自動車保険は車を所有する人にとって必要不可欠なものです。
しかし、保険料はできるだけ安くしたいというのが本音ではないでしょうか?
そこでこの記事では、自動車保険に必要な補償内容と保険料を節約するための補償の選び方をわかりやすくご紹介します。
必要な補償をつけながら、保険料を節約できるノウハウを解説します!
ちなみに私の2024年更新時の保険料は25,900円でした♪
さらに、不要な補償を除外すれば劇的に保険料は大幅に削減可能ですよ。
この記事のポイント
●自動車保険は「自分で選択できる要素」に着目して節約を検討する
●複数社の保険料を比較し、割引キャンペーンを利用する。
●車種や年式などに応じて保険プランを見直す。
●運転者の条件に応じて調整する。
●保険料を安くするために必要な補償内容を削りすぎない
【自動車保険料の仕組み】どのように決まるのか?
自動車保険の保険料は、主に以下5つの要素によって決まります。
- ①保険会社⇒保険プラン
- ②車種や年式⇒修理費用、盗難リスク
- ③走行距離⇒修理費用
- ④運転者や被害者の年齢や性別、事故歴⇒事故発生率、補償額
- ⑤等級や免責金額⇒自己負担額、割引率
自動車保険の保険料は、上記5つをはじめとする様々な要素の組み合わせによって算出されます。
そのため、同じ保険会社が提供するプランであっても、個々の条件次第で保険料は変動します。
自動車保険の節約ポイントは「自分にとって本当に必要な補償のみを選ぶこと」です。
自分にとって本当に必要な補償のみを選ぶためには、以下の3点を意識することが重要です。
- ①複数社の保険料を比較する。
- ②車種や年式などに応じてプランを見直す。
- ③運転者の条件に応じて調整する。
それぞれ詳しく解説します。
【自動車保険の選び方①】複数社の保険料を比較する
自動車保険を契約する上で、「相見積もりをとって、保険料を比較する」という方法は保険料節約に最も重要です。
なぜなら、同じ条件で試算したプランでも、会社によって保険料は大きく変わることがあるからです。
毎年の更新時ごとに、保険料を比較することは必須です!
実際、私も毎年比較検討して安価なプランに乗り換えています。
保険料を比較することによって、以下のメリットがあります。
- 保険料比較のメリット
- ●自分が払っている保険料が妥当かどうかを判断できる。
●乗り換えによって保険料を安くできる可能性がある。
●補償内容やサービスを充実させることができる。
現在契約している保険の条件が良いのか悪いのかは、他と比較しなければ判断できません。
携帯料金プランも、A社とB社を比較して自分に合う方と契約するのと同じ考え方です。
また、自動車保険には割引やキャンペーンを利用することで、さらに保険料を節約できる可能性もあります。
- インターネット割引:オンラインで見積もりや契約をすると、保険料が割引される
- セット割引:自動車保険以外の保険も同じ会社で契約すると、保険料が割引される
- プレゼント:見積もりや契約をすると、商品券などがもらえる
でも、1つ1つ比較するのは手間すぎて無理じゃない?
自力で1つずつ調べるのは非効率なので現実的ではありません。
私は、自動車保険一括見積サイトの「保険スクエアbang!」を2020年に知ってからは毎年利用しています!
一括見積もりサイトでは、複数の保険会社のプランや料金、割引やキャンペーンなどを一覧で見ることができます。
また、自分の車や運転状況に合わせたプランも提案してくれので、手軽に最適な保険会社を見つける手段としておすすめです!
私が利用している「保険スクエアbang!」をさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【自動車保険の選び方②】車種や年式などに応じてプランを見直す
自動車保険には様々なプランがありますが、その中でも最も重要なのは任意保険です。
任意保険とは、「法律では義務付けられていないが、自分や他人の損害を補償するために加入する保険」です。
- 任意保険の種類
- ●対人・対物賠償責任保険:他人の人身・物損害を補償する
●無制限特約:対人・対物賠償責任保険の補償額を無制限にする
●車両保険:自分の車の損害を補償する
●人身傷害補償保険:自分や同乗者の人身傷害を補償する
●車両無過失事故特約:自分に過失がない事故の場合、車両保険の免責金額を免除する
●車上荷物保険:車内に置いた荷物の損害を補償する
●ロードサービス特約:パンクやバッテリー上がりなどのトラブルに対応する
これらの保険は、自分の車や運転状況に応じて必要かどうかを判断する必要があります。
例えば、新車や高級車であれば車両保険や車両無過失事故特約に加入することで、修理費用や減価償却費用を補償できます。
しかし、購入後一定期間が経過した車であれば、車両保険や車両無過失事故特約を加入しても、補償額が少なくなるので必要性が低くなります。
他にも、走行距離が少ない場合や、駐車場が安全な場所にある場合は、車上荷物保険やロードサービス特約を加入しなくても問題ないかもしれません。
つまり、自分の車や運転状況に合わせて、必要な補償だけを選択することで保険料を節約できるのです。
逆に言えば、必要以上に保険内容を充実させることは、保険料の無駄遣いになる可能性があります。
全員に必要な補償は「対人・対物賠償責任保険(無制限)」です。
自動車保険で絶対必須の補償は上記のみとなりますので、他の「人身傷害補償保険」「車両保険」「車両無過失事故特約」などは貯金額や感情面で納得できる額を選択するようにしましょう。
ちなみに筆者は「車両保険」「車両無過失事故特約」「車上荷物保険」はつけていません。
私の判断している基準を以下に記載しますので、1つの意見としてご参考ください!
自動車保険で絶対に必要なポイント
対人・対物賠償は限度額を「無制限」で契約しましょう!
自動車保険は、対人・対物の無制限補償をするために加入している保険といっても過言ではありません。
対人賠償責任のポイント
「無制限」が必須です。
対人賠償責任
交通事故で人を死傷させてしまい、損害賠償責任が発生した場合、保険金が支払われます。
補償対象は、あくまで「他人」になります。
自賠責は3,000万までしか保証されませんが、過去の判例で、億単位の請求に至ったこともあります。
何も考えずに「無制限」を選択してOKです。
対物賠償責任保険のポイント
「無制限」が必須です。
対物賠償責任保険
事故で「他人の財産」に損害を与え、賠償責任を負った場合に保険金が支払われます。
対物の賠償責任は、「直接損害」「間接損害」の2パターンがあります。
●直接損害→事故がなければ発生しなかった費用
●間接損害→得られるはずの利益が事故によって失われた損害
もし、観光バスや商業施設を事故で損壊させた場合、機会損失も含めて損害賠償請求されることもあり、最悪億単位の請求になる可能性もあります。
何も考えずに「無制限」を選択してOKです。(2回目)
無保険車傷害特約のポイント
私は、必要と考えています。
無保険車傷害特約
相手が自動車保険に加入していない等の理由で補償が受けられない場合に、自分の加入する保険から補償を受けることができる特約です。
無保険車はどうしても存在しますので、特約をつけておく方が安心だと思います。
自動オプション(変更不可条件)として設定している保険会社もありますよ。
個人賠償責任特約(自賠責保険)のポイント
私は、必要と考えています。
個人賠償責任特約
日常生活における偶発的な事故で、加入者自身や家族が他人を死傷・財物損害を与えた場合、法律上の損害賠償責任額が補償されます。
個人賠償責任特約は、基本的に本人だけでなく家族も補償の対象です。
契約対象個人が「人にケガを負わせた」「モノを壊した」等のケースで相手への補償が必要になった際に使えるため、補償範囲が広い保険です。
火災保険やクレジットカードの特約に付帯していることが多いです。加入済の場合は二重契約に意味がないので、どちらか一方のみでOKです。
自転車特約のポイント
私は、必要と考えています。
自転車保険
自転車事故に関連する自分と相手への補償です。
「死亡」「入院」「通院」の費用が補償対象となっているケースが多いです。
自転車事故のニュース等を考えると、家族が自転車に乗るなら特約をつける方がいいと思います。特に子供のいるご家庭は必要性が高いです。
ただし、個人賠償責任特約に加入していれば、自治体が求める「自転車保険への加入義務」は満たしているので、相手への補償に関しては重複加入する意義は薄れます。
自転車保険と個人賠償責任の違い(一般論)
●自転車保険→自分と相手への補償
●個人賠償責任→相手への補償
※加入する保険会社やオプションによって若干差異がありますので加入時の約款等をご確認ください
自転車の運転者(自分・家族)への補償も必要と考える場合は、加入してもよいと思います。
逆に、自転車の運転者のケガ等は国の社会保険や会社の給付制度を利用できるので必要ないと考える方は、個人賠償責任特約のみで十分です。
弁護士費用特約のポイント
私は、必要と考えています。
弁護士費用特約
自動車に関連する事故に遭遇した場合、相手へ損害賠償請求等の対応に必要な弁護士への相談や委任の費用を補償してくれる特約です。
保険会社によっては特約と付帯していても上限額が設定されているので、契約内容をご確認ください。
大きな事故でのトラブルが心配な方は特約をつける方がいいと思います。
私は車両事故に関連する法律の知識が乏しいので必要と判断していますが、知識豊富な方は不要でもよいと思います。
車両保険のポイント
私は基本的に不要と考えています。
車両保険
自分の車の修理費等を補償するものです。(交通事故・自然災害・いたずら被害など)
保険金額は、車の初年度登録から計算した「時価」での判断になります。(全損事故時も同様)
新車の場合は価値観次第です。中古や新車購入から年月がかなり経過している場合は時価が落ちているので不要と考えてよいです。
- 筆者が車両保険の必要性は低いと感じる理由
- ①保険を使うと等級が下がり、結局は保険料という形で支出が増加する
②小さな傷は自費で修理する可能性がある。
③新車から年月経過に伴い車の価値は低下するので、万が一には貯蓄で備えた方がよい。
④保険金受取の際に自己負担金が発生する。
人身傷害補償のポイント
私は基本的に不要と考えています。
人身傷害補償
事故で保険加入者がケガを負った場合、損害分の保険金が支払われる補償です。(上限は、加入時に設定した金額)
自分の過失が多い事故、相手の過失が多い事故、単独事故、当て逃げ、歩行中などの様々な事故で加入者が死傷した場合が補償対象となっています。
自分や搭乗者に対する保険となります。
国の公的制度・会社の給付制度・生命保険・事故相手の保険などを考慮すると、追加加入する意義は低いと私は考えています。
価値観次第で意見が分かれる補償です。心配な方は加入を検討してもよいと思います。
搭乗者傷害保険のポイント
私は基本的に不要と考えています。
搭乗者傷害保険
車に乗車している人が交通事故でケガをした場合の損害を補償する保険です。
本人・家族・他人といった搭乗者が広く補償対象となっており、契約者の過失割合が高い事故や単独事故も対象になります。
国の公的制度・会社の給付制度・生命保険・事故相手の保険などを考慮すると、追加加入する意義は低いと私は考えています。
価値観次第で意見が分かれる補償です。心配な方は加入を検討してもよいと思います。
【自動車保険の選び方③】運転者の条件に応じて調整する
自動車保険の保険料は、運転者の年齢や事故歴などによっても変わります。
これらの要素は、事故発生率や補償額に影響するため、統計上ハイリスクに該当してしまうと保険料が高くなります。
例えば、以下のような場合には、保険料が高くなる可能性があります。
- 運転者の年齢が若い場合⇒若い人は事故発生率が高い
- 運転者に事故歴がある場合⇒事故歴がある人は再度事故を起こす可能性が高い
このように、運転者の年齢・事故歴などは、保険料に大きく影響する要素ですが、年齢などは自分で変えることができない要素でもあります。
そこで、自分で調整できる要素として「補償対象者」を見直してみましょう。
例えば、自分と妻しか運転しないにも関わらず、「他に誰かが運転することがあるかもしれないから」と思って保険対象者を過度に広くしていませんか?
「本人のみ」「本人と配偶者のみ」の場合は保険料が安くなることが多いので、他人が運転するかどうかわからないのに過度に補償を手厚くする必要性は低いと私は思います。
【自動車保険の節約術】補償内容を選ぶ際の注意点
ここまで保険料を節約するコツをご紹介しましたが、注意点として「保険料を安くするために必要な補償内容を削りすぎないこと」があります。
例えば、「対人・対物賠償責任保険」を無制限より金額上限ありの方が保険料が安いのでケチってしまい、いざ事故が発生した時に補償額が足りないという可能性もあります。
補償内容や特約の必要性は、「もし事故により損害が発生した場合、今の貯蓄額でカバーできる内容か?」という目安で考えましょう!
事故による損害や賠償で自分の生活が危うくなることに対しては保険に加入することが必須です。
一方で、事故による損害や賠償が発生しても、生活には影響が少なくて貯蓄でカバーできる範囲の内容であれば不要な補償・特約と判断できるでしょう。
つまり、事故にあったときに自分が求めている補償を受けられるかどうかが大切です。
これらの点に注意して、保険料を節約しながらも安心できる保険プランを選択できるように、複数の保険会社から最適なプランを選びましょう!
まとめ
今回の記事では、自動車保険の選び方として節約のコツと注意点をご紹介しました。
この記事のポイント
●自動車保険は「自分で選択できる要素」に着目して節約を検討する
●複数社の保険料を比較し、割引キャンペーンを利用する。
●車種や年式などに応じて保険プランを見直す。
●運転者の条件に応じて調整する。
●保険料を安くするために必要な補償内容を削りすぎない
自分の車や運転状況に合わせて、保険料を節約しながらも安心できる保険プランを見つけましょう。
一括見積もりサイトはかなり便利なのでおすすめですよ♪
見積もりやサイト利用料は無料なので、試算だけでもやってみる価値がありますのでぜひお試しください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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