思います。

そこで、今回はこんな方向けに高配当株式投資について考えてみたいと思います。

読者の方
読者の方
インデックス投資だけだと退屈。他に何かおすすめはある?
読者の方
読者の方
定期的な収入を得られる投資を知りたい

この記事でわかること

●配当金の仕組みと高配当株の特徴

●高配当株を判断する時に大事な指標(米国高配当ETF、個別株)

●筆者の保有銘柄

株式投資で利益を得る方法にはどんな種類があるの?

株式投資で利益を得る方法として、大きく2つのパターンがあります。

株式投資で利益を得る代表的な事例

①値上がり益で利益を稼ぐ(安値で株を購入し、高値で売却する)⇒キャピタルゲイン

 例)株式を10万円で購入し、その後15万円に値上がりしたので売却して5万円の利益が得られた。

②配当金で利益を得る(配当金のある株を購入し、配当金を得る)⇒インカムゲイン

 例)株式を保有し続けることで、配当金5万円を定期的に得られる。

※株主優待、空売りなどは割愛します。

配当金を目的とした株式投資は、②を目的とした手法です。

つまり、高配当株投資は株式を保有することで、配当金を定期的に得ることを目的にした投資手法」です。

ちなみに①はインデックス投資が該当します。

読者の方
読者の方
配当金と値上がり益を一緒に狙えばいいんじゃない?

このように考えた方は、大正解です!

ただ、一般的には値上がり益を狙える成長企業は、配当金を少なくして会社の成長に向けた投資資金に充てるケースが多いです。

一方、高配当の企業は、比較的成熟していて株価の大幅な値上がりは期待しにくいケースが少なくないです。

ですので、値上がり益と配当金を狙うのは合理的ですが、その為には「購入タイミングの見定め」が非常に重要なのです。

配当金を得られる仕組みとは?

配当金とは、会社が得た利益の一部を株主に還元するお金のことです。

株主は保有する持ち株数に応じて利益の還元を受ける権利があります。

企業が設定している「権利確定日」時点で株式名簿に登録されている株主に対して配当金が支払われます。

配当金を得たい場合、権利付最終売買日までに株を購入しましょう。(権利確定日を含む3営業日前)

配当金の金額は会社の経営判断で支払いが決定します。

近年は株主還元への意識が高まっていますが、業績や経営方針次第で「増配・減配・無配」になることも視野に入れておきましょう。

高配当株とは?

配当金が高い株のことを「高配当株」と呼びます。

「高配当」に明確な定義があるわけではありませんが、3%以上は欲しいと考える方が多いのではないでしょうか。(本音を言うと個人的には4%前後を狙いたいです。)

配当金の「高い」or「安い」の目安として「配当利回り」という数値が有名です。

※詳細は後述します。

どんな人に高配当株投資が向いているのか?

高配当株投資は、こんなことを考える方に向いていると思います。

読者の方
読者の方
給与収入以外で定期的な収入が欲しい。

読者の方
読者の方
給与収入以外で、生活費を補える手段を持ちたい。

逆に、資産拡大を目的にしている場合は不向きです。

その場合はインデックスファンド等の手法が適していると思います。

配当金だけで年間の生活費を稼ぐには、相当な資金力が必要です。

例)年間240万円(月20万)の配当金収入=元手6000万×利回り4%で達成可能

配当目的の投資先候補

配当金を目的とした投資には主に以下3つがあります。

主な配当金を目的とした投資

●高配当ETF(VYM、HDV、SPYDなど)

●個別株式(国内株式、米国株式)

●REIT(NFJ-REIT、One-Jリート、大和Jリートなど)

私は3種類とも保有していますが、特におすすめは米国高配当ETFです。

※REITはジャンルが異なるので、今回は説明を割愛します。

日本株と米国株の違いとは?

国内高配当株と米国高配当株の主な違いは以下の通りです。

日本高配当株

【メリット】

・税制面で米国株よりも手続きが楽

・決算報告等の経営情報が日本語で理解しやすい

【デメリット】

・米国株と比べると配当維持や増配への意識が低い

・有用な投資信託やETFがないので、個別株を選ぶ必要がある

米国高配当株

【メリット】

・株主還元への意識が高い(例J&Jは58年連続増配)

・様々な優良高配当ETFが販売されている

【デメリット】

・確定申告で外国税額控除を行わないと、10%多く税金を納めることになる。

米国高配当ETF「VYM・HDV・SPYD」の違い

米国高配当ETFの中でも投資価値のある銘柄として「VYM・HDV・SPYD」 があります。

どれも米国での高配当個別株を複数組み合わせた上場投資信託です。

それぞれ組み入れ業種比率などが異なるため、利回りや株価チャートの動きも差異がある点が面白いです。

皆さんの好みに応じて検討していただけるように概要をご紹介します。

VYM・HDV・SPYDの比較表

比較表を作成しましたので、ご参考ください。

銘柄
VYM



HDV

SPYD
設定日2006年11月10日2011年3月29日2015年10月21日
総資産総額(億ドル)
(2021年8月末時点)
約488億ドル約73億ドル約48億ドル
経費率
(2021年8月末時点)
0.06%0.08%0.07%
分配金利回り
(2021年8月末時点)
2.72%3.54%4.71%
組入銘柄数
(2021年8月末時点)
407銘柄75銘柄80銘柄
組入上位セクター 金融(21.30%)
生活必需品(13.00%)
ヘルスケア(12.90%)
資本財(10.20%)
一般消費財(8.60%)
生活必需品(21.61%)
エネルギー(17.50%)
ヘルスケア(16.71%)
情報技術(11.55%)
公益事業(11.32%)
金融(17.98%)
公益事業(17.60%)
不動産(16.23%)
エネルギー(11.16%)
生活必需品(8.76%)
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YYMの概要と組み入れ上位銘柄

VYMとは、2006年に設立された、米国株式市場の大型株の中でも高い配当利回りの銘柄で構成される、FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスに連動したパフォーマンスを目指すETFです。

高配当ETFの中でも、400銘柄を超える銘柄への分散性や安定性に優れる反面、VYMの利回りは他のETFより劣る傾向です。

しかしトレンドとしては右肩上がりなので、キャピタルとインカムの両方を狙える可能性を魅力に感じて保有している方もいるETFです。

●主なセクター:「金融 >生活必需品> ヘルスケア > 資本財 >一般消費財」の順に比率が高い。

HDVの概要と組み入れ上位銘柄

HDVとは、2011年に設立された、あらゆる時価総額水準の株式銘柄を含むモーニングスター配当フォーカス指数に連動した投資成果を目指すETFです。

財務健全性が高く、持続的に平均以上の配当が可能な米国75銘柄で構成されています。

シンプルに利回りで考えるとVYMとSPYDの中間の位置づけになるETFです。

COVID-19でも大幅な減配をしなかったことから、HDVの評価を上げた投資家もいるのではないでしょうか。(若干の減配はありました。)

●主なセクター:「生活必需品>エネルギー>ヘルスケア>情報技術>公共事業」の順に比率が高い。

SPYDの概要と組み入れ上位銘柄

SPYDとは、2015年に設立された、S&P500®高配当指数の値動きに、経費控除前ベースで概ね連動する投資成果を追求するETFです。

米国高配当ETFの中でも利回りの高さが魅力的ですが、2015年に設立されたため過去データが少なく、原油価格との高い連動性など、コロナショックによってVYMやHDVと比較すると少々不安定さもあります。

組入れ銘柄の特徴は、S&P500®指数の採用銘柄のうち配当利回りの高い約80銘柄に均等分散している点が挙げられます。

●主なセクター:「金融>公益事業 >不動産>エネルギー>生活必需品>」の順に比率が高い。

米国高配当ETF(VYM・HDV・SPYD)の判断目安

私はVIX(恐怖指数)を参考にしながら購入タイミングを考えています。

特にVIXが30を上回ったタイミングと配当利回りを注視しています。

高配当ETF購入タイミングの参考材料

①-1:配当利回りが平均値を超えた時

①-2:配当利回りが一定値を超えた時

②-1:VIX指数が20を超えた時

②-2:VIX指数が30を超えた時

引用:穂高唯希さん 米国高配当株ETF【VYM・HDV・SPYD】の購入タイミング・買い目安の基準を示します。

VIX(恐怖指数)を参考にしながら購入タイミングを考える方法は以下記事をご覧ください。

個別株で高配当銘柄を選定する指標(チェック項目)

高配当銘柄と言ってもピンキリですので、企業の状態を様々な指標を用いて判断する必要があります。

人間で例えると、血圧・BMI・コレステロール・血糖などを健康診断で評価するのと同じイメージです。

ここでは代表的な指標をご紹介します。

高配当株の判断指標「配当性向」とは?

純利益(税引後利益)の中から、配当金をどのくらい支払っているかが判断できます。

利益をどの程度株主に還元しているかを判断する指標で、30%~50%が目安です。(高ければ良いというものではありません。)

70%を超えてくると、配当余地が限られるので投資しにくいと私は思います。

【配当性向の計算式】

配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100

高配当株の判断指標「1株あたり純利益(EPS)」とは?

1株あたり純利益はEPS(Earnings Per Share)とも呼ばれます。

「企業が効率よく儲けているか」「成長しているか」を判断する指標で、数値が大きい方が良い傾向にあります。

右肩上がりであれば優秀な業績の企業です。

1株当たり純利益(EPS)の計算式

EPS=当期純利益÷発行済み株式数

高配当株の判断指標「株価収益率」とは?

株価収益率は株が割安かどうかを知る指標で、「PER」と呼ばれます。

一般的にはPERが低いほど、会社が稼ぐ利益に対して株価が割安(お得)な状態と判断することができます。

15倍が目安とされていますが、同業他社と比較することで判断の精度が上がります。

【株価収益率(PER)の計算式】

PER=株価÷1株あたり純利益

高配当株の判断指標「営業利益率」とは?

企業が本業で稼ぐ力を知る指標です。

企業に稼ぐ力がなければ事業は継続できませんので、収益力を判断する材料として活用できます。

10%以上であれば優秀、5%未満は投資対象になりにくいという目安になります。

ちなみに、製薬会社は営業利益率の高い業界で有名で、20%超えも珍しくありません。(営業利益率が1ケタの業界も珍しくありません)

【営業利益率の計算式】

営業利益率=営業利益÷売上高×100

高配当株の判断指標「営業活動によるキャッシュフロー」とは?

会社の本業でどれだけのお金を稼いでいるかを示しています。

理想は黒字が継続し、年々増加していると投資対象になりやすいと思います。

この数値は、会社の決算資料の中に「キャッシュフロー計算書」というものがありますので、そこで確認できます。

ちなみに、キャッシュフロー計算書には「営業活動」「財務活動」「投資活動」の3つが存在します。

誤解しやすいケースとして、投資活動のキャッシュフローが赤字=悪い会社と単純に判断してはいけません。

理由は、会社が未来への先行投資を行っている可能性があるからです。

もちろん、意味不明な投資をしているとムダになりますが、未来を見据えて着実に投資している場合は「投資活動キャッシュフローが赤字=良い赤字」と判断できます。

高配当株の判断指標「自己資本比率」とは?

企業の経営状況の安定性を知る指標です。

50%以上あれば良好とされており、60~80%であれば比較的安心して投資できるという判断ができます。

自己資本比率が高い程安定した経営が望め、自己資本比率が低すぎる企業は借入金などに依存した経営(不安定?)を行なっている可能性があります。

ちなみに、自己資本比率100%が必ずしも良いわけではないです。

安定性は高いですが、借入金を活用したレバレッジの効いた経営ができていない可能性もあるからです。

【自己資本比率の計算式】

自己資本比率=自己資本÷総資産×100

高配当株の判断指標「配当利回り」とは?

購入した株価に対して1年間に受け取る配当を示した数値です。

A株の配当金の推移に変化なく、株価が高くなれば配当利回りは下がります。(株価が低くなると配当利回りは上がります)

A株の株価推移に変化なく、配当金が増えると配当利回りは上がります。(配当金額が減ると配当利回りは下がります)

目標とする年間の配当金を試算する際は、元手×利回りで計算できます。

例)年間60万円(月5万円)の配当金=元手1500万×利回り4%で達成

【配当利回りの計算式】

配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金額÷1株購入価額×100

高配当株を購入する際の注意点

高配当株投資は、目的が「配当金」であることを忘れてはいけません。

ここでは「購入タイミング」「保有継続」の2点について解説します。

購入タイミング

高配当株は、期待した水準を満たしたタイミングで一気に購入する「タイミング投資」になります。

間違って「ドルコスト平均法」で積立しないように注意しましょう!

ドルコスト平均法が不向きな理由は、良くも悪くも購入価格が平準化されてしまうので、増配・減配時を除くと「購入価格=利回り」になる高配当株投資との相性はよくないからです。

株を買い増しするときは、取得単価を下回っている株価の時もオススメです。

保有継続

高配当株投資は「配当金」が目的ですので、短期的な株価の変動は気にする必要がありません。

また、相当な理由がない限りは売却する必要がありませんので、継続的に保有して配当金を貰い続けましょう。

高配当株購入の方法

国内個別株はSBIネオモバイル証券、海外ETFはSBI証券or楽天証券がオススメです。

●SBIネオモバイル証券

国内株を1株から購入でき、手数料も実質20円で売買が何度も可能です。(月上限50万円)

通常、国内株は100株単位での購入になるため相応の資金力が必要です。

銘柄分散の観点から100株単位だと多くの銘柄を購入するのはハードルが高くなりますが、SBIネオモバイル証券であれば1株から購入できるので少額分散投資が可能になります。

実際に私も国内株購入は全てSBIネオモバイル証券にしています。

デメリットとしては、アプリの機能性が良くないので日々の株価推移等はSBI証券や楽天証券の株アプリを利用する必要があることです。

●マネックス証券

私は口座未開設ですが、最近話題になっているのがマネックス証券です。

7/5(月)約定分~単元未満株の買付手数料が「無料」になります!

これはかなり大きい改定なので、これからスタートする方は検討の価値があると思います。

マネックス証券リンク先はこちら

●SBI証券、楽天証券

米国ETFを購入する際に、円→ドルの為替手数料を最安価にしたい方は住信SBI×SBI証券の組み合わせがベストです。

円貨決済をする場合は、SBI証券と楽天証券はどちらでも大差ないです。

2つの証券会社の詳細は以下記事にまとめていますのでご覧ください。

筆者の高配当株投資銘柄

最後に、私の現在保有している高配当銘柄の状況をご紹介します。

※あくまで私の事例であり、下記銘柄への投資推奨や利益保証をするものではありません。元本割れのリスクがありますので、自己責任でお願い致します。

●VYM(取得単価83.4ドル):SBI証券

●HDV(取得単価88.0ドル):SBI証券

●NFJ-REIT(取得単価2075円):SBI証券

●国内高配当株:SBIネオモバイル証券

国内高配当株(育成中)の内訳は以下の通りです。

いくつか後悔している銘柄もありますが、そこはご了承ください。

銘柄名取得単価業種全体比率配当利回り
(2021年9月10日時点)
JT1,963食品3.1%6.10%
花王6,930化学7.3%2.17%
バルカー2,034化学3.2%4.67%
武田薬品工業3,668医薬品7.3%4.89%
ブリヂストン3,152ゴム製品1.7%3.36%
伊藤忠商事2,374卸売1.2%2.85%
三菱商事2,156 卸売 0.7%4.04%
蔵王産業1,390 卸売 2.2%3.21%
インテージHD888情報・通信0.5%2.30%
NTT2,357 情報・通信 8.6%3.75%
KDDI2,915 情報・通信 7.3%3.71%
兼松エレクトロニクス4,050 情報・通信 2.1%3.68%
SRAHD2,663 情報・通信 4.2%4.32%
三菱UFJFG430銀行1.4%4.54%
三井住友FG2,985銀行6.3%5.26%
三菱HCC495その他金融0.5%4.33%
オリックス1,261その他金融3.3%3.80%
ジャックス2,573その他金融4.0%4.54%
センチュリー211,129不動産1.2%4.28%
ENEOS375石油1.2%5.16%
東京海上HD4,800保険2.5%4.00%
第一生命1,491保険0.8%3.55%
キャノン1,890電子機器3.0%3.50%
兼松エンジニアリング1,463機械3.1%2.30%
CDS1,199サービス0.6%3.05%
JACリクルートメント1,275 サービス 0.7%3.91%
アビスト1,199 サービス 1.5%3.05%
アサンテ1,559 サービス 4.1%3.54%
JR九州2,132陸運業4.5%3.73%
日本航空1,904空運業4.6%0%
東鉄工業2,299建設2.4%3.46%
日本特殊陶業1,685硝子・土石製品2.6%4.37%
Jパワー1,616電力・ガス2.5%4.56%

まとめ

今回は高配当株投資の考え方についてご紹介しました。

定期的な収入が欲しいという方には適した投資手法だと思いますので、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

個人的には、インデックス投資+高配当株投資の組み合わせはバランスの取れた手法だと感じています。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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