製薬業界の雑学

【MR不要論対策】製薬MRが環境変化を生き抜く3つの選択肢を解説

製薬会社のMRは2013年の約66,000人をピークに年々減少し、2020年度は約53,500人となりました。

MR
MR
もうMRは厳しいな~。MR不要でしょ。

このようなMR不要論という声を耳にする機会も増えてきました。

今後も「デジタル化」「終身雇用制度の廃止」「大型開発品の減少」というトレンドが進み、MRは5万人を切る時代はそう遠くないのかもしれません。

現役のMRである筆者も危機感を感じていますが、大切なことはビクビク怯えるだけではなくて行動することだと思っています。

読者の方
読者の方
行動って具体的に何?
読者の方
読者の方
将来に向けて今からどんな準備をすれば良いと考えているの?

このような疑問をお持ちだと思います。

私は「①会社に残って欲しいと思わせる人材になる」「②転職に強い人材になる」「③副業で収入基盤を強化する」の選択肢から自分の価値観に合う方法で行動することが大切だと思っています。

具体的に3つの選択肢を解説していきます。

この記事でわかること

自分の人生観に応じて3つの選択肢がある

●現在の会社から「あなたには残って欲しい」と言われる人材になる選択肢

他社から「転職で入社して欲しい」と思われる人材になる選択肢

副業を開始して徐々に自分で稼ぐ力を養う

【MRの将来設計】自分の人生観に応じた3つの選択肢

MRとして入社後、人生設計(キャリア)に合わせて考えられる選択肢は主に以下の3つです。

選択肢

①会社に残る⇒現在の会社から「あなたには残って欲しい」と言われる人材になる

②転職する⇒他社から「転職で入社して欲しい」と思われる人材になる

③自分で稼ぐ⇒副業を開始して徐々に自分で稼ぐ力を養う

①②③の選択肢は、どれか1つしか選べないという訳ではありません。

例えば、①を目指しながら余力で③も並行して進めるということは可能です。

どれかを選択することで完全に他の選択肢を断つという考え方よりも、柔軟に立ち回れる「しなやかさ」をイメージする方がよいと思います。

①現在の会社から「あなたには残って欲しい」と言われる人材になる

現在の会社で仕事を続けていきたい方は、「残って欲しい!」と会社側から求められる存在になる必要があります

厳しい現実ですが、リストラはこんな人から削減対象になっていきます。

会社
会社
この人は雇用するメリットが少ないから辞めて欲しいな。

逆に考えると「残って欲しい!」と思われる人材になれば良いんだと前向きに捉えてみましょう。

そこで、必要な具体的アクションを3つご紹介していきます。

現時点で自分の評価を確認する

まずは現時点で会社が自分のことをどのように評価しているのか?を把握することはとても大切です。

簡単に誰でも把握できる要素として以下の3つがあります。

自分の評価を把握する方法

●人事評価のフィードバック内容を再確認

●同世代社員と比較した自分の役職(昇進スピード)を確認する

●上司との関係性が良好かを振り返る

人事評価のフィードバック内容を再確認
「賞与評価結果」や「昇給評価結果」を気にする方は多いと思いますが、上司との面談結果を踏まえた会社からのフィードバック内容を把握していない方が意外とおられます。

人事評価のフィードバックをチェックすることで、会社のニーズや自分に求められている課題が分かりますので、ぜひ確認してみましょう。

同世代社員と比較した自分の役職(昇進スピード)を確認する
会社の評価がハッキリ分かるのは昇進スピードです。

厳密には社内政治力でうまく立ち回っている人も一部存在するかもしれませんが、結果的に会社が評価しているという状況には変わりありません。

まずは自分の現在地を把握するために、一旦周囲を見渡してみましょう。

上司との関係性が良好かを振り返る
上司(自分の評価者)との関係は良好ですか?それとも険悪ですか?

製薬会社ほどの規模になると、人事評価の最終決定者は1人1人を直接細かく見ることは不可能です。

ですので、自分たちの評価者となる「上司」の意見というフィルターを通して人事評価の最終決定者に届くという性質上、上司との関係性が最悪という事態だけは避けておくべきでしょう。

上司のゴマすり社員になる必要性は皆無です。

会社の現状と方針を把握する

自分の立ち位置を客観的に把握できたら、次は「会社がどんな課題を認識し、どんな人材を求めているか?」を認識しておきましょう。

離婚の代表的な理由に「価値観のズレ」があるように、会社と自分の価値観が違い過ぎるとミスマッチが起こり、居心地が悪くなっていきます。

会社の考え方を知る方法

●CEOや本部長など主要なポジションの人が発する社内向けメッセージやコラムをチェックする

●会社の人事部サイト(人材育成の方針)をチェック

●所属部署の活動方針をチェック

無理して会社の価値観と同じ考えにする必要はありません。会社のニーズを把握するという意味でご理解ください。

自身の存在価値を示すことに集中する

自分の置かれた現状を確認し、会社のニーズを把握できた後は、自分の存在価値を出すことに集中していきましょう!

イメージしやすいところでは以下の2つですね。

存在価値を示す

●業績面⇒「○○No.1の営業成績」「社内表彰の受賞」「社内プレゼンで優勝」など

組織貢献⇒「人材育成」「チームマネジメント」「ITスキル」「社員勉強会組織の設立」など

いい意味で「目立つ行動」を起こし続けることはとても大事だと思います。

日本人に特徴的な「横並び志向」を仕事にも取り入れてしまうと、気付いたら量産型社員の一員になってしまい、役職も上がらず転職もしにくい「身動きできない人材」になるリスクがあります。

私は、尊敬する先輩から言われた以下の言葉が今でも印象に残っています。

尊敬する先輩
尊敬する先輩
出る杭は打たれると言うけど、出過ぎている杭になれば誰も打って来ないよ。周りに遠慮するな。

役職に応じた能力開発を行う(カッツ理論の考え方)

存在価値を出すためには自身の能力開発が大事なのは言うまでもありません。

そこで、求められる能力は役職に応じて変化することを述べた「カッツ理論」をご紹介します。

昇進したのはいいですが、求められる能力が変化して躓くと勿体ないので、今のうちから事前に準備しておくヒントになると思います。

【カッツ理論】

ポイント:職位とともに必要な能力は変化する!ヒューマンスキルは常に重要であるが、役職が上がると概念化能力が求められる比率が高くなる。

●テクニカルスキル:業務遂行能力や業務知識など

●コンセプチュアルスキル:問題の本質を把握し解決策を導く力など(概念化能力)

●ヒューマンスキル:コミュニケーション能力や交渉力(対人関係能力)

②他社から「転職で入社して欲しい」と思われる人材になる

終身雇用制度が崩壊している現状では、常に自分の市場価値を考えておくことは非常に重要だと思います。

キャリア採用(転職)は野球で例えるならフリーエージェント制度に近い性質となりますので、基本的に「即戦力」が求められています。

希望する条件を満たす転職を成功させたいなら「準備」がとても大切です!

そこで、主なステップを4つご紹介します。

ステップ①まずはMRの転職に強いサイトに登録をする

20~40代のキャリアアップ転職、年収1,000万円超を狙いたい方はJACリクルートメントの登録が必須です!

もともと外資系に強いという特徴がありますが、近年の求人を見ていると内資系のクローズ案件も取り扱っています。

JACリクルートメントの担当者の方は優秀な方が多く、こちらが希望すれば定期的に面談で転職市場で有利な条件を引き出しやすい「実績」「スキル」などをアドバイスしてもらえますよ。

また、転職時の条件交渉も企業側と間に入って上手く良い条件を引き出してくれるので心強いです。

読者の方
読者の方
転職サイトをとりあえず1社登録するならどこがいいですか?

こう聞かれたら、私なら間違いなくJACリクルートメントをおすすめします。

ちなみに、グローバルで働きたい方も同社は業界トップクラスの実績がありますので心強いですよ。

登録などの費用はもちろん無料なので、興味のある方は企業サイトをご確認ください。(私も登録中です。)

JAC Recruitment

ステップ②自分が大切にしたい「軸」を明確にする

転職活動を始める前に、まずは自分の中で「大事な軸は何なのか?」を明確にしておきましょう。

「軸」を別の表現にすると、「目指す人生像」とも言えます。

最初に未来の理想像をイメージし、そこから逆算して今の状況を冷静に考えることで、「今の会社に残るか?」「転職すべきか?」「独立するか?」の判断がしやすくなります。

読者の方
読者の方
いきなり軸って言われてもわからないよ!

こう思った方は、今の状況で「満足していること」「不満に感じること」を思い浮かべてみてはいかがでしょうか?

思い浮かんだことを優先順位付けし、上位に挙がった項目がみなさんにとって転職活動で大事な「軸」になると思います。

なぜこの話を最初にしたかというと、「軸」が定まっていなければ、転職活動の目的を見失う可能性があるからです。

自分にとっての理想を目指す手段として「転職」「昇進」「職群変更」「職種変更」などの選択肢があります。

後悔のない転職をするには、手段と目的を混同しないことがとても大切だと私は思います。

ステップ③自分の市場価値を知る

軸」が明確になり、転職が選択肢に入ったなら、次は自分の市場価値を把握してみましょう。

転職市場は需要と供給によって成り立っていますので、自分の市場価値を知ることは好条件の転職には必須です。

読者の方
読者の方
どうやって自分の市場価値を把握するの?

こう思われたかもしれません。

市場価値を知る方法として、転職エージェントの担当者に第三者の視点から話を聞く方法が最適です。

私は冒頭にご紹介したJACリクルートメントの担当者さんに面談を希望し、こんな質問をしてアドバイスを受けています。

メディ太
メディ太
MRで転職する場合、今の業績・経験は○○です。追加でこんなアピール点もあれば、条件面で有利に交渉できると思う点はありますか?
JACリクルートメント担当者
JACリクルートメント担当者
なるほど。今のご経験や実績であれば○○等の求人条件を満たしているので良いですね。他に○○の経験を積まれていればより良いかもしれませんね。

メディ太
メディ太
○○の条件を希望しています。もし転職先の会社と条件面の交渉をする場合、今の私に足りていない業績・経験・スキルで特に気になる点はどこですか?
JACリクルートメント担当者
JACリクルートメント担当者
今後は○○領域でご希望の条件を満たす案件が出てくる可能性があります。現在の職場で○○の実績やご経験を積めるように自己研鑽されるのも良いかもしれませんね。

このように、第三者の視点からアドバイスをいただくことで、具体的な転職先情報に加えて「能力」「経験」「実績」の市場価値を知ることができます。

アドバイスを受けて得た長所と短所は、今後伸ばしたり改善すればよい部分になるので、日々の仕事のモチベーションにも役立ちますよ!

こちらが希望していないのに、これまでのキャリアに関して口出しされることはありませんのでご安心ください!

ステップ④採用企業側のニーズを知る

自分の市場価値を把握したら、次は採用企業側の「需要」を把握しましょう。

需要を把握する方法も、転職エージェントから聞くのが一般的です。

よくある需要

●経験⇒大学担当、KOL担当、マネジメント

●領域⇒がん、バイオ、希少疾患

●実績⇒採用、新薬立ち上げ、主力製品シェア伸長

上記だけだと皆様のお役に立てないかなと思い、実際に私が勤務する会社の人事採用担当者にキャリア採用の面接で注意すべき点を調査してみました。

すると、複数の担当者から共通してあがった意見がこれでした。

人事担当者
人事担当者
「環境を変えて、御社であれば成長できると考えています」と主張する人には落胆する

どういうことかと言うと、キャリア採用は即戦力が求められいるのに、育成を主張されると採用意欲が下がるということです。

応募者
応募者
自分は御社でこんな成果を上げることができます。実際に今の会社では○○の成果を上げてきた。再現性の面では○○の知識や経験があるので、御社でも成果が出せると考えています

採用担当者目線では、こんなPRが求められているようです。

つまり、野球で例えると、キャリア採用はFA制度です。

企業が即戦力を求めているのに、育成契約目線で主張すると採用される可能性が下がるだけでなく、条件面でも交渉がしにくくなります。

ですので、大前提としてキャリア採用のニーズを理解しておきましょう。

ステップ⑤自分の職務経歴書を作成してみる

自分の軸が定まり、市場価値と企業のニーズを把握したら、自分の情報を整理してみましょう。

職務経歴書のポイントは、たくさんの応募者から限られた採用枠に自分を「採用したい」と思わせる決め手となる要素のことです。

読者の方
読者の方
どんなこと書けばいいか分からない・・。

こう思った方向けにテンプレを掲載します。

転職履歴書
画像を拡大したい方はこちらからどうぞ

職務経歴書は「前提条件・行動・成果・考察」を具体的に記載することが必須です!

MRの場合、領域・エリア・施設・シェアなど背景が個々に異なるので、「前提条件」を具体的に示した上で、「行動の根拠」で再現性を示しながら具体的な成果を記載しましょう。

【職務経歴書作成のポイント

①客観的に評価しやすい賞罰を記載する

・MR△人の中から上位◇名しか受賞できない○○賞を受賞

・同期入社△名の中でも最も早く○○の役職に昇進した

②業績を具体的に記載する

・□□薬のシェアを△%→◇%にすることができた

③成功事例を具体的に記載する

・結果(簡潔)→背景→仮説→行動→結果の流れで事例を記載する

・どんな背景で、どんな課題に対して仮説を立てて取り組んだか?

・具体的にどのような行動を起こしたのか?(なぜできたのか?)

・その結果具体的にどんな成果がでたのか?

④担当施設

・大学病院などの担当歴を記載する

⑤担当製品領域

・過去に担当した製品領域を記載し、求人の領域を経験したことがあれば必ず製品の名前と実績を記載する

⑥仕事の考え方を具体的に記載する

・顧客に対する姿勢や、社内メンバーとの関わり方を記載し、成功例があれば必ず記載する

いきなり100点の書類を書くのは至難の業なので、職務経歴書を1度作成してみてから随時更新していく方法がおすすめです。

実績や業績の経緯などは、時間の経過とともに記憶も曖昧になる部分があるので、随時作成しておくことで鮮度を保った履歴書が完成します。

いかがでしょうか?

これを見て、

読者の方
読者の方
そんなに成果や表彰経験で書けることはないよ~

このように思った方は、今から履歴書に書ける成果を出せるように努力しよう!と、ポジティブに捉えてください。

adoption.jpeg

③副業を開始して徐々に自分で稼ぐ力を養う

年功序列制が廃止に向かっていく中で、給与が階段上に上昇する将来像は描きにくくなっています。

一方で、副業解禁の流れが広がってきているため、自分のスキルや経験を活かしてプライベートの時間に「副業」を開始しておくと、最初は成果が出なくても収益化が図れるようになるかもしれません。

読者の方
読者の方
そんな簡単にできないでしょ。無理無理。

このように感じるかもしれませんが、宝くじは買った人にしか当たる可能性がないのと同じで、副業もやった人にしかチャンスは巡ってきません。

さらに、副業は「失敗しても経験値が残る」という特典付きです。

副業と聞くとハードルが高く感じてしまいますが、ブログ・インスタグラムで収益化している方は非常に多いので、皆さんの眠っている才能を1度でも試してみてはいかがでしょうか?

ブログに関心をお持ちの方は、私が行った開設方法を以下の記事で紹介していますのでご参考ください。

知識ゼロの筆者が実践!初心者がブログを始める方法

現役MRの当ブログ読者さんからいただいたキャリアに対する意見

最後に、製薬業界で活躍されている同業の方がどのように考えているかを参考にしたい方向けに、読者の方からのコメントをご紹介します。

Mr.midnightさん
Mr.midnightさん
一つの会社で勤め上げるのも大事な事ですし、外の環境を求めてキャリア形成する事も同じくらい大事な事ですよね~。どちらも大事なことは将来を見据えて弛まぬ努力をしているか?なのかなぁと思ってます。

コメントありがとうございます!ものすごく共感します。努力(準備)をしている人にはチャンスが訪れるので、早めから将来を見据えることはとても大事ですね!

ざつさん
ざつさん
成長機会を待っていても変わらないので、自分から作るくらいの活動が時には必要ですよね。できないを言い訳にせず、どうやったらできるか、そのために必要なスキルや人脈を常に作っておきたいものです!

コメントありがとうございます!ざつさんは、キャリアアップにつながる転職経験がとても豊富なので、説得力が高いですね!Webスキルに関して先日お話ししたところですが、必要なスキル獲得や人脈作りに自ら動きだす点を私も真似していきたいなと思ってます。

まとめ

製薬業界で今後も生き残っていくために、今回は3つの観点をご紹介しました。

この記事でわかること

自分の人生観に応じて3つの選択肢がある

●現在の会社から「あなたには残って欲しい」と言われる人材になる選択肢

他社から「転職で入社して欲しい」と思われる人材になる選択肢

副業を開始して徐々に自分で稼ぐ力を養う選択肢

先を見越しで早めに行動している方は、結果的に自分が選択権を持つ人生を歩み続けることができるのではないかと思います。

自分が主導権を持って選択できるように、準備を進めていくと良いと思います。

転職エージェントに興味を持った方は、JACリクルートメントがおすすめですよ。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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