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西日本の美味しい日本酒おすすめ銘柄49選!各都道府県ランキング

日本酒は世界的にも人気が出てきており、日本人にもファンが多いので、銘柄と県名を知っているだけでも会話のネタとして非常に重宝します。

実は日本全国に1,371もの日本酒の酒蔵があり、そこからたくさんの種類のお酒が造られています。(国税庁:清酒製造業の概況平成30年度より)

そこで今回は、西日本の各都道府県毎にTOP2~3銘柄ずつご紹介していきます! (筆者の独断と偏見ですので許してください。)

この記事はこんな方向けです。

読者の方
読者の方
日本酒の知識を増やしたいな
読者の方
読者の方
日本酒はあまり飲まないけど、雑学として知っておきたいな
Contents

※かなり長い記事なので、目次から気になる都道府県にショートカットする方法もできます

滋賀県を代表する日本酒銘柄

松の司(まつのつかさ)

【酒米】兵庫県産「山田錦」、滋賀県竜王産「山田錦」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】鈴鹿山系愛知川の伏流水

1860年創業の酒蔵で、全国でも有名な銘柄です。

原料へのこだわりが強く、無農薬・無化学肥料栽培米を育てて酒造りに使用しているAZOLLA(アゾラ)シリーズも人気です。

全国新酒鑑評会金賞を何度も受賞するなど、実績抜群の銘柄です。

私も好きな銘柄の1つです。

松瀬酒造の公式ホームページはこちら

笑四季(えみしき)

【酒米】滋賀県産「日本晴」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1892年創業の酒蔵で、もともと小さな酒蔵でしたがモンスーンやセンセーションが人気となったことで一気に全国区になってきている注目の酒蔵です。

「独創的にして美味なる酒と感動を、より多くの人に伝えたい」という信条を持ち、独創的なコンセプトで酒造りを営むのも人気の秘訣だと思います。

日本酒=辛口のイメージがあるかもしれませんが、甘味のある優しい味特徴です。

モンスーンは貴醸酒と呼ばれており、ざっくり言うと仕込みに使う水を一部過程で酒にすることによって発酵過程を変化させて上品な甘さが出る方法です。

是非1度は飲んでみていただきたいオススメの日本酒です。日本酒の面白さを体験できると思います。

●笑四季Sensation 純米白ラベル:SAKE COMPETITION 2019純米酒部門で銀賞

●笑四季Sensation 純米白ラベル 火入れ:SAKE COMPETITION 2018純米酒部門で金賞


笑四季酒造の公式ホームページはこちら

七本槍(しちほんやり)

【酒米】滋賀県産「渡船」「玉栄」「吟吹雪」「山田錦」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】奥伊吹山系の伏流水

1534年頃に創業の由緒ある酒蔵で、江戸時代に造られた建物を現在も使用されています。

地元の米と水にこだわり「滋賀県の日本酒造り」に情熱を注いでいる酒蔵です。

特に 「渡船」「玉栄」といった滋賀特有のお米を使い、米の旨みを活かした酒造りにこだわっておられます。

代表銘柄の「七本槍」とは、戦国時代の賤ヶ岳 七本槍に由来し、勝利の酒・縁起の良いお酒という意味も込められていますよ。

ちなみに、七本槍のほとんどは「常温保管可能」というのもありがたいです。酒質の設定や酒米「玉栄」をメインに使っているため熟成に強い特徴があります。

●七本槍 純米77%精米渡船:Kura Master 2018にて審査員賞を受賞

冨田酒造の公式ホームページはこちら

その他銘柄

まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「不老泉(ふろうせん)」「琵琶の長寿(びわのちょうじゅ)」「喜楽長(きらくちょう)」「大治郎(だいじろう)」「三連星(さんれんせい)」など

京都府を代表する日本酒銘柄

英勲(えいくん)

【酒米】京都府産「祝」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1895年創業の酒蔵で、国内外で受賞歴多数の有名銘柄です。

個人的には、京都らしさを味わいたい方には古都千年がオススメです。

古都千年で使用する「祝」米とは、「京都のみで生産されており、京都の酒蔵でしか使用できず、食用にも一切出回らない」というある意味京都らしい風習のお米です。

●「英勲純米大吟醸 中採り原酒 井筒屋伊兵衛 祝米三割五分磨き」&「英勲純米大吟醸 一吟」:インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2019純米大吟醸酒部門で金賞

●古都千年 純米吟醸酒:ワイングラスでおいしい日本酒アワードのプレミアム純米部門で2年連続(2018、2019)最高金賞

●全国新酒鑑評会14年連続金賞受賞


齋藤酒造の公式ホームページはこちら

澤屋まつもと(さわやまつもと)

【酒米】兵庫県産「山田錦」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1791年創業で京都の老舗と言われると昔ながらの伝統やしきたりから変えないイメージを持ちがちですが、澤屋まつもとは新しさも取り入れている酒蔵です。

そのスタイルが形となっているのが「守破離」シリーズです。

●守破離 山田錦:Sake Competition 2018純米酒部門で金賞


松本酒造株式会社の公式ホームページはこちら

その他銘柄

まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「神聖(しんせい)」「神蔵(かぐら)」「京姫(きょうひめ)」「蒼空(そうくう)」「玉川(たまがわ)」「玉乃光(たまのひかり)」「桃の滴(もものしずく)」「京の春(きょうのはる)」「松竹梅(しょうちくばい)」「月桂冠(げっけいかん)」「八鶴(はちつる)」「喜久泉(きくいずみ)」など

大阪府を代表する日本酒銘柄

秋鹿(あきしか)

【酒米】山田錦

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1886年創業の酒蔵で、純米酒のみを造っています。

米づくり~酒造りまでを一貫して行い、無農薬栽培米にも力を入れるなど、酒造りのこだわりがすばらしい酒蔵です。


※公式サイトなし

呉春(ごしゅん)

【酒米】赤磐雄町、八反錦など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1701年創業の老舗酒蔵です。

酒蔵の位置する池田市は江戸時代に30軒以上の酒蔵がありましたが、現在は呉春と吉田酒造の2つだけになりました。

特吟は「幻の酒米」と言われて栽培が難しい酒米「雄町」の中でもブランドの赤磐雄町を使用しています。

歴史を守りながらこだわりのお酒を造り続ける老舗の味を楽しめます。


※公式サイトなし

その他銘柄

まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「緑一(みどりいち)」「片野桜(かたのさくら)」「天野酒(あまのさけ)」「浪速正宗(なにわまさむね)」「國乃長(くにのちょう)」など

奈良県を代表する日本酒銘柄

風の森(かぜのもり)

【酒米】奈良県産「秋津穂」など

【酵母】単一7号系酵母

【水】ホームページに記載なし

1719年創業の超老舗酒蔵で、日本清酒発祥の地「奈良」を代表する銘柄です。

風の森は1998年に誕生してから全国的にも有名な銘柄になりましたが、ALPHA風の森シリーズTYPE1~4では従来を超えるために独創的な製法を取り入れて酒造りにチャレンジするなど、新世代を切り開くお酒です。

私も好きで、たまに自宅用で購入しています。


油長酒造の公式ホームページはこちら

三諸杉(みむろすぎ)

【酒米】「山田錦」、奈良県産「露葉風」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】蔵内井戸から湧き出る御神体「三輪山」の伏流水

1660年創業の超老舗酒蔵です。

日本清酒発祥の地「奈良」の中でも酒造りの聖地とされる三輪で造られるありがた~いお酒です。

●三諸杉 大吟醸 袋しぼり:SAKE COMPETITION2016 吟醸部門 金賞

●三諸杉 大吟醸 袋しぼり:全国新酒鑑評会6年連続入賞


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梅の宿(うめのやど)

【酒米】兵庫県産「山田錦」、岡山県産「備前雄町」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1893年創業の酒蔵で、海外にも積極的に展開しています。

SDGsへの取り組みなど、清酒業の中でも先進的な活動をしているのが特徴的な酒蔵を代表する受賞歴多数の有名な銘柄です。

●葛城:モンドセレクション2020最高金賞

●梅乃宿 大吟醸ゴールドラベル:ワイングラスでおいしい日本酒アワード2017大吟醸部門で金賞


梅乃宿酒造の公式ホームページはこちら

その他銘柄

まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「春鹿(はるしか)」「花巴(はなともえ)」「篠峯(しのみね)」「八咫烏(やたがらす)」など

和歌山県を代表する日本酒銘柄

黒牛(くろうし)

【酒米】山田錦、五百万石、雄町、吟のさと、など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】万葉黒牛の水として和歌山県名水50選に指定されている中言神社境内の井戸水と同水脈

1866年創業の酒蔵で、和歌山の地酒といえば?と聞かれたら最初に「黒牛」と答える方が多いのではないでしょうか。

名前のルールは万葉集からきているようです。

私は何度も酒蔵へ直接買いに出かけており、環山黒牛や黒牛仕立て梅酒が好きです。(酒蔵のみ限定で購入できる梅酒がオススメです。)

●黒牛 純米大吟醸:全米日本酒歓評会の大吟醸A部門で金賞

ちなみに、同じ酒蔵から出ている一掴(ひとつかみ)という銘柄も有名です。

●一掴 大吟醸 斗瓶取り:2017年~19年の全国新酒鑑評会で3年連続の金賞


名手酒造の公式ホームページはこちら

紀土KID(きっど)

【酒米】山田錦など

【酵母】9号酵母、7号酵母など

【水】ホームページに記載なし

1928年創業の酒蔵で、「紀州の風土」という意味から「紀土」が命名されています。

黒牛と肩を並べて有名な銘柄で、こちらも是非1度は飲んでみる価値のあるお酒です。

受賞歴も国内外で多数あります。

●紀土 無量山 純米吟醸:インターナショナル・ワイン・チャレンジ2020(IWC)でチャンピオン サケに選出

●紀土 純米大吟醸:インターナショナル・ワイン・チャレンジ2020(IWC)で純米大吟醸部門トロフィーを受賞

●紀土 KID 大吟醸:SAKE COMPETITION2016・2017年の吟醸部門で金賞


平和酒造の関連ページはこちら

車坂(くるまざか)

【酒米】ホームページに記載なし

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1915年創業の酒蔵で造られているお酒です。

もともとは「日本城」という銘柄を造られていましたが、純米系ブランドの「車坂」・限定酒ブランドの「鉄砲隊」・輸出向けの「亀の歩み」が現在のラインナップになっています。

中でも車坂は和歌山県外でも人気の高い銘柄です。

●車坂 山廃純米酒:ロンドン酒チャレンジ特別純米・純米酒部門で金賞


吉村秀雄商店の公式ホームページはこちら

その他銘柄

まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「紀伊国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)」「雑賀(さいが)」「羅生門(らしょうもん)」「龍神丸(りゅうじんまる)」など

兵庫県を代表する日本酒銘柄

福寿(ふくじゅ)

【酒米】兵庫県産「山田錦」「兵庫夢錦」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】六甲山系の水

1751年創業の超老舗酒蔵で、阪神大震災による全壊を乗り越えて全国でも有名な銘柄です。

「福寿」という名前は、七福神の一柱「福禄寿」に由来して名付けられており、この酒を飲んだ人に財運がもたらされるようにとの想いが込められています。

国内外の受賞歴がケタ違いに多く、申し分のないお酒です。

特に、福寿 純米吟醸はノーベル賞公式行事で複数回提供された銘柄としても有名です。

私も何度か飲んだあり、とても美味しかったです。


神戸酒心館の公式ホームページはこちら

剣菱(けんびし)

【酒米】兵庫県産「山田錦」「愛山」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1505年創業の超超超老舗の酒蔵です。

「剣菱の味にこだわればこその昔ながらの手づくり」という方針で、酒造りを営んでおり、お酒の味を守る姿勢からも500年弱の歴史を感じます。

精米歩合も毎年異なる条件に合わせて最高のお酒を造れるように変えているという方針も特徴的です。


剣菱酒造の公式ホームページはこちら

その他銘柄

まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「奥播磨(おくはりま)」「富久錦(ふくにしき)」「小鼓(こつづみ)」「龍力(たつりき)」「播州一献(ばんしゅういっこん)」「白鶴(はくつる)」「菊正宗(きくまさむね)」「奥播磨(おくはりま)」など

岡山県を代表する日本酒銘柄

酒一筋(さけひとすじ)

【酒米】岡山県軽部産「雄町」、「キビヨシ」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1868年創業の老舗酒蔵で、現代の名工である但馬杜氏の方が造る銘酒です。

特筆すべきは、一時生産量が激減し“幻の酒米”と呼ばれた「雄町」を利守酒造の4代目が復活に尽力したことだと思います。

現在「雄町」は、「山田錦」「五百万石」「美山錦」と並ぶ4大酒造好適米として全国の酒蔵で愛されています。

酒一筋で使用する酒米は、「雄町(おまち)」の中でもブランドとされる岡山県赤磐市の軽部産雄町を使用しています。

国内外で受賞歴も多く、最近も国際的な賞を受賞されています。

●酒一筋 純米吟醸 金麗:インターナショナル・ワイン・チャレンジ2020(IWC) の純米吟醸酒部門で金賞を受賞


利守酒造の公式ホームページはこちら

三光正宗(さんこうまさむね)

【酒米】岡山県産「山田錦」「雄町」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】清流神代川の水

1913年創業の酒蔵です。

現代の名工にも選ばれた備中杜氏が平成19年に引退し、平成20年から但馬杜氏で有名な方を迎え、現在も酒造りを営まれています。

酒米は酒造好適米の1種で栽培が難しいとされる岡山県産「雄町(おまち)」を使用しています。

三光正宗の公式ホームページはこちら

その他銘柄

まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「嘉美心(かみこころ)」「御前酒(ごぜんしゅ)」「多賀治(たかじ)」「竹林(ちくりん)」「櫻室町(さくらむろまち)」など

鳥取県を代表する日本酒銘柄

鷹勇(たかいさみ)

【酒米】「山田錦」「玉栄」「五百万石」「強力」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】「倉坂」という所の大山の伏流水

1872年創業の老舗酒蔵です。

「現代の名工」に選出され「黄綬褒章」も受章し、出雲杜氏として名を馳せてた方の技術が受け継がれている代表作です。(現相談役)

現在は弟子の杜氏の方が酒造りを引き継いでいますが、依然として高い評価を得ているお酒です。

受賞歴を多数有しているだけでなく、美味しんぼにも掲載された経緯もあるお酒です。


大谷酒造の公式ホームページはこちら

千代むすび(ちよむすび)

【酒米】「山田錦」「玉栄」「五百万石」「強力」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】「倉坂」という所の大山の伏流水

1865年創業の老舗酒蔵です。

「千代むすび」という名前には「永久に変わることのない人と人の固い結び、絆」が意味に込められているお酒です。

千代むすびで友人と乾杯っていいな~と思いませんか。

●純米吟醸 無濾過強力50生:ロンドン酒チャレンジ2020純米吟醸の部で金賞

●SORAH:ロンドン酒チャレンジ2020その他の部でプラチナ賞


千代むすび酒造の公式ホームページはこちら

その他銘柄

まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「弁天娘(べんてんむすめ)」「日置桜(ひおきざくら)」「諏訪泉(すわいずみ)」「瑞泉(ずいせん)」「冨玲(ふれい)」など

島根県を代表する日本酒銘柄

簸上正宗(ひかみまさむね)

【酒米】島根県産「改良雄町」「五百万石」「神の舞」など

【酵母】協会7号、協会9号

【水】斐伊川の伏流水

1712年創業の老舗酒蔵です。

知名度はないかもしれませんが、個人的な理由で好きなお酒なので最初に記載しました。笑

奥出雲で地元に愛されている銘酒だと思います。

●簸上正宗 上撰:2020全国燗酒コンテストで最高金賞を受賞

●簸上正宗:島根県新酒品評会の吟醸酒部門で1位を受賞


簸上清酒の公式ホームページはこちら

王禄(おうろく)

【酒米】兵庫県産「山田錦」、島根県産「山田錦」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1872年創業の老舗酒蔵で、酒蔵での販売等を行わずに酒造りに専念するほどこだわりの酒造りが特徴です。

濾過をせず、火入れも極力しない、全量瓶貯蔵で造られています。

仕入れ先も限定しているので、見つけたときは即買い必須ですよ!

あえて味の統一化をしていないので、造られた時期で同じ種類でも少し違いを感じることができるのも楽しいです。

公式ホームページなし

その他銘柄

他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「李白(りはく)」「月山(がっさん)」「出雲富士(いずもふじ)」「ヤマサン正宗(やまさんまさむね)」「開春(かいしゅん)」など

広島県を代表する日本酒銘柄

千福(せんふく)

【酒米】広島産「八反錦」「千本錦」「山田錦」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】灰ケ峰の伏流水

1856年創業の老舗酒蔵で、Twitterのフォロワーさんからのオススメ日本酒です!

名前の由来には「女性は内助の功を称えられるばかりで、酬いられることが少ないのは気の毒である。せめて酒銘だけでも女性の名前を用いたい」という思いから、初代三宅清兵衛の母(フク)と妻(千登)の一文字づつを用いて「千福」と命名されたエピソードがあります。

古くは海軍にも納品され、現在はフランスをはじめ海外でも愛されており、受賞歴も豊富です。

●千福 山田錦 純米大吟醸35:インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2020 純米大吟醸酒の部 金賞

●千福 山田錦 純米大吟醸35:KuraMaster純米大吟醸酒部門プラチナ賞

●千福 純米大吟醸 蔵:KuraMaster純米大吟醸酒部門プラチナ賞


三宅本店の公式ホームページはこちら

宝剣(ほうけん)

【酒米】「酒未来」「八反錦」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1872年創業の老舗酒蔵で、この蔵元杜氏は20代の若さで全国の杜氏が集う「全国利き酒選手権チャンピオン」になり、一躍有名人となりました。

広島オリジナルの酒米「八反錦(はったんにしき)」や「広島夢酵母」を使用した地元の魅力が詰まったお酒です。

●宝剣 純米 広島夢酵母:SAKE COMPETITION2019の純米酒部門で金賞

※公式ホームページなし

幻(まぼろし)

【酒米】「山田錦」「八反錦」「新千本」「備前雄町」など

【酵母】リンゴ酵母

【水】ホームページに記載なし

1871年創業の老舗酒蔵です。

リンゴの果皮から採取された「リンゴ酵母」を使用した珍しい日本酒です。

国内外での受賞歴だけでなく、「幻黒箱」がANA国際線ファーストクラスに採用やプーチン首相の晩餐会に採用されたことでも有名です。


中尾醸造の公式ホームページはこちら

その他銘柄

他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「酔心(すいしん)」「富久長(ふくちょう)」「雨後の月(うごのつき)」「賀茂金秀(かもきんしゅう)」「龍勢(りゅうせい)」「竹鶴(たけつる)」など

山口県を代表する日本酒銘柄

獺祭(だっさい)

【酒米】「山田錦」

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1948年創業の酒蔵で、今や日本を代表する銘柄です。

特徴的なのは、この酒蔵では獺祭しか造っておらず、すべて純米大吟醸という点です。さらに、杜氏性を廃止してITを活用したデータ管理による徹底した品質管理を行っていることでも有名です。

2014年に米国オバマ大統領へ安倍晋三首相が獺祭を贈呈したことも人気に火をつけました。

国内にとどまらず、海外の有名飲食店でも提供されている世界的に人気の銘酒です。

●獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分&獺祭 純米大吟醸 遠心分離 磨き二割三分:インターナショナル・ワイン・チャレンジ2019(IWC)純米大吟醸の部で金賞


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東洋美人(とうようびじん)

【酒米】「山田錦」「愛山」「西都の雫」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1921年創業で、2013年の大水害で廃業の危機に直面しましたが苦難を乗り越えてきた酒蔵です。

「東洋美人」という名前の由来は、初代蔵元が亡くなられ妻のことを想って名付けたという経緯がある、切ないけれど温かいストーリーのあるお酒です。

現社長は学生時代「十四代」で有名な高木酒造の杜氏から学び、澄川酒造場の杜氏に就任してから東洋美人が全国的な人気銘柄になっていった経緯があります。

ちなみに純米吟醸酒の東洋美人は、「大辛口」という記載になっています。

JAL国際線ビジネスクラスの機内酒や、FIFAワールドカップの公式日本酒に採用されるなど、実力も広く認められている銘酒です。

私も大好きな銘柄で、とてもオススメです。


※公式サイトなし

雁木(がんぎ)

【酒米】「山田錦」「西都の雫」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】今津川の伏流水

1877年創業の老舗酒蔵ですが、「雁木」は2000年に誕生した新たな銘柄で、今や全国でも知られるお酒になりました。

雁木のラインナップは純米酒しかなく、シンプルに酒造りに向き合うことを大切にしている酒蔵です。

●雁木 純米大吟醸 鶺鴒(せきれい):インターナショナル・ワイン・チャレンジ2020(IWC)SAKE純米大吟醸部門で、リージョナルトロフィーを受賞


八百新酒造の公式ホームページはこちら

その他銘柄

他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「高(たか)」「金冠黒松(きんかんくろまつ)」「五橋(ごきょう)」「長陽福娘(ちょうようふくむすめ)」など

香川県を代表する日本酒銘柄

悦凱陣(よろこびがいじん)

【酒米】「山田錦」「八反錦」「五百万石」「オオセト」「赤磐雄町」など

【酵母】熊本9号

【水】ホームページに記載なし

1885年創業の酒蔵で、名前の由来は日清・日露戦争の戦勝を悦び付けられたとされています。また、高杉晋作が幕府から逃れるために、この酒蔵に身を隠していたという逸話もあります。

金毘羅神宮の近くに位置し、美味しんぼでも紹介された銘酒です。

同じお米で同じ造りでも、年によって変化する味わいやタンクによって若干味わいが違うところも醍醐味と考える方針で、個性も魅力的です。


※公式サイトなし

讃岐くらうでぃ(さぬきくらうでぃ)

【酒米】ホームページに記載なし

【酵母】ホームページに記載なし

【水】財田川の地下伏流水

1891年創業の老舗酒蔵です。

酒蔵の代表銘柄は「川鶴」ですが、日本酒を飲んでいない方や女性にもピッタリの変わり種としてご紹介します。

この銘柄はアルコール度数6%で通常の日本酒の半分以下の度数になるため飲みやすく、さらに白麹による白濁で甘酸っぱい味も親しみやすいのが特徴です。

ちなみに、同じ酒蔵の川鶴 純米吟醸 雄町も受賞歴のある正統派の有名銘柄です。


川鶴酒造株式会社の公式ホームページはこちら

その他銘柄

他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「金陵(きんりょう)」「ふふふ。」「国粋(こくすい)」「綾菊(あやきく)」など

徳島県を代表する日本酒銘柄

三芳菊(みよしきく)

【酒米】徳島産「山田錦」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1903年創業の「ワイルドサイドを歩く。だから、どの日本酒にも似ていない。」をポリシーとした酒蔵です。

歴史や伝統といった型にはまらずに日本酒を楽しめるのが三芳菊の良さで、この姿勢はラベルからも感じ取れます。

しかし、決してただのイロモロではなく、実力も備わったお酒です。

●3601006 三芳菊:ロンドン酒チャレンジ2018純米吟醸部門で金賞


三芳菊酒造株式会社の公式Instagramはこちら

鳴門鯛(なるとたい)

【酒米】山田錦など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1804年創業の老舗酒蔵で、縁起の良いラベルが特徴的な銘柄です。

国内外の受賞歴が非常に多く、実績抜群のお酒です。

「水ト米」シリーズは、ワインを好む方にピッタリだと思います。

●鳴門鯛 純米吟醸:Kura Master2020 純米酒部門で金賞、ワイングラスでおいしい日本酒アワード2020で金賞

●鳴門鯛 特別純米酒:全国燗酒コンテスト2020 プレミアム燗酒部門で金賞


本家松浦酒造の公式ホームページはこちら

その他銘柄

他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「御殿桜(ごてんざくら)」「旭若松(あさひわかまつ)」「芳水(ほうすい)」「きらい」「瓢太閤(ひさごたいこう)」など

愛媛県を代表する日本酒銘柄

石鎚(いしづち)

【酒米】「山田錦」「松山三井」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】石鎚山系の水

1920年創業の酒蔵です。

「食中に活きる酒造り」をスローガンに、3杯目から美味しくなる酒造りを目指しておられます。

もともと知名度はありましたが、近年の受賞ラッシュがすごいので、個人的に注目している銘柄です。

●純米大吟醸 槽搾り:KURA MASTERコンクール2020純米大吟醸酒部門で金賞

●石鎚 純米大吟醸&純米大吟醸 VANQUISH:インターナショナルワインチャレンジ2020(IWC)純米大吟醸酒の部で銀賞

●石鎚 純米吟醸 別誂え&純米吟醸 雄町50:インターナショナルワインチャレンジ2020(IWC)純米大吟醸酒の部で銀賞


石鎚酒蔵の公式ホームページはこちら

伊予賀儀屋(いよかぎや)

【酒米】兵庫県産「山田錦」愛媛県産「山田錦」「松山三井」「しずく媛」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】石鎚山系の井戸の奥で自噴する「ウチヌキ」と呼ばれる水

1877年創業の酒蔵です。

「酒は夢と心で造るもの」という熱い想いで1本1本のお酒を造っている酒蔵です。

●伊予賀儀屋無濾過味口本醸造青ラベル:ワイングラスでおいしい日本酒アワード2020で金賞


成龍酒蔵の公式ホームページはこちら

その他銘柄

他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「梅錦(うめにしき)」「初雪盃(はつゆきはい)」「梅美人(うめびじん)」「雪雀(ゆきすずめ)」「寿喜心(すきごころ)」など

高知県を代表する日本酒銘柄

土佐鶴(とさつる)

【酒米】兵庫県産「山田錦」、高知県産「吟の夢」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】清流安田川の伏流水

1773年創業の超老舗酒蔵です。

全国新酒鑑評会の常連で、知名度も抜群の銘柄です。

●平成30年度全国新酒鑑評会で27回連続、通算45回目の金賞を受賞


土佐鶴酒造の公式ホームページはこちら

南(みなみ)

【酒米】「松山三井」「山田錦」「五百万石」「雄町」「吟の夢」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】清流安田川の伏流水

1869年創業の老舗酒蔵で「南」は1998年に誕生した銘柄です。

「芳醇旨口」というカテゴリーで造られており、日本酒が好きな方は興味を持たれるのではないでしょうか。


※公式サイトなし

その他銘柄

他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「酔鯨(すいげん)」「亀泉(かめいずみ)」「美丈夫(びじょうぶ)」「久礼(くれ)」「司牡丹(つかさぼたん)」「土佐しらぎく(とさしらぎく)」など

福岡県を代表する日本酒銘柄

喜多屋(きたや)

【酒米】福岡県産「山田錦」「吟のさと」

【酵母】ホームページに記載なし

【水】清流矢部川の伏流水

文政年間に創業の老舗酒蔵です。

「酒を通じて多くの喜びを伝えたい」という思いからついた屋号を踏襲した代表銘柄です。

国内外の受賞歴も多く、大吟醸極譲は是非1度飲んでみる価値があると思います。

●喜多屋 極譲 大吟醸:インターナショナル・ワイン・チャレンジ2013(IWC)日本酒部門で最優秀賞(チャンピオン・サケ)


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繁桝(しげます)

【酒米】福岡県産「山田錦」「雄町」「吟の里」「夢一献」

【酵母】ホームページに記載なし

【水】矢部川の伏流水

1717年創業の超老舗酒蔵です。

当ブログの読者さんの絶賛のオススメ銘柄です!!

実質の九州No.1を決める福岡国税局の酒類鑑評会での受賞歴もあり、実績抜群です。


高橋商店の公式ホームページはこちら

庭のうぐいす(にわのうぐいす)

【酒米】「山田錦」「夢一献」

【酵母】ホームページに記載なし

【水】筑後川の伏流水

1688年創業の超超老舗酒蔵です。

伝統ある酒蔵ですが、1997年に米国向け輸出を開始するなど、海外にも積極的に展開しています。

近年は上位入賞の常連で、ファンも多い銘柄です。


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三井の寿(みついのことぶき)

【酒米】「山田錦」、岡山県産「雄町」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1922年創業の酒蔵です。

スラムダンク世代の方は「おやっ?」と思いましたか?

実は、スラムダンクの作者が日本酒「三井の寿」のファンで、そこから登場人物の名前にも取り入れたのが三井寿(みついひさし)だったというエピソードがあります。

私はちょうど世代だったので、初めて知った時はすぐに欲しくなりました。笑

受賞歴も多く、実績もある銘柄です。

●インターナショナル・ワイン・チャレンジ2016(IWC)SAKE部門でリージョナルトロフィーを受賞


※公式サイトなし

その他銘柄

他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「田中六五(たなかろくじゅうご)」「若波(わかなみ)」「駿(しゅん)」「綾花(あやか)」など

佐賀県を代表する日本酒銘柄

鍋島(なべしま)

【酒米】兵庫県産「山田錦」「愛山」、岡山県産「赤磐雄町」、北海道産「きたしずく」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

大正時代末期に創業の酒蔵で、鍋島は1998年に誕生した日本を代表する銘柄です。

国内だけでなく世界でも人気があり、1度は飲むべき日本酒だと思います。

国内有数の「酒米」を使用したラインナップが充実しており、米の違いを楽しめるのも鍋島の良い点だと思います。とても美味しいですよ!

大吟醸が全国新酒鑑評会で8年連続金賞を獲得、インターナショナルワインチャレンジでは毎年金賞or銀賞を受賞するなど、実績も申し分ありません。


富久千代酒造の公式ホームページはこちら

東一(あずまいち)

【酒米】佐賀県産「山田錦」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1922年創業の酒蔵です。

東一の由来は「東洋一の酒になることを願って」付けられおり、決して名前負けしていない美味しいお酒です。

米から育てるこだわりを持って酒造りを営んでおり、根強いファンも多い銘柄です。個人的にオススメの銘柄です。


五町田酒造の公式ホームページはこちら

その他銘柄

まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「七田(しちだ)」「前(さき)」「天吹(あまぶき)」「東鶴(あずまつる)」「天山(てんざん)」など

長崎県を代表する日本酒銘柄

福田(ふくだ)

【酒米】山田錦など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1688年創業の日本最西端に位置する超老舗酒蔵です。

長崎は焼酎のイメージが強いですが、実は福田は国内外の受賞も非常に多く、評価の高い日本酒です。

私は昔、出張で長崎へ行った時に、美味しい魚を食べながら福田を飲んだ時は最高でした。

●福田 純米吟醸 山田錦:2020年KuraMaster 純米酒部門 金賞受賞

●福田 純米吟醸 山田錦:インターナショナル・ワイン・チャレンジ2020(IWC)銅賞 


福田酒造の公式ホームページはこちら

杵の川(きのかわ)

【酒米】「五百万石」など

【酵母】協会酵母1801、熊本9号酵母、協会9号酵母など

【水】多良山系の地下水

1839年創業の老舗酒蔵で、地元に愛されている食中酒です。

有名ではないように感じるかもしれませんが、国内外の受賞歴もある銘柄です。

●インターナショナル・ワイン・チャレンジ2019(IWC)のSAKE部門で金賞


杵の川の公式ホームページはこちら

その他銘柄

まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「本陣(ほんじん)」「まが玉(まがたま)」など

熊本県を代表する日本酒銘柄

花の香(はなのか)

【酒米】山田錦、熊本在来種「穂増」など

【酵母】熊本9号酵母

【水】日本遺産にも認定された菊池川流域の水

1902年創業の酒蔵で、日本酒造りが苦境になった際に「獺祭」で有名な旭酒造へ弟子入りして勉強し、生産を見直したことで人気が出ている銘柄です。

●純米大吟醸 花の香 和水&純米大吟醸 花の香 梅花:ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2019で最高金賞


花の香酒造の公式ホームページはこちら

美少年(びしょうねん)

【酒米】ホームページに記載なし

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1752年創業の老舗酒蔵です。

美少年は1920年に発売しており、ちょうど100周年を迎えた歴史ある銘酒です。

●純米吟醸 菊池:Kura Master 2019 金賞受賞

●純米酒 清夜:Kura Master 2019 プラチナ賞受賞


美少年の公式ホームページはこちら

その他銘柄

まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「れいざん)」「亀萬(かめまん)」「瑞鷹(ずいよう)」など

大分県を代表する日本酒銘柄

ちえびじん

【酒米】「山田錦」「愛山」「ひとめぼれ」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】六郷満山の御霊水

1874年創業の老舗酒蔵です。

名前の由来は、創業者の奥様「智恵」さんの名前にあやかって誕生してから140年弱造り続けてきたお酒です。

ちなみに漢字の「智恵美人」は地元向け、平仮名の「ちえびじん」は高品質な特定名称酒として全国の地酒専門店に出荷されています。

注目を集めている銘柄ですので、是非機会があれば飲んでみてください。

●ちえびじん 純米酒:KURA MASTER 2018 最高賞 プレジデント賞

●ちえびじん 純米大吟醸 山田錦:平成29酒造年度全国新酒鑑評会で入賞


中野酒造の公式ホームページはこちら

その他銘柄

まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「八鹿(やつしか)」「千羽鶴(せんばづる)」「西の関(にしのせき)」「鷹来屋(たかきや)」など

宮崎県を代表する日本酒銘柄

千徳(せんとく)

【酒米】「山田錦」「はなかぐら」など

【酵母】ホームページに記載なし

【水】ホームページに記載なし

1903年創業の酒蔵です。

宮崎県産のお米を使い、地元に愛される酒造りをしています。

大吟醸は特に受賞歴も多く、宮崎で日本酒を飲むなら是非オススメです。

●大吟醸 千徳:令和元年 全国新酒鑑評会 金賞


千徳酒造株式会社の公式ホームページはこちら

その他銘柄

まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「登喜一(ときいち)」「初御代(はつみよ)」など

鹿児島県を代表する日本酒銘柄

天賦(てんぶ)

【酒米】「山田錦」

【酵母】自社培養酵母

【水】西酒造のミネラルウォーター「HOUMEI」としても愛されている水

1845年創業の焼酎造りを営んでおり、日本酒造りは2020年から発売開始したという珍しい酒蔵です。

酒蔵の社長は、「十四代」で有名な高木酒造の社長と学生時代の先輩後輩と言う縁もあり、日本酒造りの助言も受けながら、新しい杜氏を迎えて2020年に発売したのが天賦です。

これからどんどん面白い酒造りが展開されるのではないかと密かに注目している酒蔵です。

西酒造の公式ホームページはこちら

その他銘柄

まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。

「薩州正宗(さっしゅうまさむね)」など

沖縄県を代表する日本酒銘柄

黎明(れいめい)

19年創業で沖縄唯一の清酒を造る蔵元です。

一般的に日本酒は、気温が寒い冬に造るのが伝統とされているため、沖縄は不利と思われています。

そこで、季節を問わず年間を通して一定の環境を作ために、酒造りが出来る醸造施設を使用した「四季醸造」を行っています。


泰石酒造株式会社の公式ホームページはこちら

【ネット通販対応】筆者おすすめ酒屋さん

日本酒は酒蔵と酒屋さんの関係性で仕入れが成り立っていることが多いので、お住いのエリアで入手困難な日本酒があると思います。

そんな時に助かるのがネット配送対応をしている酒屋さんです。

筆者
筆者

私が利用しているネット注文可能な酒屋さんをご紹介します!

「日本酒博物館」は全国都道府県ごとに銘柄を取りそろえる有名ネットショップです。

「鍵や」はネット販売では珍しい、有名銘柄も入手できる店舗です。

日本酒博物館公式サイトはこちら

鍵や公式サイトはこちら

日本酒選びが楽しくなる知識:米・酵母・水

日本酒造りの奥深さを知るポイントをご紹介します。

これさえ知っていれば「この人日本酒のこと知っているな~」と周囲から思われますよ!

【日本酒はどうやってできるのか?】

ざっくり言うと、日本酒は「米」のでんぷんを麹が分解し、そこでできた糖を「酵母」によって発酵させることで作られおり、主な原料は米と「水」です。

つまり、①米(酒米)②酵母③水の3点を知っているだけでも一気に日本酒が楽しめます。

日本酒造りに欠かせないお米(酒米)とは?:酒造好適米

日本酒造りを目的としたお米は「酒造好適米」と呼ばれ、100種類以上が栽培・開発されています。

米の開発に関しては、偶然の発見や品種の掛け合わせによって新たな品種が登場する歴史があり、イメージがつきにくい方は競走馬の「血統」「配合」に近い印象だなと思ってもらえばよいと思います。(私見です。)

美味しい酒造りに不可欠の「酒造好適米」ですが、生産が難しいなどの理由もあり、生産量は食用米を含めた全生産量の1%程度という、とても貴重なお米です。

【代表的な酒造好適米】

●山田錦(やまだにしき)

酒米の王様で、酒米の中でも全国一の生産量を誇っています。「山田錦」を使わないと全国新酒鑑評会の金賞は取れないとまで言われた時代もあったほどです。

競走馬の産駒で例えるならばディープインパクトのイメージでしょうか。

全国で生産される90%以上が兵庫県で生産され、もっとも良質な「特上」等級の山田錦に関しては兵庫県でしか生産されていません。

●五百万石(ごひゃくまんごく)

新潟県が代表的な産地で、山田錦に次いでメジャーな酒米です。作付面積は全国一を誇り、主に新潟県、富山県、福井県などの北陸地方で多く作られています。

競走馬の産駒で例えるならばハーツクライのイメージでしょうか。

●雄町(おまち)

雄町は酒米としては最古参の種目として知られており、山田錦や五百万石のルーツにもなっています。

掛け合わせで生まれた米ではなく、1859年に岡山で偶然発見した稲を改良して誕生しています。

昭和前半には「雄町を使わないと賞がとれない」という声も出るほど優れた品種ですが、栽培が難しいことを理由に生産量が激減し、「山田錦」や「五百万石」に人気が移ったことで絶滅の危機を迎えました。

しかし、近年岡山県の酒造メーカーを中心に栽培を復活させ、現在では生産が再開しています。

競走馬の産駒で例えるならばサンデーサイレンスのイメージでしょうか。

●美山錦(みやまにしき)

長野県を代表的な産地とする酒米で、昭和53年に長野県農事試験場にて、たかね錦という品種にガンマ線照射したところ突然異変で誕生したというエピソードを持っています。

長野を中心に東北地方でも栽培されています。

競走馬の産駒で例えるならばオグリキャップのイメージでしょうか。

【精米歩合】

米粒の中心に白くて不透明な「心白」という部分があります。

心白はタンパク質の含有量が少ないことから、雑味のない味に仕上がるため、美味しい日本酒を造るには一般的に米粒の表面を削って「心白」だけを削り出す必要があると考えられています。

削るには手間やコストがかかるので、以下のグレードに分かれています。

●大吟醸酒:精米歩合50%以下(50%以上削っている)

●吟醸酒:精米歩合60%以下(40%以上削っている)

●本醸造酒:精米歩合70%以下(30%以上削っている)

※食用のお米:精米歩合90%前後

日本酒造りに欠かせない酵母とは?

糖分をアルコールに変える大事な役割を担う「酵母」です。

改良を重ね、地方や酒蔵独自の酵母で造られている日本酒もあります。

●きょうかい酵母

大半の酒蔵が使っているのが「きょうかい酵母」です。

日本醸造協会で頒布されており、「きょうかい7号」「きょうかい9号」がメジャーです。

●自治体酵母

地方自治体の研究機関で開発された酵母です。

地方ならではの環境に適応した酒造りができるように開発されています。

●蔵付き酵母

古くから酒造に住み着く酵母です。

蔵のある土地に住み着いていた野生酵母が繁殖したものとされています。

●花酵母

東京農大花酵母研究会などが開発・製品化した酵母です。

世界初の自然界(花)から優良酵母生み出したことで注目されています。

日本酒造りに欠かせない水とは?

酒造りに欠かせない「水」は、酒蔵地元の名水を使用していることが多く、土地の良さを感じることができます。

水の違いによって酒の味も変わると言われており、一般的には軟水ならば優しい味わいの滑らかな酒に、硬水ならば骨格のしっかりした濃い酒に仕上がると言われています。

まとめ

西日本の日本酒で気になる銘柄はありましたか?

それぞれの風味や口当たりによる好みはもちろんですが、酒を造る工程やこだわりも含めて知っていただけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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