仕事で役職が上がると、周囲のメンバーをサポート・牽引したり、チームリーダーとしてマネジメントを求められる業務の比率が増えてきます。
そこで、出てくるのがこんな悩みではないでしょうか?
今回は、このような悩みを持つ方にオススメの記事です。
私自身も困ることが多い問題ですが、「フォロワーの重要性」を学んでから従来よりうまくいくようになりました。
ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
この記事で得られること
●「優秀な特殊な人」が「優秀なリーダー」に変わるために必要な事項
●リーダー発生の過程の存在
●フォロワーの重要性
この記事はTED動画「ムーブメントの起こし方」を参考に記事を作成しています。
優秀なリーダーは人を巻き込む能力が高い
優秀なリーダーは「最初のフォロワー」から「次のフォロワー」へと伝播する流れを上手に作り、人を巻き込んでいきます。
一方で苦戦するリーダーは、自ら動き続けますが「笛吹けど踊らず」の状態に陥ります。
勿論、リーダーとして自ら「0から1を生み出す」という能力は大切です。
しかし、メンバーが模倣したり再現性のある活動をできなければ、リーダー自ら行動しても周囲からは「優秀な特殊な人」で止まってしまいます。
こんな疑問が浮かんできませんか?
「優秀なリーダー」に変わるには、フォロワーの存在を意識することが必要です。
フォロワーとは、最初に影響を受けて行動してくれる「イノベーター」「アーリーアダプター」のようなメンバーの存在です。
このように感じた方は、普段の職場で以下に該当する人を思い浮かべてみてはいかがでしょうか?
率先して行動してくれる可能性の高い人(フォロワー候補)
●新しい取り組みを依頼すると、いつも早めに行動してくれる人
●アンケート等の依頼事項に対していつもすぐにレスポンスをくれる人
●「試しに○○をやってみませんか?」と提案した時に、興味を持って賛同してくれる人
最初に影響を受けて行動してくれる数名の「フォロワー」を見つけることが最初のステップになります。
そして、「リーダー」⇒「少数のフォロワー」⇒「多数のフォロワー」へと波及していく仕組みをイメージしておくことが重要です。
「優秀な特殊な人」が「優秀なリーダー」に変わるには、フォロワーの重要性に気付くことが大事です。
【影響力の仕組み】リーダー発生の過程
さらにフォロワーの重要性をご理解いただくために、「リーダー発生の過程」をご紹介します。
リーダー発生の過程
①リーダーが勇気を出して立ち上がり、行動を示す。(周囲は冷たい視線や嘲笑が起こる)
②数名のフォロワー(追随者)が現れて、リーダーを真似る。
③数名のフォロワーの姿を見て、どのようにしてリーダーの行動についていけば良いかが、多数のフォロワーに示される。
④数名のフォロワーの行動により、最初に行動したリーダーの存在が「嘲笑の対象」から「リーダー行動」に変わる
⑤数名のフォロワーに続けてさらに1人・2人とフォロワーが出る(集団の行動となり、影響力を示す集団に変化する)
⑥最初のフォロワーに続いて行動する流れが形成され、集団行動に変化する
⑦多くの人が行動を起こすと、行動しない事にデメリットを感じる人が増え、更にフォロワーが増加する
ここまで読んでいただいた方はお気づきかもしれませんが、ポイントは②の「フォロワー」の登場です。
多数のフォロワー(メンバー)が見ているのは、リーダーではなく最初のフォロワーの姿になります。
例えば、仕事でこんな経験はありませんか?
つまり、リーダーとして行動を示すだけでは周囲を巻き込むことは困難です。
リーダー発生の過程を意識しながら、「行動を示す」+「最初のフォロワーを巻き込む」をセットで考えてみましょう。
こう思った方も、最初のフォロワーになって周りを巻き込む存在にはいつでもなれますよ!
必ず1人目に行動する人にならなくても、「最初のフォロワー」として周りを巻き込み、リーダーシップの能力を伸ばしていく方法もあります。
仕事で人を巻き込む「失敗例」と「成功例」
営業(MR)を事例にしてご紹介してみます。
他業種でも参考になるように、専門的な話題は除いていますのでぜひご覧ください。
- 事例の前提条件
- ●環境⇒コロナによる影響で、対面でのアポイント面談ができない状況になっている。
●リーダー⇒メンバーに、オンライン面談の推進を行いたい。
●メンバー⇒オンライン面談の提案イメージが浮かんでおらず、苦手意識がある
【失敗例】仕事で人を巻き込むことが苦手なリーダーの声かけ
リーダー自ら試行錯誤して、再現性のあるオンライン面談の打診ノウハウを確立。
そして、活動に苦戦しているメンバーにも実践してもらえるように発信を行いました。
・・数日後
・・一週間後
このように、リーダーは良いノウハウを発信したにも関わらず、メンバーはなかなか動いてくれませんでした。
【成功例】仕事で上手に人を巻き込むリーダーの声かけ
リーダー自ら試行錯誤して、再現性のあるオンライン面談の打診ノウハウを確立。
そして、活動に苦戦しているメンバーにも実践してもらえるように、まずはメンバーのAさんに直接声かけを行いました。
・・数日後
・・一週間後
このように、フォロワーを意識して巻き込んでいくと、浸透のスピードが速くなります。
指示の発信だけでは周囲がついてこないことを念頭に置いて、巻き込む力を発揮していきましょう!
まとめ
本日はリーダーシップとして、周囲のメンバーを巻き込む力をご紹介しました。
役職が上がっていくと、個人成績だけではなくチームパフォーマンスをいかに上げるか?が求められます。
個人的な印象では、リーダーシップやマネジメントの上手な人は、人の心を掴んだり、巻き込む力を意識しているように感じています。
●「優秀な特殊な人」が「優秀なリーダー」に変わるには、フォロワーの重要性に気付くことが大事。
●リーダー発生の過程があることを把握しましょう。
●リーダーには「行動を示す」+「最初のフォロワーを巻き込む」をセットで意識する
今回ご紹介した「フォロワーの存在」を意識して仕事に活かしてみてはいかがでしょうか?
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
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