貯蓄UPの知識

【FP1級が解説】資産形成の方法!初心者におすすめのマネーリテラシーを高める知識①

資産形成をこれから始めてみよう!と思った時に、こんな疑問が浮かびませんか?

読者の方
読者の方
資産形成って何から取り組めばいいの?
読者の方
読者の方
お金の知識に自信がないから、プロのアドバイスが欲しい。
メディ太(管理人)
メディ太(管理人)

そこでこの記事では、FP1級でお金のプロとしてご活躍されている渡邉さんに「資産形成の手順」についてわかりやすく解説していただきます!

最後には読者の方から質問回答も用意していますのでぜひご覧ください!

AWARD渡邉亮
渡邉(FP1級)
渡邉(FP1級)

株式会社AWARDの渡邉です。

この度は、メディ太さんのブログで記事を書かせていただく機会をいただき感謝です。

わたし自身、元々製薬会社のMRを大学卒業後5年半ほどしておりまして、メディ太さんとの付き合いは10年以上になります。

この記事の結論

●資産形成は「目的・目標の明確化」⇒「現在値の確認」⇒「手段の選択」の手順で取り組むと良い成果に繋がりやすくなる。

●自分の人生を自分でコントロールできているという感覚が大切

●資産形成の「目的」「目標」は具体的に設定する

●現在地の確認は、家計収支や家庭環境を正確に把握する

●手段の選択には「収入増加」「支出削減」「運用」の3つがあり、運用にも目を向けてみる。

渡邉さん自身が「お金」について考えたきっかけ

渡邉(FP1級)
渡邉(FP1級)

元MRのわたしですが、現在は資産運用を専門に扱うファイナンシャルプランナーとして日々仕事をしています。

なぜこの仕事をはじめることになったかというと、ある経営者の方との出会いがきっかけでした。

その経営者さんは現在東証に上場している企業の代表取締役をなさっているのですが、当時は土日や平日の夜などに『学校では教えてくれないお金の話』といったテーマで、お金についてのセミナーをしてくださっていたんです。

そのセミナーに参加して言われたのが、《会社員だったら絶対にお金について学んで資産運用をした方が良い》ということだったんです。

会社員という仕事は、自分の努力に比例して収入を上げる、というのは難しいですよね。

最近でこそ副業をする方なども増えてきていますが、まだまだ副業は特別な方だけがするものだ、という風潮がある頃でした。

そんな中で会社員の方でも収入を増やす手段として許されるのが、【資産運用】であることを、その方は教えてくれたのですね。

この出会いをきっかけとして、積立投資、不動産投資、トレードなど、様々な運用に取り組むようになりました。

 それから11年。現在ではお金のプロとして、皆さんの資産運用や資産形成のお役に立つようなアドバイスをさせていただく立場として活動をしています。

渡邉(FP1級)
渡邉(FP1級)

今回は、会社員時代から培ってきた自分の経験も交えながら、お金にまつわる話をできるだけわかりやすく書かせていただきたいと思います。

さて、まず最初のテーマは、《資産形成の手順》です。

【資産形成とは?】資産形成をする理由を考えてみよう

マネーリテラシーを高める知識

資産形成は資産運用と混同されやすいですが、資産形成のことを「資産を作っていく」ことと定義します。

資産形成を行うのにあたって、皆さんがまず考えるのはなんでしょう?

  • 収入を増やすこと(副業、転職、起業)
  • 良い投資対象を探す(株、FX、仮想通貨)
  • 節約(家賃、通信費、保険料)

などを思い浮かべる方が多いでしょう。

どれも資産形成をするためには、大切なことです。

しかし、こういった手段を選択する前に押さえておきたいポイントがあります。

まずは、目的・目標の設定」です。

なぜ資産形成をするのか?

皆さんはなんのために「資産形成をしたい」と思いますか?

メディ太さんのブログは、お金のことを取り上げていることが多いので、ご覧になっている方は資産形成に関心が高いのではと思います。

渡邉(FP1級)
渡邉(FP1級)

なんのために資産形成をするのか?と考えてみると、私の中では、『自由になるため』というのが、一つのキーワードとして浮かび上がってきます。

わたしの場合、資産形成・資産運用に興味を強く持ったのは、お金があれば自由になれる、と強く感じたためです。

人は幸せになるために生きています。

誰も不幸になりたくはありませんし、「今よりももっと良い人生・幸せな人生を得たい!」と望んでいる方は多いでしょう。

自分の人生を自分でコントロールできている感覚を持つ

お金というのは、人を完全には幸せにはしてくれません。

実は、「資産の額や収入に応じた幸福度は、一定までいくと変化が緩やかになる」という研究が世界中にいくつか存在しています。

研究結果の一例

年収800万円程度までは幸福度が上がっていくが、それ以降は幸福度の上がり方は緩やかになる。

※ちなみに資産額は1億円程度までは幸福度が上がっていくそうです。

渡邉(FP1級)
渡邉(FP1級)

しかし、ある一定程度までは、貯蓄額や資産額が人を幸せにしてくれる傾向はありますし、世界中が資本主義で成り立っている現代では、お金を追い求めるのは悪くない選択ですよね。

そして、お金自体が人を幸せにするのは一定程度までだとしても、それ以上にわたしたちを幸せにしてくれることがあります。

それは、自分の人生を自分でコントロールできているという感覚」です。

これはサイコロジー・オブ・マネーという本に載っていた内容なのですが、非常に納得感があります。

誰しもが自分の人生を思い通りに生きたい、と考えています。

そして、それが達成できているという感覚が人を幸せにしてくれるのです。

では、思い通りの人生を送る上で重要な要素は、いったいなんなのでしょうか?

それは、「お金」と「時間」です。

そして時間というのは人生において有限ですが、お金があればかなりの範囲でコントロールができるようになります。

最近流行りのFIREFinancial Independence, Retire Early)の根底にも、この考え方が流れていますよね。

渡邉(FP1級)
渡邉(FP1級)

だからこそ、わたしは誰しもが資産形成には真剣に取り組むと良いのではないか、と考えています。

資産形成の手順①「目的と目標の明確化」

マネーリテラシーを高める知識

さて、こうした点を踏まえると誰しもが資産形成をした方が良さそうなことは見えてきますが、まずやるべきことはなんなのでしょうか?

それは、資産形成の目的と目標の明確化です。

資産形成をする目的として、良く耳にするのは以下の点です。

  • 子どもの学費を準備したい
  • 残業のない会社に転職したい
  • 早期退職をするための資産を作りたい

こうした目的に合わせて具体的な期限や数字を定めた目標を設定します。

「自由になるための資産形成には目標はいらない」という意見もあります。

渡邉(FP1級)
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しかし、長く資産形成に取り組んでいくことを考えると、なにかしら目標の数字は立てておいた方がモチベーションを維持しやすいですし、行動を逆算することができるといったメリットもあります。

例えば、下記例は期限と具体的な数字が入っていて良い目標です。

例)具体的な資産形成の目的と目標
●30歳までに1000万円貯めて子供の教育資金を準備する

●40歳までに月々20万円以上の資産収入を作り残業のない会社に転職する

●50歳までに資産を1億円作り早期退職する

ちなみに、良い目標設定をするためのSMARTの法則というものがあります。

SMARTの法則

Specific:「具体的」

Measurable:「計測可能」

Achievable:「達成可能」

Relevant:「関連性のある(目的に合っている)」

Time-bound「期限が明確」

上記にあげた目標は、Achievableかは分かりませんが、他に関してはSMARTの法則を満たしているように見えますよね。

バックグラウンドが異なる以上、お金に関する目標は人と同じにする必要はありません。

自分に合った目標を作ることを意識してみましょう。

資産形成の手順②「現在地の確認」

マネーリテラシーを高める知識

さて、目的や目標が明確になったら、次は手段を選ぶ、と言いたいところですが、その前の準備がもう一つあります。

それは、「現在地の確認です。

マラソンでゴールを目指す場合でも、自分が今何㎞時点を走っているかによって、走り方は変わってきますよね。

渡邉(FP1級)
渡邉(FP1級)

自分が今いる地点を確認するのは、目標を達成するために必要不可欠です。

具体的には、以下の項目を確認しておくと良いでしょう。

現在地の確認として把握すべき項目
●収入

●支出

●資産の状況

●自分や家族の年齢

●現時点で見込まれる将来の出費

目標を達成するためには、常に現時点がスタート地点となります。

今立っている場所を正確に把握すればするほど、その後に取るべき手段を選びやすくなります。

『家計の収支確認表』や『家計のバランスシート』や『ライフイベント表』を作成してみるのもお勧めです。

こちらは日本FP協会が無料でダウンロードできるツールとして提供してくれています。

収支確認表は、いわゆる家計簿と同じものなので、もしかしたら日々近いものをつけている方はいらっしゃるかもしれません。

一方でバランスシートとライフイベント表は、作ったことがある方は多くないかと思います。

  • バランスシート⇒自分の家の現時点での資産と負債(借金)の状況が一目で見えるようになる。
  • ライフイベント表⇒特にお子さんやご両親との関係性も考えながらお金の計画を立てたい方にとっては非常に役立つツール。

ライフイベント表は、「何年後にいくらくらいのお金が必要になってくるか?」も見えてくることでしょう。

渡邉(FP1級)
渡邉(FP1級)

なお、弊社ではこうした収支確認表、バランスシート、ライフイベント表といったものを一つにまとめて資産管理ができる「アセットシート®」といったツールを開発して使っています。

お金に関する環境を見える化できると、手段の選択や行動の成果の振り返りも実行しやすくなるので、ぜひ取り組んでみてください。

資産形成の手順③「手段の選択」

マネーリテラシーを高める知識

ここまで準備ができたら、いよいよ手段を選択していくことになります。

実は手元のお金を増やしていく手段は、次の3つしかありません。

手元のお金を増やす3つの手段
①収入を増やす

②支出を減らす

③手元のお金を運用する

手段①収入を増やす

昇給・転職・副業・起業などが挙げられます。

しかし、こちらは外部の環境にも左右されやすく、自分の力だけでコントロールするのが簡単ではありません。

月々3万円、年36万円の継続する収入を作ろうと思うと、それなりの工夫や努力が必要です。

手段②支出を減らす

支出を減らす手段は、固定費の削減・贅沢品の所有を減らす・節約などが挙げられます。

こちらは収入を増やすのに比べると、難易度が低く、しかも確実に効果が出ます。

特に住居費、通信費、保険料などの固定費の削減に関しては一度見直せば長く効果が続きます。

実際にご相談にのらせていただいた方の中でも月々5万円以上の支出の削減に成功なさった方はたくさんいらっしゃいます。

月々5万円は年間で60万円、30年続くと1800万円の差になりますので最初に検討したい資産形成の手段です。

手段③手元のお金を運用する

投資信託・株式・不動産などが挙げられます。

資産形成、という言葉からはまずこうした運用手段を思い浮かべる方も多いかもしれませんね。

実際のところ、私もお金のことに関して最初に魅力を感じたのはこうした運用でしたし、今もとても興味を持っている分野です。

渡邉(FP1級)
渡邉(FP1級)

72の法則というものを知っていますか?

複利で資産運用をしたときに、年利で72を割ると、2倍になる年数がわかる、という法則です。

72の法則

例)手元に100万円のお金があるケース

●年利1%で運用:72÷1=72年(お金が2倍の200万円になるまでに72年かかる)

●年利2%で運用:72÷2=36年(36年で手元の100万円を200万円にすることができる)

過去30年間、世界全体の株式市場に投資を行っていた場合、年利は約8%でした。

この利回りで今後も運用ができるとするならば、72÷8=9年とわずか9年で資産は倍になることになります。運用の力は夢がありますよね。

しかも、9年で倍になるということは、18年で資産は4倍に、27年で資産は8倍になることになります。

今手元にある100万円は、年利8%で運用ができる環境であれば、27年後には800万円になる、ということです。

渡邉(FP1級)
渡邉(FP1級)

運用にはリスクがつきものですし、今後も過去と同じような運用成績がでるかはわかりません。

しかし、過去の歴史を振り返ってみると、リスクを負って資産運用に取り組んだ方は結果として豊かになっています。

日本人はアメリカやイギリスの方と比べると、資産全体のうち株式等で運用している割合が非常に小さいです。

日本という国が過去30年間ほとんど成長してこれなかったことが、日本人の行動に大きな影響を与えているように感じられますが、世界経済はずっと成長してきています。

ぜひ運用にも目を向けてみましょう。

まとめ

資産形成の方法

今回は資産形成の手順についてご案内させていただきました。

この記事の要約

●資産形成は「目的・目標の明確化」⇒「現在値の確認」⇒「手段の選択」の手順で取り組むと良い成果に繋がりやすくなる。

●自分の人生を自分でコントロールできているという感覚が大切

●資産形成の「目的」「目標」は具体的に設定する

●現在地の確認は、家計収支や家庭環境を正確に把握する

●手段の選択には「収入増加」「支出削減」「運用」の3つがあり、運用にも目を向けてみる。

渡邉(FP1級)
渡邉(FP1級)

ただし、これだけでは長い人生における資産形成の手順としては不十分な点があります。

それは、成果や行動の振り返りと軌道修正です。

資産形成の手順は一度実行しただけでは目的・目標の達成は困難です。

途中で振り返り、手段を選択し直すことを継続していくことが欠かせません。

もちろん途中で自分の環境や気持ちが変われば、目的や目標に修正を加えるのも良いでしょう。

資産形成は、あくまでも自分や家族の人生を豊かに、幸せなものにするための手段の一つです。

お金以外の要素とのバランスも取りながら、ご自身に合った形で継続して取り組んでいただくことをお勧めいたします。

ぜひこれから資産形成をしてみたい、という方は今回の内容を参考にしてみてください。

いきなりなにかの金融商品を買ったり、無理な節約に取り組むよりも自分にあった良い選択ができるはずです。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

メディ太(管理人)
メディ太(管理人)

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読者さんからの質問に回答

メディ太(管理人)
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当記事の内容に関する質問をメディ太のTwitterで受付中です。(リプライorDM)

読者の方からいただいた質問に対する渡邉さんの回答を掲載します。

読者の方
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お金を浪費して貯金ができない場合、どんなことから始めたらいいですか?
渡邉(FP1級)
渡邉(FP1級)

お金を浪費して貯金ができない場合には、『先に貯金する額を決めてしまう』というのが良いでしょう。

先に貯金する額を決めてしまって、残ったお金の中で生活することができれば、必ずお金は貯まります。

読者の方
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家計簿をつける習慣がこれまでなかったのですが、これから現状を把握するためにおすすめの方法はありますか?
渡邉(FP1級)
渡邉(FP1級)

マネーフォワードなどの家計簿アプリを利用して、家計簿の作成を自動化してしまうと便利です。

銀行やカードを連携させると、家計簿に入力しないといけない部分は現金を使ったときだけです。

また、銀行口座・クレジットカードをたくさん持っている方は、整理することも検討しましょう。
ポイントが有利になるように使いこなすには多くの口座やカードがあるのが良い場合もありますが、多くの方はお金の管理が上手くできなくなる傾向があります。

銀行口座は貯蓄用と普段の生活用、クレジットカードはメインカードとサブカード、くらいまで絞り込めると、お金の管理はとてもしやすくなります。

すでにたくさん口座やカードを持っている、という方は、利用する口座やカードをまとめるだけでも、お金の流れや自分の資産が良く見えるようになります。

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