株式投資

サイドFIRE: 高配当株の始め方と利点・欠点を解説!

つみたてNISAでインデックス投資をコツコツ積立していくと、資産を大きくできる可能性がぐっと高まります。

500万・1000万・5000万・1億と資産が増加していく様子を見ながら

インデックス投資家
インデックス投資家
資産が増えてきたな~(ニヤニヤ)

このように楽しんでいる方もおられると思います。

長期のインデックス投資は、初心者~上級者まで共通の優良な投資手法だと思いますが、欠点としては「日々の生活が豊かになった実感を持てない」ということが挙げられます。

例えば証券口座の額面は1億円に増えたとして、そのまま運用している限りは日常生活の給与やお小遣いには何の変化もありませんので、「資産が増えた実感がないな・・」という状況になります。

もし、日々の生活が豊かになる実感を持ちたいのであれば、「配当金」「家賃収入」などの定期的な収入(インカムゲイン)が発生する投資も視野に入れるとよいかもしれません。

そこで、今回はこんな方向けに高配当株式投資について考えてみたいと思います。

読者の方
読者の方
インデックス投資だけだと退屈なんですよね。

読者の方
読者の方
定期的な収入を得られる投資を知りたい

配当金とは?

会社が得た利益の一部を株主に還元するお金のことです。

株主は保有する持ち株数に応じて利益の還元を受ける権利があります。

設定されている権利確定日時点で株式名簿に登録されている株主に対して支払われますので、権利付最終売買日までに株を購入しましょう。(権利確定日を含む3営業日前)

配当金は、会社の経営判断で支払いが決定しますので、私たち株主が期待した通りの配当金が受け取れるとは限りません。

例えば、利益があっても支払われない場合があり、逆に利益が無くても支払われることもあります。

配当金を目的とした株式投資とは?

株式を保有することで、配当金を定期的に得ることを目的にした投資手法です。

代表的な株式投資手法には、大きく2つのパターンがあります。

①値上がり益で利益を稼ぐ(安値で株を購入し、高値で売却する)

②配当金で利益を得る(配当金のある株を購入し、配当金を得る)

配当金を目的とした株式投資は、②を目的とした手法です。

ちなみに①はインデックス投資が該当します。

読者の方
読者の方
配当金と値上がり益を一緒に狙えばいいんじゃない?

このように考えた方は、大正解です!

ただし、成長している企業(値上がり益が期待できる企業)は配当金「なし」or「少ない」ケースが多いので要注意です。

高配当株とは?

配当金が高い株のことを「高配当株」と呼びます。

「高配当」に明確な定義があるわけではありませんが、3%以上は欲しいと考える方が多いのではないでしょうか。(本音を言うと個人的には4%前後を狙いたいです。)

配当金の「高い」or「安い」の目安として「配当利回り」という数値が有名です。

※詳細は後述します。

どんな人に高配当株投資が向いているのか?

高配当株投資は、こんなことを考える方に向いていると思います。

読者の方
読者の方
給与収入以外で定期的な収入が欲しい。

読者の方
読者の方
給与収入以外で、生活費を補える手段を持ちたい。

逆に、資産拡大を目的にしている場合は不向きです。

その場合はインデックスファンド等の手法が適していると思います。

配当金だけで年間の生活費を稼ぐには、相当な資金力が必要です。

例)年間240万円(月20万)の配当金収入=元手6000万×利回り4%で達成可能

配当を期待できる株式投資の種類

配当金を目的とした投資には主に以下3つがあります。

●個別株式(国内株式、米国株式)

●米国ETF(VYM、HDV、SPYDなど)

●REIT(不動産投資信託)

ちなみに、国内高配当株と米国高配当株のポイントは以下の通りです。

日本高配当株

【メリット】

・税制面で米国株よりも手続きが楽

・決算報告等の経営情報が日本語で理解しやすい

【デメリット】

・米国株と比べると配当維持や増配への意識が低い

・有用な投資信託やETFがないので個別株を選ぶ必要がある

米国高配当株

【メリット】

・株主還元への意識が高い(例J&Jは58年連続増配)

・様々な優良高配当ETFが販売されている

【デメリット】

・確定申告で外国税額控除を行わないと、10%多く税金を納めることになる。

高配当株の注意点

高配当株投資は、目的が「配当金」であることを忘れてはいけません。

「銘柄選定」「購入タイミング」「保有継続」この3つが大切です。

銘柄選定

投資先の選定は非常に重要です。

配当利回り・EPS・配当性向・PERなど、前項でご紹介した健康診断項目を活用しながら判断しましょう。

さらに詳細な選定方法は「こびと株.comさんの記事」がわかりやすいので興味がある方はご覧ください。

配当利回りが良くても、実は何らかの理由で投資家から見放されている銘柄というケースがあるため、利回りだけで判断しないように注意てください。

ちなみに米国株には優秀なETF(上場投資信託)があり、代表的な銘柄としては「VYM・HDV・SPYD」があります。

3つとも米国での高配当個別株を複数組み合わせた上場投資信託ですが、若干業種の比率が異なるために利回りや株価チャートの動きも差異がある点が面白いです。

定期的に見ておくと参考になると思いますよ。

●VYM

2006年に設立された、米国株式市場の大型株の中でも高い配当利回りの銘柄で構成される、FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスに連動したパフォーマンスを目指すETFです。

高配当ETFの中でも、400銘柄を超える分散性や安定性に優れる反面、VYM自体の利回りは他のETFより劣る傾向です。

しかしトレンドとしては右肩上がりなので、キャピタルとインカムの両方を狙える可能性を魅力に感じて保有している方もいるETFです。

●主なセクター:金融、ヘルスケア、消費財、テクノロジー、資本財、公益の順に比率が高いのが特徴です。

VYMの概要資料リンク先はこちら

●HDV

2011年に設立された、あらゆる時価総額水準の株式銘柄を含むモーニングスター配当フォーカス指数に連動した投資成果を目指すETFです。

財務健全性が高く、持続的に平均以上の配当が可能な米国75銘柄で構成されています。

位置づけとしてVYMとSPYDの中間のような位置づけで考える方もいるETFです。

COVID-19でも大幅な減配をしなかったことから、HDVの評価を上げた投資家もいるのではないでしょうか。(若干の減配はありました。)

●主なセクター:ヘルスケア、エネルギー、通信、生活必需品、公共事業、情報技術の順に比率が高いのが特徴です。

HDVの概要資料リンク先はこちら

●SPYD

2015年に設立された、S&P500®高配当指数の値動きに、経費控除前ベースで概ね連動する投資成果を追求するETFです。

特徴は、S&P500®指数の採用銘柄のうち配当利回りの高い約80銘柄に均等分散している点が挙げられます。

米国高配当ETFの中でも利回りの高さが魅力的ですが、2015年に設立されたため過去データが少なく、原油価格との高い連動性など、コロナショックによってVYMやHDVと比較すると少々不安定さもあります。

●主なセクター:不動産、一般消費財、エネルギー、公益事業、生活必需品、金融の順に比率が高いのが特徴です。

SPYDの概要資料リンク先はこちら

米国高配当ETFはインカムに加えてキャピタルも狙えるとも言われることがあります。

しかし、過去のデータではVTIなどのインデックスファンドと比べてトータルリターンは劣後しますので、資産最大化を狙う場合はインデックス投資を選択しましょう。

購入タイミング

高配当株は、期待した水準を満たしたタイミングで一気に購入する「タイミング投資」になります。

間違って「ドルコスト平均法」で積立しないように注意しましょう!

ドルコスト平均法が不向きな理由は、良くも悪くも購入価格が平準化されてしまうので、増配・減配時を除くと「購入価格=利回り」になる高配当株投資との相性はよくないからです。

株を買い増しするときは、取得単価を下回っている株価の時がオススメです。

私は海外高配当ETF(VYM・HDV・SPYD)の購入タイミングを「恐怖指数(VIX)」も見ながら判断しています。

※具体的な方法は当記事の最後にリンクをつけていますのでご覧ください。

保有継続

高配当株投資は「配当金」が目的ですので、短期的な株価の変動は気にする必要がありません。

また、相当な理由がない限りは売却する必要がありませんので、継続的に保有して配当金を貰い続けましょう。

高配当株を判断する指標(チェック項目)

株式の状態をチェックするために、様々な指標を用いて判断します。

人間で例えると、血圧・BMI・コレステロール・血糖などを健康診断で評価するのと同じイメージです。

ここでは代表的な指標をご紹介します。

「配当性向」

純利益(税引後利益)の中から、配当金をどのくらい支払っているか?が示されています。

利益をどの程度株主に還元しているかを判断する指標で、30%~50%が目安です。(高ければ良いというものではありません。)

70%を超えてくると、配当余地が限られるので投資しにくいです。

【配当性向の計算式】

配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100

「1株当たり純利益(EPS)」

1株あたり純利益はEPS(Earnings Per Share)とも呼ばれます。

企業が効率よく儲けているか?成長しているか?を判断する指標で、数値が大きい方が良い傾向にあります。

右肩上がりであれば優秀な業績の企業です。

1株当たり純利益(EPS)の計算式

EPS=当期純利益÷発行済み株式数

「株価収益率」

株価収益率は株が割安かどうかを知る指標で、「PER」と呼ばれます。

一般的にはPERが低いほど、会社が稼ぐ利益に対して株価が割安(お得)な状態と判断することができます。

15倍が目安とされていますが、同業他社と比較すると判断の制度が上がります。

【株価収益率(PER)の計算式】

PER=株価÷1株あたり純利益

「営業利益率」

企業が本業で稼ぐ力を知る指標です。

企業に稼ぐ力がなければ事業は継続できませんので、収益力を判断する材料として活用できます。

10%以上であれば優秀、5%未満は投資対象になりにくいという目安になります。

ちなみに、製薬会社は営業利益率の高い業界で有名で、20%超えも珍しくありません。(営業利益率が1ケタの業界も珍しくありません)

【営業利益率の計算式】

営業利益率=営業利益÷売上高×100

「営業活動によるキャッシュフロー」

会社の本業でどれだけのお金を稼いでいるかを示しています。

理想は黒字が継続し、年々増加していると投資対象になりやすいと思います。

この数値は、会社の決算資料の中に「キャッシュフロー計算書」というものがありますので、そこで確認できます。

ちなみに、キャッシュフロー計算書には「営業活動」「財務活動」「投資活動」の3つが存在します。

誤解しやすいケースとして投資活動のキャッシュフローが「赤字=悪い会社」と感じる方がおられますが、一概に悪い訳ではありません。

理由は、会社が未来への先行投資を行っている可能性があるからです。

もちろん、意味不明な投資をしているとムダになりますが、未来を見据えて着実に投資している場合は「投資活動キャッシュフローが赤字=良い赤字」と判断できます。

ノーペインノーゲインですね。

「自己資本比率」

企業の経営状況の安定性を知る指標で、50%以上あれば良好とされており、60~80%であれば比較的安心して投資できるという判断ができます。

自己資本比率が高い程安定した経営が望め、自己資本比率が低すぎる企業は借入金などに依存した経営(不安定?)を行なっている可能性があります。

ちなみに、自己資本比率100%が必ずしも良いわけではないということです。安定性は高いですが、借入金を活用したレバレッジの効いた経営ができていない可能性もあるからです。

【自己資本比率の計算式】

自己資本比率=自己資本÷総資産×100

「配当利回り」

購入した株価に対して1年間に受け取る配当を示した数値です。

A株の配当金の推移に変化なく、株価が高くなれば配当利回りは下がります。(株価が低くなると配当利回りは上がります)

A株の株価推移に変化なく、配当金が増えると配当利回りは上がります。(配当金額が減ると配当利回りは下がります)

目標とする年間の配当金を試算する際は、元手×利回りで計算できます。

例)年間60万円(月5万円)の配当金=元手1500万×利回り4%で達成

【配当利回りの計算式】

配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金額÷1株購入価額×100

高配当株購入の方法

国内個別株はSBIネオモバイル証券、海外ETFはSBI証券or楽天証券がオススメです。

●SBIネオモバイル証券

国内株を1株から購入でき、手数料も実質20円で売買が何度も可能です。(月上限50万円)

通常、国内株は100株単位での購入になるため相応の資金力が必要です。

銘柄分散の観点から100株単位だと多くの銘柄を購入するのはハードルが高くなりますが、SBIネオモバイル証券であれば1株から購入できるので少額分散投資が可能になります。

実際に私も国内株購入は全てSBIネオモバイル証券にしています。

デメリットとしては、アプリの機能性が良くないので日々の株価推移等はSBI証券や楽天証券の株アプリを利用する必要があることです。

●マネックス証券

私は口座未開設ですが、最近話題になっているのがマネックス証券です。

7/5(月)約定分~単元未満株の買付手数料が「無料」になります!

これはかなり大きい改定なので、これからスタートする方は検討の価値があると思います。

マネックス証券リンク先はこちら

●SBI証券、楽天証券

米国ETFを購入する際に、円→ドルの為替手数料を最安価にしたい方は住信SBI×SBI証券の組み合わせがベストです。

円貨決済をする場合は、SBI証券と楽天証券はどちらでも大差ないです。

2つの証券会社の詳細は以下記事にまとめていますのでご覧ください。

筆者の投資状況

最後に、私の現在保有している高配当銘柄の状況をご紹介します。

※あくまで私の事例であり、下記銘柄への投資推奨や利益保証をするものではありません。元本割れのリスクがありますので、自己責任でお願い致します。

●VYM:SBI証券

●HDV:SBI証券

●NFJ-REIT:SBI証券

●国内高配当株:SBIネオモバイル証券

国内高配当株(育成中)の内訳は以下の通りです。

※1株配当金は年間で試算しています。

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まとめ

今回は高配当株投資についてご紹介しました。

定期的な収入が欲しいという方には適した投資手法だと思いますので、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

個人的には、インデックス投資+高配当株投資の組み合わせはバランスの取れた手法だと感じています。

高配当株投資はタイミングを図ることが大切になりますので、まずは口座開設を行い、現金を保有してチャンスを待ってみましょう。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

関連記事は下記をご覧ください。

米国高配当ETFの買いシグナルを「恐怖指数」を参考に考える方法を解説しています。

資本主義社会を生き抜くための投資戦略を解説しています。

投資をする際に、まず最初に目的と目標を決めることが大切です。

家計見直しや資産運用をこれから考えていきたい方は、こちらの書籍がオススメですよ。


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