書籍要約 PR

【仕事ができるとはどういうことか 要約】センスを磨く方法まとめ解説~楠木建さん・山口周さん~

皆さんは「仕事ができる人」と聞いて、どんな方を思い浮かべますか?

読者の方
読者の方
○○会社の社長!
読者の方
読者の方
社内の○○先輩!
読者の方
読者の方
同僚の○○さん!
読者の方
読者の方
当然、自分だよ!

このように、ご意見は多種多様だと思います。

「仕事ができる人」が、他の人と比較して何が違うのか?と考えた際に、私は明確な見解を出せずにモヤモヤしていました。

しかし、この書籍と出会ったことで、頭の中を整理することができました。

著書 「仕事ができる」とはどういうことか?』(楠木 建・山口 周)

そこで今回は、書籍の内容をベースに、一部私が感じたことも含めてまとめました。

この記事のポイントは以下の3点です。

周囲の人間から「○○さんじゃないとダメだ」と思われる人材が、仕事のできる人

スキルに加えてセンスを磨くことに注力する

センスは後天的に伸ばすことができる。他者から学ぶ。

今回の内容はこんな方にオススメです。

読者の方
読者の方
仕事ができるようになるには、どんなことに取り組めばいいの?
読者の方
読者の方
できる人と、できない人は何が違うの?

「仕事ができる」とは?

周囲の人間が「○○さんじゃないとダメだ」と思う人のことを仕事ができると解説されています。

これは、社内・社外問わずに共通です。

顧客が困った時に

顧客
顧客
○○さんじゃないとダメだと思ったので、教えて欲しいんだけど

こんな相談がくれば、MRの立場であれば顧客との関係性に自信を持てるようになるのではないでしょうか。

もっとシンプルにすると「成果を出せる」=「仕事ができる」とも表現されます。

ここで誤解しやすい点として、「スキルがある」≠「仕事ができる」と思ってしまうことです。

あくまで、成果が出せているのか?が大事であって、スキルが高い・低いの話を超越しているということになります。

「スキル」と「センス」の違い

スキルは数値化・言語化できるもの。

センスは数値化・言語化しにくいものです。

例えば、英語が堪能・料理も得意・ファイナンシャルプランナーの資格を持っている人が、異性から必ずモテるとは限らない。というイメージです。

※スキル(英語・料理・FP)、センス(異性からモテる)

役に立つのは「スキル」、意味があるのは「センス」です。

違いを理解した上で両方の能力を高めていくことが大切です。

●スキル:英語ができる、○○の資格を持っている・・等

●センス:仕事ができる、異性にモテる・・等

一般的に、スキルUPは「TOEICで800点目指します」などの具体的な指標にしやすいので、私も含めて多くの方が注力しやすいと思います。

反面で、センスに関しては具体的な指標にしにくいので、自己投資・自己啓発でセンスにフォーカスする機会がスキルに比べて少ないことが問題視されています。

スキルとセンスのバランスが悪いとどうなる?

「スキル>センス」の自己投資を続けると、バランスの悪い状態に陥り、「作業は得意だが仕事はできない人」になってしまうことが指摘されています。

スキルはあるがセンスのない人の例

●プレゼンスキルは高いが、そもそも話自体がつまらない人

●論理的思考能力は高いが、そもそも結論を出す必要性が低いことばかり考えている

●戦略や分析のスキルは高いが、実用性の乏しいデータ分析結果を量産している。

もっとシンプルに例えると

社員
社員
○○さんは頭がいいけど仕事はイマイチなんだよな~

こんな事例が挙げられます。

自己投資もバランスが大事ですね。

「スキル」を磨くには何をすべきか?

自分に必要な「伸ばす能力」「補う能力」として思い浮かぶものを磨けばOKです。

書籍では「センス」を軸に解説されていますが、誤解してはいけない点として「スキルは仕事の役に立つ」と明言されており、スキルUPを否定している訳ではありません。

ただし、スキルはデフレ化を起こすことは念頭に置く必要があります。

スキルのデフレ化とは、例えば20年前に英語が話せる人材と、今英語が話せる人材の希少性を考えると、今の方が希少性は低下しています。

このように、一定レベルのスキルは模倣性が高いため、それだけで食べて行ける時期は次第に短くなる(デフレ化)という考え方です。

スキルUPに傾注しすぎた悪い例

●日本製テレビに付属のリモコンボタン

※「役には立つけど、役に立たない」機能が増殖した結果、膨大な数の結果的に無駄な機能満載になっている。

取捨選択をしましょう。

「センス」を磨くには何をすべきか?

周りで「この人、仕事ができる」「センスがあるな」と思う人を見つけて、発言や行動を細かく視るようにしましょう。

接点を自分から作り、質問しながら思考に触れることも大事です。

読者の方
読者の方
センスって生まれ持った才能だから、今からどうしようもないのでは?

こう思われたかもしれませんが、センスは後天的に伸ばすことが可能であることも述べられています。

例えば、手本となる「仕事ができる人(センスが良い人)」を選定し、一挙手一投足を学び続けることで、

センスを磨いている人
センスを磨いている人
こういう時に○○さんだったらどのように考えて行動するかな?

このようにイメージすることが、可能になっていきます。

ここから徐々に自分の経験も合わさって、センスの良さを後天的に獲得することができます。

また、書籍では「論理(スキル)は常に直感(センス)を必要とする」と述べられています。

結論に達するまでのセンスの差

①膨大な作業量と時間を投下して導くのか?

②「だいたいこの辺かな?」とアタリをつけて作業と時間を集中投下し、効率的に結論を導くのか?

この点は、「イシューからはじめよ」(著:安宅 和人)でも、一心不乱に大量の仕事をすることでバリューを上げることはムダであり、「犬の道」であると辛辣に述べられています。

価値のある人物像

こんな存在になると、労働市場で価値ある人材となることができます。

周囲の人
周囲の人
○○さんに任せておけば大丈夫だろう!
周囲の人
周囲の人
困った時は○○さんに相談すれば大丈夫!

そのための準備として、「スキル」と「センス」をバランスよく強化していきましょう。

まとめと感想

今回は、書籍から学んだスキルとセンスの違いや能力UPのコツをご紹介しました。

主なポイントは3点です。

周囲の人間から「○○さんじゃないとダメだ」と思われる人材が、仕事のできる人

スキルに加えてセンスを磨くことに注力する

センスは後天的に伸ばすことができる。他者から学ぶ。

私は、頭が良い訳ではなく特別な能力もないので、まずは「スキルUP」を意識しがちでしたが、スキル(感性)を養う部分を見直さないといけないな~と改めて感じました。

また、ビジネスでは「自分の存在感を示しやすい場所」を見つけて勝負するように、軸をずらすこともセンスの1つだと思ったので、スキルの真っ向勝負を避けた弱者の戦い方を再考していきたいと考えています。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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今回の記事でご紹介した書籍はこちらです。



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