書籍要約 PR

【投資家みたいに生きろ 要約】リスクの考え方と向き合い方~藤野英人さんレオスキャピタルワークス~

リスクと聞いて、皆さんはどんなことを思い浮かべますか?

読者の方
読者の方
デメリットや怖いイメージがあるかな~。
読者の方
読者の方
投資やギャンブルのイメージが強い。

もしかすると、このように感じたかもしれません。

投資の話と考えがちですが、人生の中で行う選択の1つ1つには大小のリスクとリターンの関係性があります。

不謹慎すぎて怒られるかもしれませんが、身近な例では「結婚」や「子供」も人生のリスクとリターンを選択しているケースになります。

実際、イチローさんは「結婚はギャンブルだから」と表現されていましたね。笑

動画はこちら⇒SMBC日興証券「おしえて!イチロー先生」(6分15秒あたりから)

これからの時代を生き抜く中で「リスクとの向き合い方」を知っておくことはとても大事だと私は感じています。

そこでこの記事では、累計5万部を突破した書籍「投資家みたいに生きろ」を参考に、投資家も投資をしていない人も参考になりそうなリスクの考え方をご紹介します。

この記事で得られること

●リスクとリターンの関係性が分かる

●自分のリスクに対する思考のクセが分かる

●これからの時代に必要なリスクに対する捉え方が分かる

人生におけるリスクとリターンの関係性

一般的に、リスクをとることで大きなリターンも得られるように世の中はできています。

投資の世界では、リスクとは「得られるリターンの不確実性の度合い」と考えられています。

この感覚は、人生でも同じことが当てはまると思いませんか?

「大きなリターンを得たいのであれば、不確実性を受け入れなくてはいけない。」

人生のリスクとリターン

変化や変動を嫌い、リスクを取ることを避けて現状維持を好むと、挑戦することができずにリターンも得られない。

新しい価値を生み出せる人は、変化や変動を受け入れて大小のリスクを取りながら挑戦するのでリターンを得られる。

例えば、有名なYouTuberや自分の身の回りで起業している友人を思い浮かべてみましょう。

今は成功している人でも、最初の1歩目を踏み出す時は「不安」「恐怖」があったと思います。

しかし、それでも踏み出したからこそ著名人としての地位や、起業して裕福な生活を手に入れています。

このように、人生にも「リスクとリターンの関係性がある」ということを把握しておくことは大事ですね。

リスクと向き合う2つのパターン

リスクとの向き合い方に関して、日本人は2つのグループに分けられると説明されています。

①失望を最小化する人たち

②希望を最大化する人たち

皆さんはどちらのタイプでしょうか?

読者の方
読者の方
どちらか分からないな~。

こう思った方は、下図をご覧ください。

どちらを選んだでしょうか。

思考のクセとして、以下の可能性が挙げられます。

●「半分しか残っていない」と考えた人⇒物事の悪い部分を見る人。(失望を最小化する人たち)

●「半分も残っている」と考えた人⇒物事の良い部分を見る人。(希望を最大化する人たち)

失望を最小化する人たちの特徴

日本人に多いタイプがこちらです。

なるべく失望を少なくとどめるために、行動原理もリスクを最小化する傾向があります。

例えばこんな思考です。

失望を最小化する人
失望を最小化する人
今の会社に不満はあるけど、転職すれば今より給料や環境が悪くなるかもしれない。我慢して現状のままでいよう。
失望を最小化する人
失望を最小化する人
目立つことにチャレンジしたら、叩かれる可能性も増えるのでやめておこう。
失望を最小化する人
失望を最小化する人
節約して貯金さえしておけば投資でリスクを冒さなくても何とかなるだろう。

実は、私もこちら側のタイプです・・。

希望を最大化する人たち

日本人には少数派と言われるタイプがこちらです。

明るい未来を信じて、挑戦した方が喜びが大きくなると考え、自分にできる事は積極的に行動していきます。

例えばこんな思考です。

希望を最大化する人
希望を最大化する人
今の会社に不満があるから、転職でもっと自分の能力を活かせるよい環境を探してみよう。
希望を最大化する人
希望を最大化する人
やってみないと成功はないからまずはチャレンジしてみよう。もし叩かれたらその時に考えればいいし、失敗しても経験は次に活かすことができる。
希望を最大化する人
希望を最大化する人
適切なリスクの範囲内で投資すれば、効果的に資産形成ができるからやってみよう。

変化を望み、自ら進んで行動する姿勢が伺えますね。

これからの時代に必要な考え方

これからの時代は、希望を最大化していく考え方が大切になっていきます。

表現を変えると「動く人と動かない人の格差がさらに広がる時代」とも考えることができます。

損をするリスクを冷静に直視した上で、お金・時間など自分の資源を明るい未来のために投じてみることを意識してみてはいかがでしょうか?

読者の方
読者の方
そんなに誰でもリスクを取れる訳ないでしょ!

こう思われた方は、確かに仰る通りだと思います。

急に、「極端なリスクを取り続ける人」へ変貌を遂げる必要はないと私は思います。

まずは「何もしないリスク」の存在に気付き、決断をしてチャレンジすることを意識するところからスタートしてみると良いですよ。

何もしないリスクの例

「何もしないリスク」と言われても、あまりピンとこないかもしれません。

そこで、例を挙げてみたいと思います。

何もしないリスクの例

【Aさん】

・1つの会社で入社~退職まで何とか残り続れるだろうと考えている。

・今の会社に不満はあるが、転職失敗が怖くて準備もする気がない。

・今の会社でそこそこの立場まで定年まで勤務できればいいので自己投資はしない。

・資産運用はリスクが怖いので、貯金のみ。

・副業は就業規則改定で解禁されたが興味なし。

Aさんの場合、全くリスクをとっていない(何もしないリスク)ようで、実は「会社に依存するリスク」を選択しています。

今回のケースでは「その会社でしか通用していないスキル」は磨かれるかもしれませんが、転職が必要になった際に苦労する確率は高くなりそうです。

昔であれば終身雇用が守られていましたが、流れが変化している現代では、何もしていないことも「リスクを取っている」という行為になります。

ちょうどよい考え方は?

「リスクがゼロになるのを待つのではなく、リスクを下げる努力をしながら良いタイミングで挑戦する」という姿勢が大事だと思います。

先ほどの会社員の事例であれば「働き続けながらいつでも動ける(転職)ように、転職市場の状況を把握しながら有利な条件を引き出せるように自己投資を並行して行っておく」というイメージです。

SNS
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TOEICのスコアが100点UPしました!
SNS
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○○の勉強を始めてみました!

SNSでこのような投稿を見て、昔は「意識高い系」と揶揄する言葉が飛び交っていました。

個々の事例での手段の是非は別にして、共通するのは「希望を最大化していく考え方を持っている」という視点で捉え、否定的な負の感情で見るのではなく、自分も何かやってみようと前向きに捉える人でありたいものですね。

藤野さんの運用する投資信託に興味のある方

藤野さんがファンドマネージャーを務める「ひふみ投信」に興味のある方は下記リンクからHPをチェックしてみましょう。

投資信託で資産形成 ひふみ投信

日本の中でも数少ない、投資価値のあるアクティブファンドです。

口座を解説したり、保有することで藤野さんのセミナー等にも参加することができ、有益な投資情報を学べますよ。

まとめ

今回は、人生における「リスクとの向き合い方」に関して書籍を参考にご紹介しました。

●リスクをとることで大きなリターンも得られるように世の中はできている。

●リスクとの向き合い方には「失望を最小化する人たち」「希望を最大化する人たち」の2つがある。

●何もしないリスクもある。

●これからの時代は、希望を最大化していく考え方が大切

今回の記事の参考書籍はこちらです。実は書籍のプロローグ部分のみですが、大切な考え方なので掘り下げて考えてみました。

この書籍は他にも参考になる内容が多かったので、興味のある方が多そうであれば連続記事化してみようと思っています。


本日も最後までご覧いただきありがとうございました!

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