自己啓発

【ザ・ビジョン 要約】組織運営に大事な理由と作り方を解説!

いきなりですが質問です。

皆さんが就活生や新入社員からこんな質問を受けたら、どのように答えますか?

就活生
就活生
ビジョンはなぜ策定されているのですか?
新入社員
新入社員
そもそもビジョンとは、なぜ必要なのでしょうか?

完璧な正解を出すことは難しいですが、1つの回答例としてこんな考え方はいかがでしょうか。

「会社(自分)は一体何者で、何を目指し、何を基準に進んで行くかを明らかにするためにビジョンは必要であり、策定されている」

「ビジョンは重要!」という話はよく耳にします。

しかし、知っているようでなかなか理解しにくいかった「ビジョン」を掘り下げて解説します。

この記事を作成するにあたり参考にした書籍は「ザ・ビジョン」という世界的なベストセラーです。

ちなみに、冒頭の回答例はこの書籍を読んだ上で整理した知識をまとめたものになります。

無知な私が勝手に考えた内容ではありませんのでご安心ください。笑

この記事はこんな方にオススメです。

リーダーを目指す方
リーダーを目指す方
組織やチームのマネジメントに大事な考え方を知りたい!
チームや組織を運営する方
チームや組織を運営する方
メンバーのやる気を高めて結果を向上させるチーム運営をしたい!
就活生
就活生
自分の価値観に合った会社を選びたい!
親
家族の価値観をまとめて、よい家庭にしたい!

ビジョンとは何か?

繰り返しになりますが、この記事ではビジョンを「会社(自分)は一体何者で、何を目指し、何を基準に進んで行くかを明らかにするためにビジョンは必要であり、策定されている」という前提で考えたいと思います。

ビジョンをもう少し細かく分けると、以下の3つに分けることができます。

ビジョンの構成要素

①有意義な目的→なぜ?を説明している

②未来のイメージ→どこへ?を明らかにする

③明確な価値観→どのように?を説明している

それぞれの項目について掘り下げて解説します。

有意義な目的

「真の使命は何か?」という部分を明確にするものです。

有意義な目的(真の使命)が重要な理由は、「なぜ自分たちが存在しているのか?」を明確にすることで、正しい方向へ向かい、モチベーションを高めることにもつながるからです。

イメージしやくするために、最近皆さんが買った物を思い浮かべて、以下質問に回答してみてください。

質問

①最近買った物は何ですか?

②どうしてそれを買ったのでしょうか?

③わざわざそれを買ったのはなぜでしょうか?

④その買った物に何を求めていたのですか?

質問の回答をイメージしやすいように、3つの事例をご用意しました。

【事例1】マットレスを購入した人

①最近買った物は何ですか?=マットレス

②どうしてそれを買ったのでしょうか?=腰痛持ちで、整体師に勧められた

③わざわざそれを買ったのはなぜでしょうか?=長年使っても変形せずに使い心地が良い

④その買った物に何を求めていたのですか?=安眠を保証してくれる寝心地の良さ

マットレスを購入した人は、「安眠」を買いたかった!

つまり、購入した人の経緯から考えると、マットレス販売店の「真の使命」=「安眠を提供する」ということになります。

【事例2】保険会社

保険会社を例にするといかがでしょうか?

消費者は保険料と引き換えに「将来の安心を買っている」と考えていることが想像できます。

つまり、保険会社の真の使命は「安心を提供する」ということになります。

【事例3】製薬会社

最後に、製薬会社を例にするといかがでしょうか?

患者さんは治療費と引き換えに「元気に生きたい」「健康寿命を長く維持したい」と考えていることが想像できます。

つまり、製薬会社の真の使命は「健康・健康寿命を提供する」「生きる希望を提供する」ということになります。

この3つの事例から「なぜ自分たちが存在しているのか?」という真の使命が明確であれば、仕事のモチベーションも高めながら、1人1人が正しい方向・行動を起こす確率が高まりますので組織運営にとても重要です。

未来のイメージ

「どこへ向かうのか?」を明確にする部分になります。

未来のイメージが重要な理由は、最終結果に焦点を絞ることでイメージの力が発揮されるからです。

少し極端な表現ですが「常にゴールからの逆算思考で考える組織」と、「常に行き当たりばったりの組織」を比較すると、前者の成功する確率が高くなりそうだと思うのではないでしょうか。

【事例】登山

皆さんがこのように言われた場合、どんな山を想像しますか?

社長
社長
よし!明日からみんなで山へ登るぞ!

人によって「エベレスト」「富士山」「六甲山」「高尾山」など、イメージする山はバラバラになるので、準備に差が出るのは当然です。

社長
社長
よし!明日からみんなで富士山へ登るぞ!

このような発信だと、メンバーも目指すゴールが明確になるので一定水準の準備が整いやすいですよね。

つまり、最終結果に焦点を絞ることでイメージの力が発揮されるため、「どこへ?」を示すことは重要です。

明確な価値観

「どのように?」という部分を明確にするものです。

明確な価値観が重要な理由は、目指す方向性や目標が定まっていても「どのように達成するか?」がバラバラでは意味がないからです。

つまり、「どう行動すればよいか?」「何を基準に考えるのか?」を示したのが明確な価値観になります。

【事例1】MR

今のご時世で、コソコソ隠れて接待三昧の営業を行い実績を伸ばそうとするMRはいないと思います。

これは、「コンプライアンアンスを順守する」という明確な価値観が浸透しているからです。

【事例2】登山

「未来のイメージ」でもご紹介した登山で考えてみましょう。

富士山に登るというゴールだけでは、「吉田ルート」「須走ルート」「御殿場ルート」「富士宮ルート」のどこから上るか不明確です。さらに、途中まで車で行く人も出てくるでしょう。

そこで、どのルートからどんな手段で登るのか?を示したのが「価値観」です。

価値観は、「目的」「未来のイメージ」を達成する原動力となりますので、非常に重要です。

また、個人の価値観と会社の価値観が一致しているほど、納得感を持って同じ方向に向かっていけるので良いとされています。

就活生や転職活動中の方は、ご自身の価値観と会社の価値観を見比べてみるのも大事だと思います。

ビジョンはなぜ重要なのか?

優れたリーダーシップは、ビジョンから始まるものなので重要と考えています。

主に、以下の3点が挙げられます。

①リーダーシップとは、何かを目指すものである。

②ビジョンによって集中力が高まり、意欲が増し、卓越した結果を生み出すことができる。

③ビジョンがあれば、逆境にあっても前進できる。

ビジョン策定に重要な3つのプロセス

ビジョンの中身を理解できたので、次はビジョン策定に重要なプロセスとして「3つのいかに」をご紹介します。

いかに創造するか

未来のビジョンと同じくらい、現実を正直かつ正確に見据えることも重要です。

ビジョンを描きつつ、目の前の現実を直視しようとすれば、両社のギャップから生み出される「創造的緊張」にさらされることになります。

この創造的緊張を受け入れながらビジョンを見失わなければ、原状からの軌道修正に成功し、描いたビジョンに近づくことができます。

また、大きな変化を起こす時は慎重になるべきですが、小さい行動によってリーダーが率先して取り組んでいる姿を見せることも大切です。

●ビジョンつくりは全社的なビジョンがなくても、どこからでも始めることが可能です。

●組織やチームでビジョンを策定する場合は、メンバーを巻き込んで協力して取り組みましょう。ビジョンをめぐる踏み込んだ議論を引き出し、意見を言いやすい場を用意することが大切です。

●夢や希望を語る場を与えられたり、ビジョンづくりの議論に加わり、意思決定プロセスに参加を許されると、メンバーはビジョンへの理解が深まるだけでなく、ぶじょんへの思い入れも強くなることで、率先してビジョンの実現に取り組むようになります。

ビジョンは会社単位だけでなく、「組織」「チーム」「家族」といった小さな単位でも策定する意義はあります。

いかに伝達するか

定期的に情報を流し、ビジョンが牽引力になっていることを知らせましょう。

ビジョンの理解が十分になったら、その内容を凝縮したスローガンを策定するのも良いです。(ただし、みんなに共有されたビジョンに基づいて策定することが重要です。)

仮に、ビジョンが忘れられたり、だれも実践しなくなったりした場合、スローガンは意味を失いかえってメンバーの意欲をそぐものになります。

いかに実践するか

ビジョンに基づいて、一連の具体的目標を設定するようにしましょう。

過去に学び・未来に備え・現在を生きることが大切です。

まずはリーダーがビジョン実践のお手本となって、本気であることを示す必要があります。

そして何より、ビジョンをとにかく実践し、ビジョンを飾りで役目を終えないように注意しましょう。

ビジョンの実例

企業のすべてが明確なビジョンを策定している訳ではなく、明確なビジョンの会社と不明確なビジョンの会社に分かれます。

説得力のあるビジョン

●自分たちの「真の」使命は何かをわからせてくれるもの

●ライバルに勝つというだけでなく、有意義な目的を持っている。

●目の前にまざまざと思い描けるような、望ましい未来のイメージを示してくれる

●日々の意思決定を導く行動基準を与えてくれる。

●時を超えた永続性がある

今回は、明確なビジョンが描かれていると感じるの会社の例として「中外製薬」をご紹介します。

先進的なバイオ医薬品開発で製薬業界を牽引する企業の姿が垣間見えると思いませんか?

存在意義(Mission)

革新的な医薬品とサービスの提供を通じて新しい価値を創造し、世界の医療と人々の健康に貢献します。

目指す姿(Envisioned Future)

ロシュとの協働のもと、独自のサイエンス力と技術力を核として、患者中心の高度で持続可能な医療を実現する、ヘルスケア産業のトップイノベーターとなります。

価値観(Core Values)

1. 患者中心
患者さん一人ひとりの健康と幸せを最優先に考えます

2. フロンティア精神
自らを磨き、新たな発想で、イノベーションを追求します

3. 誠実
常に誠実な行動で、社会の期待に応えます

引用:中外製薬ホームページ

まとめ

今回はビジョンに関して書籍から学んだ知識を基に、実際の仕事で応用できる情報を盛り込みながらご紹介しました。

ビジョンの構成要素

①有意義な目的→なぜ?を説明している

②未来のイメージ→どこへ?を明らかにする

③明確な価値観→どのように?を説明している

ビジョンは会社や組織だけで使用するものではありません。

身近なところでは「家族」でビジョンを策定し、親と子供で話合ってみるのも良いかもしれませんね。

今回の記事で参考にした「ザ・ビジョン」には、他にも「人生における優先順位」や「哲学」などが分かりやすく解説されおり、勉強になりますよ。


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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