株式投資

アセットアロケーションとは?分散投資の方法と考え方

最近、私の身の回りでも株式投資をスタートした人が増えてきた印象があります。

特に影響力を受けているのがYouTubeでしょう。

無料で著名な投資家さんの考え方を学べるのは非常に恵まれた時代になったと思います。

その一方で、こんな疑問をいただく機会があるのではないでしょうか?

読者の方
読者の方
人によって推奨するアセットアロケーションが違うけど、何を参考にすればいいの?
読者の方
読者の方
最近投資を始めたのですが、分散が良いって聞いたので金や債券なども買った方がいいですか?

これらの質問は、最近お問い合わせをいただいた内容です。

投資戦略は人それぞれですが、私は20~30代で長期投資目線の方であれば株式+キャッシュのシンプルな組み合わせで良いと考えています。

今回は、その理由をご紹介していきたいと思います。

アセットアロケーションとは

最初に、アセットアロケーションとポートフォリオの違いを整理しておきます。

下図をご覧ください。

アセットアロケーションは直訳すると「資産配分」という名の通り、何の資産をどの程度配分するか?という考え方です。

一方で、ポートフォリオは商品単位での配分の考え方です。

まずは資産配分の大枠を決めて(アセットアロケーション)、次にその範囲内に収まるように投資商品を購入していく(ポートフォリオ)流れで私は考えています。

株式+キャッシュの組み合わせ

冒頭にご紹介した通り、私は長期投資を前提に資産形成期の真っ只中にいるので「株式+キャッシュ」を基本にアセットアロケーションを組んでいます。

長期投資を前提とした20~30代の方であれば、運用期間は20年以上とれるのでリスク資産の「株式」を中心にしながら、暴落のリスクはキャッシュで備える方法で良いと考えています。

株式で、米国を中心に広く世界に分散投資したドル中心の資産と、キャッシュの円資産を保有しておくのはシンプルで身動きも取りやすい組み合わせだと思いますよ。

読者の方
読者の方
分散が重要じゃないの?
読者の方
読者の方
現代ポートフォリオ理論をベースに投資しているウェルスナビは金などにも投資しているよ?

このようなご指摘はあると思います。

確かに、暴落時のクッションとして守りの資産と言われる「金」や「債券」も非常に重要だと思います。

ただ、資産形成期の時に守りの資産を入れておくと、スピード感が落ちるという見方もありますね。

この点のバランスは非常に悩ましい問題ですが、私であれば資産が少なくとも2000万を超えてきたあたりから金利等の状況次第で金や債券の検討を開始し、年齢は50代を超えて取り崩しの時期が近づくほど株式の比率を50~60%程度に落としていくイメージを持っています。

WealthNaviの資産運用アルゴリズム

資産の比率を自分で判断する際に何かを参考にしたい方はWealthNaviのアルゴリズムを参考にすると勉強になりますよ。

2021年4月公開の資料では以下の方針となっています。

ちなみにポートフォリオは以下の銘柄です。

WealthNaviのリンク先はこちら

分散の考え方

投資において「分散」はとても大事な考え方なので、改めてここでご紹介します。

分散に関しては「卵は1つのカゴに盛るな」という有名な格言があります。

卵は1つのカゴに盛るな

特定の銘柄に偏った投資(1つのカゴに盛る)をすると、想定外のマイナスイベント(カゴを落とした時)が発生した場合に大損害を被る(全て割れてしまう)リスクがあるので、リスクを分散させましょうという意味です。

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分散の手法と具体例について次にご紹介します。

資産・銘柄の分散

資産や銘柄の間での値動きの違いに着目して、異なる値動きをする資産や銘柄を組み合わせて投資を行うのが「資産・銘柄の分散」の手法です。

それぞれの資産・銘柄は、常に同じ値動きをするわけではありませんので、異なる動きをするもの同士を組み合わせることで変動幅を小さくするということになります。

事例

・医薬品、自動車、金融、IT、化学、食品、不動産など幅広い業種の銘柄株を購入する。

・株式、債券、金、不動産のそれぞれを運用する

・幅広い銘柄を運用する投資信託やETFを購入する

地域の分散

投資対象地域の性質による値動きの違いに着目して、異なる状況にある地域の資産や銘柄、通貨を組み合わせて投資を行うのが「地域の分散」の手法です。

投資対象の資産や銘柄の価格は、投資の対象となっているものが存在している国や地域の状況、為替変動などによって、様々な値動きをするので、分散することが効果的とされています。

事例

・日本株と米国株の両方に投資する

・全世界を対象にした投資信託やETFを購入する

・先進国と新興国の両方に投資する

時間(時期)の分散

時期による値動きに応じて、価格が高い時期には少なく、価格が低い時期には多く投資を行うのが「時間(時期)の分散」の手法です。

事例

・特定の銘柄を決定した後は「長期間」「定額」「一定のタイミング」で購入を継続する(ドル・コスト平均法)

引用:投資の基本(金融庁)より

分散効果を使った投資の結果(過去)

ここまでご紹介した「分散」をうまく活用することで、金融庁が公表している運用成績の実績データでは、20年以上の投資期間で資産・地域を分散させると運用成績は終息し、マイナスにならなかったというデータもあります。(あくまで過去の実績です。)

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投資に100%の正解を求める必要はない

投資の世界は、極端なことを言うと利益を出した人が強い「勝てば官軍」の世界と例えられることがあります。

未来は読めない中で色んな人が投資方針を考え、時間の経過とともに答え合わせをした結果、資産が増えていた人の方法が勝ちということが理由ですね。

しかし、私としては投資は資産を競うゲームではありませんので、100%の正解を求める必要はないと思います。

「未来は誰にも分からない」ので、常に最も成果を上げ続けようとするとストレスがかかって精神的にも神経をすり減らすような無理をせず、ちょうどよい塩梅を落としどこにしてみてはいかがでしょうか。

投資経験が短いと、不安感が強くて「○○さんがいいと言っていた」「△△さんがいいと言っていた」と入手した情報を全部取り入れようとして、逆に困ってしまう展開に陥りがちです。

「損をしたくない」「少しでも利益を増やしたい」という気持ちが強すぎると空回りすることもあるので、ほどほどに投資と付き合ってみましょう。

まとめ

本日は、アセットアロケーションに関してご質問をいただいたので、私見を述べさせていただきました。

色々な方の方針があると思いますが、少しでも参考になれば嬉しいです。

●資産形成期の若いうちは、株式+キャッシュのアセットアロケーションでも悪くない

●資産取り崩し時期や一定の資産額になれば、金や債券の守りも視野に入れる

●時間・資産・地域の「分散」という考え方はとても大事

●色々な人の投資方針に混乱しないようにしましょう

本日も最後までご覧いただきありがとうございました!

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