近年では、副業を制度化して柔軟な働き方を認める会社が増加しています。
一方で、身近に副業を経験している人がいないので「一歩目を踏み出しにくい・・。」という方もおられるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、サラリーマンの筆者が、特別なスキルゼロの状態で2020年8月から副業(ブログ)をやってみて感じたメリットとデメリットを解説します。
この記事の要約
●筆者が副業を始めたきっかけは「将来の危機感→収入減少の体験→リスク分散の必要性を痛感」の経験
●副業のメリット「①キャリア選択の幅が広がる」「②スキルUP」「③時間管理能力の向上」
●副業のデメリット「①家庭が疎かになる」「②本業への視線が厳しくなる」「③失業保険対象外の可能性」
現役MRの筆者が副業を始めた3つの理由
MRの筆者が副業を始めたきっかけは「危機感の増大」「収入減少」「リスク分散」の3つです。
- 危機感の増大:製薬業界では早期退職を実施する企業が続出。
- 収入減少:リモート増加による外勤時間減少に伴い、日当の金額が減少。
- リスク分散:収入源の分散化は、働く選択肢の幅を広げ、安定的な生活を可能にする。
この動機は「危機感を覚える→収入減少の体験→リスク分散の必要性を痛感」という連鎖が起こったことで、副業という行動に至りました。
数年~10年後に本業が厳しくなった時に慌てないように「とりあえず副業をやってみるか!」という軽い気持ちで始めています。
もし副業にご興味があるなら「とりあえずやってみて、自分に合わなければやればいい」というスタンスで始めてみるのも良いと思います。
【サラリーマン副業経験】副業のデメリット3選
「家庭が疎かになる・本業への視線が厳しくなる・失業保険対象外の可能性」の3つにデメリットを感じています。
私が最も反省しているのは、副業に集中しすぎて家庭が疎かになったことです。
副業をやるからには収入などの成果を求めたくなりますが、短期間で結果を求めると代償も大きいです。
中長期視点で焦らずゆっくり進めると継続できます。
副業デメリット①家庭が疎かになってしまう
もしパートナーや子供がいる人は、副業に対する相談や進捗報告を定期的に行いましょう。
副業で稼ぐことに必死になりすぎると24時間を「仕事・副業・睡眠」の3つで埋めてしまう可能性があるので、第3者の冷静な意見が必要になるからです。
「パートナーや子供と過ごす時間・家事・仕事・副業・睡眠・趣味」など優先順位は人それぞれです。
ただ、人間は機械とは違うので「自分ではバランスよくやっているつもりでも、実は疎かになっていた」ということは少なくありません。
私は妻や子供から「家族と過ごす時間を副業(ブログ)の作業に充てる時間になったのは良くない」と率直な意見をもらえたことで現状に気付くことができました。
今でも妻には副業の状況はマメに報告&相談しています。
筆者のように、家族との人生を豊かにするために副業を始めたにも関わらず、「副業をきっかけに家族が不満を持つようになった」という本末転倒な状況にならないようご注意ください。
副業デメリット②本業への視線が厳しくなる
本業で求められる仕事は、最低でも平均値以上の水準でクリアしましょう。
副業をしない人が多数派で、管理職の年代ほど副業はネガティブと捉える人もいるので「やるべきことはやっている」という状態を保つことが重要になるからです。
直接言われなくても、「副業をネガティブに捉える人は存在する」という前提で考えておくとちょうどよいと思います。
ちなみに私はネガティブな視線や意見を気にすることはないです。
そんなことよりも、本業のMRやチームとして成果を出すことに集中しています。
副業をすることで、仕事に対する適度な緊張感やメリハリ+副業で得た知識や経験によって、結果的に本業もうまくいくサイクルになりやすいですよ。
副業デメリット③失業保険の対象外になる可能性がある
副業を行っていて本業の会社を退職した場合、失業保険をもらうことはできない可能性が高いです。
もし副業の売上がゼロであった場合でも、法的には失業しているとは言えないので失業手当の対象外となってしまいます。
退職前or退職後の雇用保険受給可能となる期間内に廃業届を提出すれば、失業保険の受給対象と判断される可能性があります。
【サラリーマン副業経験】副業のメリット3選
副業には「①キャリア選択の幅が広がる、②スキルUP、③時間管理能力の向上」の3つにメリットを感じています。
私は、副業による収入の分散化が精神的安定につながりました。
良い意味で「好業績を出し続けるプレッシャー」「昇進への競争心」から解放され、自然体でMR業務に取り組めるようになります。
すると、結果的に従来よりも業績が良くなるという好循環が生まれました。
副業メリット①キャリア選択の主導権
キャリアを選択する場面で、自分が主導権を握って判断しやすくなります。
副業によって収入源が分散化することで、自分のコントロールできる範囲が拡大することが理由です。
例えば、従来の私は給与収入を上げる手段が「昇進」or「転職」の2択でした。
しかし、転職や昇級による収入UPは自分だけでコントロールできない部分が大きいという問題があります。
そこに「副業による収入UP」という選択肢を持ったことで、「収入は自分で変えられる」という意識に変わり、転職・昇級に対するモヤモヤとした気持ちが消えました。
もし副業収入が一定額に達すると、無理して単身赴任をしながら本業の収入額を維持する必要がなくなるので、本業の収入は落ちても家族と過ごせる会社へ転職するという判断も可能になります。
副業メリット②スキルが「知っている→できる」になる
知識として溜め込んでいるスキルを「知っている→できる」の状態へ成長させることができます。
副業で自分が伸ばしたいスキルを磨けるジャンルを選べば、アウトプット機会が増えることが理由です。
- 「知る」と「できる」の間には大きな違いがある
こんな言葉を1度でも聞いたことがありませんか?
知っている知識を「できる」状態にするには、実践し、失敗経験を含めた試行錯誤の期間が重要です。
しかし本業ではこのように「失敗したくない」という心理を生む環境から、お試し機会が少ないのが実情だと思います。
そこで、副業という練習場を作れば、「できる」状態まで何度でも失敗経験を積みながらスキルUPが可能になるのです。
さらに、身についた能力は本業にも発揮されるので、成果UPへつながりやすくなります。
副業メリット③時間管理能力が向上する
本業を就業時間内に終わらせるように必死で考えるので、結果的に時間管理能力が向上します。
なぜなら「副業時間」を確保する必要があるので、本業の時間を増やしたくない気持ちが強くなるからです。
人間の心理に「スペースがあると埋めたくなる習性がある」という話をご存知でしょうか?
例えば、家にぽっかり空いたスペースや、何も置いていない本棚スペースがあれば「ここに何かを置きたい」という心理になることです。
時間管理も同様に、24時間という限られたスペースに自分の中で優先度の高い行動を埋めた結果、現在の生活スタイルが確立されています。
- 副業前→仕事を優先して残業を許容しやすい
- 副業後→仕事と副業の優先度は同等なので、残業をしたくない
このように、仕事に対する時間管理の意識が劇的に高まるので、結果的に本業の生産性向上に役立ちます。
まとめ
この記事では、サラリーマンの筆者が副業をやってみて感じたメリット&デメリットをご紹介しました。
この記事のまとめ
●筆者が副業を始めたきっかけは「将来の危機感→収入減少の体験→リスク分散の必要性を痛感」の経験
●副業のメリット「①キャリア選択の幅が広がる」「②スキルUP」「③時間管理能力の向上」
●副業のデメリット「①家庭が疎かになる」「②本業への視線が厳しくなる」「③失業保険対象外の可能性」
私はブログ副業で失敗したり、時間をムダにしたことは多々ありましたが、その経験を含めて「副業をやってよかった!」と思っています。
副業経験に関する情報は、今後も当ブログで作成していきます。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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