家計を見直してお金を増やすためには「自動車保険・火災保険・生命保険・医療保険」といった固定支出の見直しが最重要です!
そこでこの記事では、Youtubeや書籍で話題の“リベ大両学長”が発信している「保険の考え方」と「選び方」の要約に加えて、筆者が実際にやってみた体験談を正直に解説します!
この記事の手順と同じことを実践するだけで、みなさんも最適な保険選びと家計改善ができますよ!
私は2020年からリベ大オンラインコミュニティ”リベシティ”の会員として4年以上在籍中です。
リベ大のノウハウを実践して保険見直しを行い、毎月月収の約30%を貯蓄と投資に回すことが可能となり、資産3,000万円を突破しました。
「30代・2児の父・普通のサラリーマン」という筆者にもできた、本当によかった保険の見直し方法の手順を解説しますので、ぜひみなさんも真似してみてください!
【自動車保険】リベ大両学長おすすめの考え方と選び方
自動車保険の見直しポイント
●「保険スクエアbang!」で一括見積もり比較を行う
●補償内容を正確に把握し、他の保険と重複する補償など不要なものは外す
リベ大では、保険の一括見積もりサイト「保険スクエアbang!(損害保険見直し本舗)」を利用して希望条件から最安な保険を選ぶ方法が最適解として推奨されています!
ほとんどの場合、現在加入中の保険と同じ補償条件設定であっても、保険料は数千円以上も安くなります!
さらに、よくわからずにつけていた不要な補償を除外すれば、劇的に保険料を削減することが可能です。
私はリベ大推奨の「保険スクエアbang!(損害保険見直し本舗)」を2020年から毎年継続利用中です。
2024年に更新した年間保険料は約25,900円でした!
「保険スクエアbang!(損害保険見直し本舗)」は500万人の利用実績があり、便利でお得な一括見積もりサイトですよ!
保険スクエアbang!のメリット&デメリット
保険スクエアBang!のメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
●500万人の利用実績があり安心できる
●無料で一括見積サービスを利用できる。
●簡単に複数社の見積もり結果を把握でき、画面がみやすい。
●迷惑な営業電話がかかってこない。
効率的に最安価の保険を比較~契約できるのはとても便利です!迷惑な電話が1本もかかってこない点も高評価です。
デメリット
●登録したメールアドレス宛に各社からのメールが何度か届く
メールは最小限しか届かないので私は気にならない頻度でした!
保険スクエアbang!を初めて利用する手順
私が利用した流れをご紹介します。
- 【保険スクエアbang!を新規で利用する手順】
- ①「保険スクエアbang! 自動車保険」へアクセスし、見積もり依頼をクリック
②入力後、こちらが指定したメールアドレス宛に「見積もり結果」が到着する
③「見積もり結果」を開くと、入力した条件に対応する各社プランが提示されます
④気になる会社の「詳細を確認」をクリックし、その会社の補償内容を確認する。(ここから各社のサイトに移行します)
⑤気に入れば、そのままネット申し込みを行う。
【補償内容の考え方】自動車保険で必須の補償内容とは
自動車保険は必ず「対人・対物無制限」で契約しましょう。
自動車保険は「対人・対物の無制限補償をするために加入するもの」といっても過言ではないからです。
任意保険とは「法律では義務付けられていないが、自分や他人の損害を補償するために加入する保険」です。
- 任意保険の種類
- ●対人・対物賠償責任保険:他人の人身・物損害を補償する
●無制限特約:対人・対物賠償責任保険の補償額を無制限にする
●車両保険:自分の車の損害を補償する
●人身傷害補償保険:自分や同乗者の人身傷害を補償する
●車両無過失事故特約:自分に過失がない事故の場合、車両保険の免責金額を免除する
●車上荷物保険:車内に置いた荷物の損害を補償する
●ロードサービス特約:パンクやバッテリー上がりなどのトラブルに対応する
これらの補償は全て入ればよいのではなく、自分の車や運転状況に応じて必要かどうかを判断する必要があります。
新車や高級車であれば車両保険や車両無過失事故特約に加入することで、修理費用や減価償却費用を補償できます。
しかし、購入後一定期間が経過した車であれば、車両保険や車両無過失事故特約を加入しても、補償額が少なくなるので必要性が低くなります。
他にも、走行距離が少ない場合や、駐車場が安全な場所にある場合は、車上荷物保険やロードサービス特約を加入しなくても問題ないかもしれません。
つまり、自分の車や運転状況に合わせて、必要な補償だけを選択することで保険料を節約できるのです。
逆に言えば、必要以上に保険内容を充実させることは、保険料の無駄遣いになる可能性があります。
全員に必要な補償は「対人・対物賠償責任保険(無制限)」です。
自動車保険で絶対必須の補償は上記のみとなりますので、他の「人身傷害補償保険」「車両保険」「車両無過失事故特約」などは貯金額や感情面で納得できる額を選択するようにしましょう。
ちなみに筆者はリベ大の考え方に基づいて判断した結果、「車両保険」「車両無過失事故特約」「車上荷物保険」はつけていません。
次の項目からそれぞれ主要な補償条件について考え方を解説していきます。
対人賠償責任のポイント
「無制限」が必須です。
対人賠償責任
交通事故で人を死傷させてしまい、損害賠償責任が発生した場合、保険金が支払われます。
補償対象は、あくまで「他人」になります。
自賠責は3,000万までしか保証されませんが、過去の判例で、億単位の請求に至ったこともあります。
何も考えずに「無制限」を選択してOKです。
対物賠償責任保険のポイント
「無制限」が必須です。
対物賠償責任保険
事故で「他人の財産」に損害を与え、賠償責任を負った場合に保険金が支払われます。
対物の賠償責任は、「直接損害」「間接損害」の2パターンがあります。
●直接損害→事故がなければ発生しなかった費用
●間接損害→得られるはずの利益が事故によって失われた損害
もし、観光バスや商業施設を事故で損壊させた場合、機会損失も含めて損害賠償請求されることもあり、最悪億単位の請求になる可能性もあります。
何も考えずに「無制限」を選択してOKです。
無保険車傷害特約のポイント
必要と考えています。
無保険車傷害特約
相手が自動車保険に加入していない等の理由で補償が受けられない場合に、自分の加入する保険から補償を受けることができる特約です。
無保険車はどうしても存在しますので、特約をつけておく方が安心だと思います。
自動オプション(変更不可条件)として設定している保険会社もありますよ。
個人賠償責任特約(自賠責保険)のポイント
必要な特約ですが、もし火災保険などで既に契約済みの場合はどちらか一方で十分です。
個人賠償責任特約
日常生活における偶発的な事故で、加入者自身や家族が他人を死傷・財物損害を与えた場合、法律上の損害賠償責任額が補償されます。
個人賠償責任特約は、基本的に本人だけでなく家族も補償の対象です。
契約対象個人が「人にケガを負わせた」「モノを壊した」等のケースで相手への補償が必要になった際に使えるため、補償範囲が広い保険です。
火災保険やクレジットカードの特約に付帯していることが多いです。
加入済の場合は二重契約にしても意味がないので、どちらか一方のみでOKです。
自転車特約のポイント
必要と考えています。
ただし、個人賠償責任特約に加入していれば、自治体が求める「自転車保険への加入義務」は満たしているので、相手への補償に関しては重複加入する意義は薄れます。
自転車保険
自転車事故に関連する自分と相手への補償です。
「死亡」「入院」「通院」の費用が補償対象となっているケースが多いです。
自転車事故のニュース等を考えると、家族が自転車に乗るなら特約をつける方がいいと思います。
特に子供のいるご家庭は必要性が高いです。
自転車保険と個人賠償責任の違い(一般論)
●自転車保険→自分と相手への補償
●個人賠償責任→相手への補償
※加入する保険会社やオプションによって若干差異がありますので加入時の約款等をご確認ください
自転車の運転者(自分・家族)への補償も必要と考える場合は、加入してもよいと思います。
逆に、自転車の運転者のケガ等は国の社会保険や会社の給付制度を利用できるので必要ないと考える方は、個人賠償責任特約のみで十分です。
弁護士費用特約のポイント
必要と考えています。
弁護士費用特約
自動車に関連する事故に遭遇した場合、相手へ損害賠償請求等の対応に必要な弁護士への相談や委任の費用を補償してくれる特約です。
保険会社によっては特約と付帯していても上限額が設定されているので、契約内容をご確認ください。
大きな事故でのトラブルが心配な方は特約をつける方がいいと思います。
私たち一般人は車両事故に関連する法律の知識が乏しいので、必要と判断してOKです。
もし知識豊富な方は不要でもよいと思います。
車両保険のポイント
基本的に不要と考えています。
車両保険
自分の車の修理費等を補償するものです。(交通事故・自然災害・いたずら被害など)
保険金額は、車の初年度登録から計算した「時価」での判断になります。(全損事故時も同様)
ただし、新車の場合は価値観次第で必要と判断してもよいでしょう。
中古や新車購入から年月がかなり経過している場合は時価が落ちているので不要と考えてよいです。
- 車両保険の必要性は低いと考えている理由(リベ大を参考)
- ①保険を使うと等級が下がり、結局は保険料という形で支出が増加する
②小さな傷は自費で修理する可能性がある。
③新車から年月経過に伴い車の価値は低下するので、万が一には貯蓄で備えた方がよい。
④保険金受取の際に自己負担金が発生する。
人身傷害補償のポイント
基本的に不要と考えています。
人身傷害補償
事故で保険加入者がケガを負った場合、損害分の保険金が支払われる補償です。(上限は、加入時に設定した金額)
自分の過失が多い事故、相手の過失が多い事故、単独事故、当て逃げ、歩行中などの様々な事故で加入者が死傷した場合が補償対象となっています。
自分や搭乗者に対する保険となります。
国の公的制度・会社の給付制度・生命保険・事故相手の保険などを考慮すると、追加加入する意義は低いと私は考えています。
価値観次第で意見が分かれる補償です。心配な方は加入を検討してもよいと思います。
搭乗者傷害保険のポイント
基本的に不要と考えています。
搭乗者傷害保険
車に乗車している人が交通事故でケガをした場合の損害を補償する保険です。
本人・家族・他人といった搭乗者が広く補償対象となっており、契約者の過失割合が高い事故や単独事故も対象になります。
国の公的制度・会社の給付制度・生命保険・事故相手の保険などを考慮すると、追加加入する意義は低いという考えがリベ大で解説されています。
価値観次第で意見が分かれる補償です。
心配な方は加入を検討してもよいと思います。
ちなみに、バイクもお得な保険の見直しサイトはあるの?
リベ大ではバイクの保険ならインズウェブという会社の一括見積もりが推奨されていますよ!
以下にリンク先を掲載しておきますね。
他に「車両保険・人身傷害・特約関連」など詳しく知りたい方はこちらで解説していますのでご覧ください。
【火災保険】リベ大両学長おすすめの考え方と選び方
持ち家の方は「保険スクエアbang!火災保険」で複数の会社から最もコスパの良い火災保険のプランを選びましょう!
不動産会社から紹介される火災保険は基本的に割高なので要注意です。
見直しをすることで、大幅に保険料を安くすることも可能ですよ!
ちなみに、火災保険は「住居構造・立地・希望補償内容」によって最適な保険会社が変わります。
- 持ち家⇒保険スクエアbang!で一括見積もりを行う。
- 賃貸⇒日新火災海上、損保ジャパン日本興亜、楽天損保を比較する
賃貸は、おすすめできる優良な一括比較サイトがありません。
私が納得・信頼できないサイトはブログで紹介しない方針のため、賃貸の方は上記3社を個別に見積もりしながら検討しましょう。
「持ち家」と「賃貸」に分けて、具体的に火災保険の見直し方法を解説します。
【持ち家】火災保険は保険スクエアbangで比較がおすすめ!
持ち家の方は、火災保険一括見積もりサイト「保険スクエアbang!」の利用がおすすめです!
理由は、「複数の保険会社の中から、手軽に最適&最安なプランを調べることが可能」だからです。
私の実家(持ち家)も「保険スクエアbang!火災保険」でお得に見直しができました!
保険スクエアbangは、すでに650万人が利用している保険一括比較サイトの業界では実績豊富な有名企業です。
- 保険スクエアbang火災保険の特徴
- ●無料で利用できる。
●迷惑な保険の勧誘が一切ない。
●希望に応じて保険アドバイザーが補償選びのサポート対応可能。
●最大26種類のプランから比較が可能。
●保険スクエアbang全体の累計利用者は650万人以上の実績あり。
迷惑な勧誘・しつこい営業電話が何回もこない点を私は高評価しています!
火災保険の見直し方法でわからないことや、困ったことは無料で保険アドバイザーに相談できるので、不安な方も安心ですよ。
保険スクエアbangのデメリット
保険スクエアbang経由で担当者から「申し込み内容の確認電話」が必ず届きます。
無理な勧誘で不要な保険を勧められることはありませんが、電話がかかってくるのは1度だけでも嫌という方には不向きです。
【持ち家】保険スクエアbangの利用手順
手元に「現在の保険契約内容」or「物件契約書」を用意しておくとスムーズに作業できます!
- 利用手順(持ち家の人)
- ①「見積もり依頼スタート」を選択する。
②建物や補償内容の情報を入力する。
③届いたメールを確認。
④電話がかかってくるので、希望内容を確認する。
⑤見積もりが結果が届く。
⑥加入を検討する。
保険スクエアbang!で見積もりを行うと「損害保険見直し本舗」から連絡が届きます。
全く怪しい業者ではないので、そのまま手続きを進めて大丈夫です。
- 電話がかかってきた時の対応例
- ●補償内容の見直し相談は不要の場合⇒「案内不要」と伝えればOK!
●補償内容の見直し相談を希望する場合⇒電話で内容を相談すればOK!
持ち家の方向け「火災保険の補償範囲・内容」と「地震保険」の詳しい解説はこちらをご覧ください。
【賃貸】リベ大おすすめ火災保険リストと選び方
賃貸では下記の火災保険から好みに合わせて選択してみてはいかがでしょうか。
- リベ大おすすめ火災保険リスト
- ●日新火災海上保険「住宅安心保険」
●損保ジャパン日本興亜「THE家財の保険ベーシックⅠ型」
住宅安心保険 | THE家財の保険 ベーシックⅠ型 | |
破損・汚損 | 対応あり | 対応あり |
特徴 | 補償が充実 | ネットで手続き可能 |
注意点 | 代理店経由で契約が必要 | 類似商品のⅡ型はNG |
ちなみに、火災保険とは別に不動産業者から「24時間修理サポート」の加入を求められて、年間1万円前後のお金を請求されることがあるので注意しましょう。
実は、賃貸契約書に加入条件が書かれていなければ断ることも可能です。
私は実際に下記やりとりでトラブルなく断れました。
24時間サポートは不要です。
火災保険に24時間サポートが付帯されているため重複契約の意味はありません。御社提示のものに追加加入は不要です。
もし業者へ断ることが苦手な方は、上記のような火災保険に24時間サポートサービスが付帯しているものを選ぶのもよいでしょう。
賃貸の方向け「火災保険の補償範囲・内容」と「地震保険」の詳しい解説はこちらをご覧ください。
【生命保険】リベ大両学長おすすめの考え方と選び方
生命保険の見直しポイント
①遺族にどれくらいの補償を残す必要があるか?を考える。
②公的制度と福利厚生などから補助される金額を試算する。
③必要額に対して公的保障だけでは不足する額を民間保険でカバーする(①ー②=③)
希望する補償額に対して、公的制度で受け取れるお金だけでは不足する金額を民間保険でカバーしましょう!
私は、公的制度と会社の福利厚生を調査した上で、不足分だけを掛け捨て生命保険でカバーしています。
①遺族へ残す補償
「将来生活していくためにどれくらいのお金が必要か?」をまずは考えましょう。
私は「生活費・住居費・教育費・保有資産」を計算した上で、妻とどれくらいの生活資金が必要かを話し合いました。
上図の補償必要性を参考に、万が一の時の生活を考えてみましょう。
②公的制度(国)と福利厚生(会社)からの補助
公的制度は「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」、 会社は 「遺族支援」などがあります。
遺族基礎年金
●対象⇒国民年金の加入者が死亡した際に、加入者に生活を維持されていた18歳到達年度の末日までの子供がいる配偶者・子に支給されます。(障害があると20歳)
●保険料納付要件⇒保険料納付済み期間+保険料免除期間が全被保険者期間の2/3以上(要件を満たさない人は直近1年間に保険料の滞納がなければOK)
●年金額⇒780,100/年+子供1人につき224,500円/年(第3子以降は1人につき+74,800円/年)
●その他⇒条件を満たす方には独自給付として「寡婦年金」「死亡一時金」が用意されています。
遺族基礎年金を詳しく知りたい方は
遺族厚生年金
●対象⇒会社員(過去に会社員等で一定条件を満たした人)、1級・2級の障害厚生年金を受給していた方が亡くなった場合、遺族に支給される。
●年金額⇒老齢厚生年金の報酬比例部分の3/4相当額。(年金定期便に記載されている本来受け取れる年金額の3/4が目安です。)
●その他⇒一定の遺族には「中高齢寡婦加算」「経過的寡婦加算」が用意されています。
遺族厚生年金を詳しく知りたい方は
会社の福利厚生(例)
●対象⇒企業に勤務している従業員の親族
●内容⇒会社によって「死亡時遺族お見舞い金」「遺族生活支援金」等の名目で一時金や毎月定額支給を受けられる制度を用意していることがあります。
●確認する方法⇒社内規則、福利厚生を確認しましょう。
※国の制度には、死亡時以外でも障害年金という仕組みもあります。
障害年金の詳細は日本年金機構サイトをご確認ください。
民間保険でカバーする補償額
最初に試算した「必要資金」から、公的制度や福利厚生で得られる補償額を差し引き、不足する必要金額分を民間保険に加入して補いましょう。
私の場合、生命保険は以下の2つを組み合わせて選択しています。
- 掛け捨て:「収入保障タイプ(月○万円○年間)」
- 掛け捨て:「死亡一時金受取タイプ(死亡時に○○万円)」
私は「掛け捨て派」です。保険・貯蓄・投資を分けることでシンプルに必要な補償を選べる点が好みに合うからです。
「投資は投資、保険は保険」で混ぜないようにする方が、結果的に余計な手数料を払わずに済むので良いです。
- 筆者の家庭が加入している生命保険
- ●会社の団体生命保険(掛け捨て)
●FWD富士生命「FWD収入保障」(掛け捨て)
●メットライフ生命「スーパー割引定期保険」(掛け捨て)
詳しい解説はこちらをご覧ください。
【医療保険】リベ大両学長おすすめの考え方と選び方
医療保険の見直しポイント
●公的制度や付加給付の制度を把握する。
●病気になった時は貯蓄で対応できるように一定金額を用意する
●貯蓄額が少なく生活が困窮するリスクがある場合は医療保険でカバーする。
医療保険は、国の公的制度(健康保険、高額療養費制度など)と、会社の付加給付制度を理解した上で、万が一の時に貯蓄では足りない分があれば医療保険でカバーしましょう。
正直にお伝えすると、私は医療保険・がん保険には加入していません。幸いにも会社の付加給付や福利厚生が充実していたので不要と判断しました。
主要な制度を確認していきましょう。
保険診療の医療費自己負担割合
現行制度での医療費自己負担は年齢や収入に応じて1割~3割の負担に区分けされています。
医療費が100万円かかった場合、3割負担(33万円)・2割負担(20万円)・1割負担(10万円)と実質の自己負担は軽減されます。
厚生労働省「医療費の自己負担」リンク
高額療養費制度
高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、ひと月(月の初めから終わりまで)で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。
※入院時の食費負担や差額ベッド代等は含みません。
引用:厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」より
ざっくり言うと、一般的な収入の世帯であれば医療費自己負担上限は月10万円程度で済みます。
上限額は、年齢や所得によって異なります。
高額療養費制度に関して詳細は以下記事をご覧ください。
傷病手当金とは
次の4つの条件をすべて満たすときは、「傷病手当金」をうけることができます。(被保険者のみが対象)
傷病手当金の4条件
①業務外の病気やケガで療養中であること。(業務上や通勤途中での病気やケガは労働災害保険の給付対象となります)
②療養のための労務不能であること。(労務不能は被保険者が今まで従事している業務ができない状態のこと)
③4日以上仕事を休んでいること。(仕事を休み始めた日から連続した3日間を除き、4日目から支給対象)
④給与の支払いがないこと。(給与が一部だけ支給されている場合は、傷病手当金から給与支給分を減額して支給される)
同一の傷病について、支給を開始した日から最長1年6ヵ月間、おおよそ過去平均1年間の月収の2/3の金額を受け取ることができます。
引用:全国健康保険協会 サイトはこちら
付加給付制度
所属する会社・組織で独自に給付制度を設定し、医療費負担額をさらに軽減する制度です。
高額な医療を受ける際には、公的な制度に加えて会社や組織内での制度を把握することで、治療の選択肢が広がる可能性もあります。
私が勤務する製薬業界の例をご紹介します。
【武田薬品健康保険組合独自の付加給付・一部負担還元金】
●標準報酬月額83万円以上:最終的な自己負担(月)60,000円
●標準報酬月額53万円〜79万円:最終的な自己負担(月)30,000円
●標準報酬月額50万円以下:最終的な自己負担(月)20,000円
このように、付加給付制度は恩恵が非常に大きいので必ず把握しておきましょう。
公的制度や医療保険に関してさらに詳細を知りたい方は以下記事をどうぞ
リベ大流自分にとって必要な保険を選ぶための考え方
保険の必要性を判断する上で「どのようなリスクに保険で対応するべきか?」を考えることはとても重要です。
基本的に保険は「頻度が少ないが発生した時の損害が大きいリスクに対して備える」という考え方をオススメします。
「めったに起きないが、一度起こると自分だけでは背負いきれない経済的なリスクを保険でカバーする」というイメージです。
- 頻度少・損害大の例
- ●自動車で相手を死傷させてしまった時の慰謝料
●自分が死亡した時に残された家族へのお金
まとめ
今回は、自動車保険・火災保険・生命保険・医療保険について、リベ大を参考に筆者が見直しを行った際の考え方をご紹介しました。
「保険は、万が一起こってしまった時に再起不能になる損害を回避するために加入するもの」という原則を念頭に置いて、備えを考えていきましょう。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
当記事でご紹介した付帯契約条件や特約は、あくまで筆者の私見です。
みなさまの生活状況や心理的な側面次第で必要性は異なるため、最終判断はご自身でご検討をお願いします。
他にリベ大関連記事はこちらをご覧ください。
ドコモホーム5Gをお得に利用する方法です。
電気代の効率的に節約する方法を解説しています。
ふるさと納税に関して詳しく知りたい方は、以下記事をご覧ください。
リベ大のオンラインコミュニティ「リベシティ」にご興味のある方はこちらをどうぞ!
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