実は日本全国に1,371もの日本酒の酒蔵があります。(国税庁:清酒製造業の概況平成30年度より)
日本酒はファンも多いことから、銘柄と県名を知っているだけでも会話のネタとして非常に重宝しますよね。
そこで今回は、東日本の各都道府県毎にTOP2~3銘柄ご紹介します。(筆者の独断と偏見ですので許してください。)
この記事はこんな方向けです。
※かなり長い記事なので、目次から気になる都道府県にショートカットする方法もできます
北海道を代表する日本酒銘柄
国士無双(こくしむそう)
【酒米】北海道産米 「彗星」「きたしずく」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】忠別川流域に属する地下水
1899年創業の酒蔵で、国士無双は45年目を迎える代表銘柄です。
9割以上が北海道産米で醸す日本酒という点が個人的に好きです。あとは、何といっても名前がいいですよね!
醸造した酒の酒質をさらに高めるために、タンクごと完全に見えなくなるまで雪で覆い、長期低温熟成させる試みも行っているユニークな酒蔵です。
男山(おとこやま)
【酒米】「山田錦」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】大雪山の万年雪から染み出る伏流水
1887年創業の酒蔵で、男山は江戸時代から続く代表銘柄です。
1977年に日本酒で世界初となるモンドセレクション金賞を受賞しています。
約40種類もの男山シリーズがあるのも特徴的です!
千歳鶴(ちとせつる)
1872年に前身となるの酒蔵が創業し、長らく続く代表銘柄です。
千歳鶴 純米大吟醸が、全国新酒鑑評会で金賞を14年連続受賞している実力も抜群のお酒です。
札幌に酒蔵があり、立ち寄りやすい点も魅力的ですね。
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「福司(ふくつかさ)」「国稀(くにまれ)」「北の勝(きたのかつ)」「北の錦(きたのにしき)」「宝川(たからがわ)」「二世古(にせこ)」「金滴(きんてき)」など
青森県を代表する日本酒銘柄
田酒(でんしゅ)
【酒米】「山田錦」、青森県産 「古城錦」「華想い」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
日本の中でもトップクラスの人気酒です。
1878年創業の酒蔵で、田酒は1974年から続く代表銘柄です。
昔ながらの“完全”な手造りによる純米酒の醸造というコンセプトで造られた日本酒です。
私も大好きな銘柄で、2021年最初のお酒は田酒の干支ラベルからいただきました!
陸奥八仙(むつはっせん)
【酒米】青森県産 「華吹雪」「華想い」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
青森を超えて日本の中でもトップクラスの人気酒です。
1775年創業の酒蔵で、青森県産の米と酵母にこだわって造る方針から生まれた代表銘柄のお酒です。
じょっぱり
【酒米】青森県産 「華想い」「吟烏帽子」「華吹雪」、兵庫県産「山田錦」など
【酵母】協会1401号酵母、青森県まほろば吟酵母
【水】白神山地を源流とする地下伏流水
1719年創業の老舗酒蔵です。
じょっぱりとは、津軽弁で「意地っ張り」「頑固者」です。
赤ダルマが目印のインパクト抜群の淡麗辛口なお酒です。
●じょっぱり 華想い:インターナショナルワインチャレンジ2018(IWC) SAKE部門純米大吟醸酒の部で金賞 ※3度目の受賞!
当ブログの読者様からオススメ銘柄として推薦していただきました!
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「豊盃(ほうはい)」「桃川(ももかわ)」「岩木正宗(いわきまさむね)」「鳩正宗(はとまさむね)」「菊駒(きくこま)」「如空(じょくう)」「八鶴(はちつる)」「喜久泉(きくいずみ)」など
秋田県を代表する日本酒銘柄
雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)
【酒米】「秋田酒こまち」「山田錦」
【酵母】自家培養酵母
【水】由利本荘の湧き水
私が日本酒を好きになるきっかけとなった銘柄なので、最初に記載しました!笑
1902年創業の酒蔵で、雪の茅舎は代表作です。
杜氏(とうじ)の高橋さんをはじめ、この酒蔵では「お酒は人ではなく、微生物が醸す」という考えから「櫂入れをしない」「濾過をしない」「加水しない」という方針で酒造りをしていることを知り、日本酒の奥深さと面白さを私は感じました。
NHKの「プロフェッショナル~仕事の流儀~」でも放送されています。
新政(あらまさ)
「普通はこっちを先に書くだろ!」とツッコミが入るくらい、全国でも有名な銘柄です。
【酒米】秋田県産米(原料米の品種は必ずしも一定していない)、Colorsは美郷錦を使用
【酵母】きょうかい6号酵母 ※酵母無添加にも注力している
【水】ホームページに記載なし
1852年創業の酒蔵で、「NO.6」が定番かつ代表銘柄です。
上位ランク順で並べると「X-type>S-type>R-type」となります。
秋田の素材と酵母にこだわる伝統的な酒蔵ですが、ラベルを見ても分かる通り、うまく現代ともミックスしている点も魅力的です。
これもとても美味しいので大好きです。
ちなみに「陽乃鳥」も貴醸酒のカテゴリーで断トツに人気の銘柄ですよ。
まんさくの花
【酒米】山田錦、秋田県産酒造好適米など
【酵母】自社酵母など ※一部非公開
【水】地元の水脈からの軟水を井戸で汲み出す
1689年創業の酒蔵で、昭和56年にNHK朝の連続ドラマ「まんさくの花」の舞台が、酒蔵の位置する横手市だったことを機に誕生したお酒が、今や代表銘柄になっています。
先にご紹介した2つの銘柄のインパクトが全国的に強すぎますが、まんさくの花も有名な銘柄ですよ。
NEXT5
【酒米】ホームページに記載なし
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
日本酒の新たな発見と創造をお酒で表現する「蔵元技術集団」が「NEXT5」です。
2010年より秋田県5つの蔵の交流を目的に、秋田の素材にこだわって酒造りを共同で行っています。
※メンバー:秋田醸造株式会社(ゆきの美人)、新政酒造株式会社(新政)、合名会社栗林酒造店(春霞)、福禄寿酒造株式会社(一白水成(いっぱくすいせい)、山本合名会社(白瀑)
当ブログの読者の方からオススメしていただきました!
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「花邑(はなむら)」「ゆきの美人」「白瀑(しらたき)」「天の戸(あまのと)」「出羽鶴(でわつる)」「高清水(たかしみず)」「太平山(たいへいざん)」「刈穂(かりほ)」など
岩手県を代表する日本酒銘柄
南部美人(なんぶびじん)
【酒米】岩手県産「吟ぎんが」「ぎんおとめ」「結の香」「美山錦」など
※ビューティーシリーズでは同じ精米歩合・酵母で、米だけ「山田錦」「愛山」「美山錦」など異なる種類を使用した、違いを楽しめるものもあり。
【酵母】自社酵母
【水】県立自然公園折爪馬仙峡からの伏流水
1902年創業の酒蔵で、1951年に南部美人が誕生してから現在まで代表銘柄として全国で愛されているお酒です。
南部美人 特別純米酒 をはじめ、国内・海外ともに多数の受賞歴があり、ファンも多い銘柄です。
赤武(あかぶ)
【酒米】岩手県産「結の香」「吟ぎんが」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1983年創業で、清酒業の中では比較的新しい酒蔵です。
東日本大震災で壊滅的な打撃を受けてゼロからの出発となり、震災から2年後の2013年に移転先で誕生したのが赤武 AKABUです。
「復活の蔵」とも呼ばれており、岩手県新酒鑑評会で最高賞を受賞するなど注目されています。
当ブログの読者の方々から絶賛のオススメ銘柄です!
あさ開(あさびらき)
【酒米】岩手県産「美山錦」「吟ぎんが」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】平成の名水「大慈清水」など
1871年創業の酒蔵以来続く、代表銘柄です。
2005年度厚生労働大臣賞「現代の名工」に選出された杜氏が造り続ける名作は、受賞歴も多数あります。
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「浜千鳥(はまちどり)」「廣喜(ひろき)」「鷲の尾(わしのお)」「酔右衛門(よえもん)」「月の輪(つきのわ)」「酔仙(すいせん)」など
山形県を代表する日本酒銘柄
十四代(じゅうよんだい)
【酒米】兵庫県産「山田錦」「愛山」、自家開発「龍の落とし子」など
【酵母】自社酵母、きょうかい9号酵母、山形酵母など
【水】ホームページに記載なし
日本トップと言っても過言ではない超有名銘柄で、入手困難が続いているほどです。
1615年創業の酒蔵で、1994年に十四代が誕生してから現在まで全国で人気の代表銘柄となっています。(私たち一般の人は入手困難・高額化しています)
接待ができた時に鮨屋で飲ませていただいた時に感動したのを覚えています。
くどき上手(くどきじょうず)
【酒米】「山田錦」「美山錦」「雄町」「酒未来」「出羽燦々」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1875年創業の酒蔵で、今や代表銘柄として全国で愛されているお酒です。
昭和58年に「亀の井」から「くどき上手」という名前の銘柄へ移行しています。
口当たりが良くてとても飲みやすいので、世代を問わず人気です。
味はもちろんですが、話のネタにもしやすいので好きです。
出羽桜(でわざくら)
【酒米】「山田錦」「愛山」「雪女神」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1855年創業の酒蔵で造られるお酒です。
全国新酒鑑評会12年連続金賞、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)史上初となる二度目のチャンピオン・サケに輝くなど、受賞歴多数の酒蔵です。
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「楯野川(たてのかわ)」「上喜元(じょうきげん)」「東光(とうこう)」「香梅(こうばい)」「雅山流(がざんりゅう)」など
宮城県を代表する日本酒銘柄
伯楽星(はくらくせい)
【酒米】ホームページに記載なし
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1873年創業の酒蔵で造られているお酒です。
日本航空国際線のファーストクラスで採用されたり、FIFAワールドカップ公認の日本酒として扱われたこともあり知名度も抜群です。
歴史ある酒蔵ですが、東北大震災をでは被災を乗り越え、技術や新たな設備を導入しながら造り続ける、伝統と革新をミックスさせたお酒に魅力を感じています。
ちなみに別銘柄の「愛宕の松」も有名で、『荒城の月』の詩人・土井晩翠が「館山の頂開く酒むしろ愛宕の松の薫いみじく」と詠むほど愛飲したと言われています。
接待が出来た時にはいただいてましたが、最近はご無沙汰になってます。
勝山(かつやま)
【酒米】山田錦など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】泉ヶ岳から湧き出る水を井戸より汲み上げている
江戸時代から続く伝統ある酒蔵です。
何といっても、国内外の受賞歴が凄い!
2015年-2016年に日本最大の日本酒鑑評会SAKE COMPETITIONで純米吟醸の部にて、2年連続日本1位。
●勝山 純米吟醸 献:インターナショナルワインチャレンジ(IWC)2019 SAKE部門で「チャンピオン・サケ」に選出。(最高賞)
一ノ蔵(いちのくら)
【酒米】山田錦、宮城県産「蔵の華」「吟のいろは」「ササニシキ」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】敷地内に2本の井戸を設け、毎日仕込み水を汲み上げている。
1973年創業の酒蔵で、翌年に誕生したのが一ノ蔵です。
全国新酒鑑評会で毎年金賞を受賞し、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)SAKE部門ではSAKE BREWER OF THE YEAR 2017を受賞するなど、高く評価されています。
DATE SEVEN(伊達セブン)
【酒米】ホームページに記載なし
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
岩手県のNEXT5から影響を受け、宮城県の7つの酒蔵で構成されたのがDATE SEVENです。
かなり豪華なメンバーが、宮城県の日本酒を盛り上げようと動いています。
※メンバー:株式会社新澤醸造店(伯楽星)、株式会社山和酒造店(わしが國)、合名会社川敬商店(黄金澤)、合名会社寒梅酒造(宮寒梅)、墨廼江酒造株式会社(墨廼江)、仙台伊澤家勝山酒造株式会社(勝山)、萩野酒造株式会社(萩の鶴)、
当ブログの読者の方からオススメしていただきました!
※ホームページなし
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「萩の鶴(はぎのつる)」「浦霞(うらかすみ)」「日高見(ひたかみ)」「乾坤一(けんこんいち)」「墨廼江(すみのえ)」など
福島県を代表する日本酒銘柄
飛露喜(ひろき)
【酒米】山田錦・五百万石など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
日本を代表する超有名銘柄です。
江戸時代から続く歴史ある酒蔵ですが、経営に苦しみ廃業寸前だったところから「飛露喜」のヒットで一躍日本を代表する酒蔵になったというストーリーも人気に火をつけました。
日本最大の日本酒鑑評会 SAKE COMPETITIONで、2012年に純米酒部門で1位を獲得し、2019年は純米吟醸酒部門でも1位を獲得しました。
他の年も、TOP10の常連となっており、名実ともに日本を代表する銘柄となっています。(私たち一般の人は入手困難・高額化しています)
先日、行きつけの酒屋さんで偶然GETできたので飲んでみましたが、最高でした!
廣木酒造本店の関連ページはこちら
寫楽(しゃらく)
【酒米】兵庫県産山田錦、備前雄町、愛山、酒未来など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】会津盆地を形成する山々から湧き出る水を使用
1955年創業の酒蔵です。
日本最大の日本酒鑑評会SAKE COMPETITION 2014で純米酒部門第1位を獲得しています。
毎月少しずつ異なる種類が発売されており、年間を通じて楽しむこともできます。
私も大好きで、年末にGETして楽しませていただきました。
ロ万(ろまん)
【酒米】福島県産「夢の香」「五百万石」など
【酵母】福島県産「うつくしま夢酵母」
【水】名水「高清水」
1920年創業の酒蔵です。
そこまで有名ではないかもしれませんが、個人的にとても好きなお酒なので記載しました!
とても飲みやすく、食中酒としてもオススメです。
季節に合わせてシリーズがありますが、特に7月に出る七ロ万(ななろまん)が私は好みです。
会津娘(あいずむすめ)
【酒米】福島県産「夢の香」「五百万石」岡山県産「雄町」兵庫県産「山田錦」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
「その土地の人がその土地の米と水を使い、その土地の手法で仕込む」をコンセプトとして、米から栽培しています。
●会津娘 純米吟醸酒:SAKE COMPETITION 2019純米吟醸部門のゴールド受賞
当ブログの読者様からオススメ銘柄として推薦していただきました!
廣戸川(ひろとがわ)
【酒米】福島県産「夢の香」
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
東日本大震災を機に杜氏が病に倒れ、そこから新たにスタートした苦労をしている酒蔵ですが、年々注目度が高まる有名銘柄に成長しています。
全国新酒鑑評会で5年連続金賞受賞など、実力を高く評価されているお酒です。
Twitterのフォロワーさんオススメ銘柄です!
会津ほまれ(あいづほまれ)
【酒米】福島県産「夢の香」「五百万石」「華吹雪」、「山田錦」「雄町」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】霊峰飯豊山の喜多方名水
1918年創業の酒蔵です。
2016年のG7伊勢志摩サミットで贈呈品にも選ばれるなど、高い評価がされているお酒です。
●播州産山田錦仕込 純米大吟醸:G7伊勢志摩サミット贈呈品、IWC6年連続受賞など
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
【楽器正宗(がっきまさむね)】「奥の松(おくのまつ)」「天明(てんめい)」「大七(だいしち)」「会津中将(あいずちゅうじょう)」など
茨城県を代表する日本酒銘柄
郷乃誉(さとのほまれ)
【酒米】笠間市産 コシヒカリ
【酵母】ホームページに記載なし
【水】地元の伏流水を使用
1716年創業の超老舗酒蔵で、代表的な銘柄です。
全てのお酒が無濾過(炭素使用量ゼロ)の純米大吟醸酒という珍しい方針で、受賞や国賓イベントでの採用も多い有名な酒蔵です。
郷乃譽は、2007年インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)ゴールド受賞、2009年IWC Commended受賞をしています。
また、同じ酒蔵で造られている「花薫光(かくんこう)」という銘柄は、伊勢志摩サミットで安部総理夫人主催夕食会に採用され、総理官邸の賓客用にも採用された実績があります。
来福(らいふく)
【酒米】コンセプトによって約10種の酒米を使用
【酵母】天然花酵母(自家酵母)
【水】ホームページに記載なし
1716年創業の超老舗酒蔵です。
天然の花酵母を使用して酒造りを行っているのが特徴的です。
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「菊盛(きくさかり)」「武勇(ぶゆう)」「霧筑波(きりつくば)」「渡舟(わたりぶね)」など
栃木県を代表する日本酒銘柄
鳳凰美田(ほうおうびでん)
【酒米】山田錦、五百万石、愛山など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1872年創業の老舗酒蔵で、一時は経営が苦しい状況もあったようですが、平成に誕生した鳳凰美田が名作として人気を博しています。
今や、全国でも有名な銘柄ですね。
鳳凰美田を使った「秘蔵梅酒」「完熟もも酒」「ゆず酒」「みかん」もラインナップにあります。
仙禽(せんきん)
【酒米】「亀ノ尾」「山田錦」「雄町」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1806年創業の老舗酒蔵です。
EDO STYLEと呼ばれる、「完全酵母無添加・生もと造り・オーガニックの原料米・木桶を用いる」という自然派の酒造りを行っています。
歴史ある酒蔵ですが、どこか新しくて優しさを感じることができるお酒です。
季節ごとに「かぶとむし」「線香花火」などのデザインで季節酒が味わえるのも魅力です。
その他銘柄
他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「姿(すがた)」「天鷹(てんたか)」「松の寿(まつのことぶき)」「惣誉(そうほまれ)」「開華(かいか)」など
群馬県を代表する日本酒銘柄
尾瀬の雪どけ(おぜのゆきどけ)
【酒米】ホームページに記載なし
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
地元に愛され、知る人ぞ知るというお酒のイメージです。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2020 プレミアム大吟醸部門にて、最高金賞を受賞しており、評価が高い銘柄です。
その他銘柄
他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「水芭蕉(みずばしょう)」「群馬泉(ぐんまいずみ)」「町田酒造(まちだしゅぞう)」「谷川岳(たにがわだけ)」など
千葉県を代表する日本酒銘柄
五人娘(ごにんむすめ)
【酒米】無農薬栽培の美山錦、雪化粧など
【酵母】無添加(麹菌は自家培養)
【水】神崎神社の御神水
1637年創業で、現在24代目となる超老舗酒蔵です。
原料は全量無農薬米を使用し、一切添加物は使わず、微生物も純粋培養ではなく全て蔵付きの菌で発酵するというこだわりの製法で造られています。
木戸泉(きどいずみ)
【酒米】無農薬栽培の埼玉県「山田錦」、青森県産「華吹雪」、岩手県産「吟ぎんが」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1879年創業の老舗酒蔵です。
高温山廃酛(モト)という、天然の生の乳酸菌を用いて高温で酒母を仕込む酒母造り手法を50年以上変わらず守り続けているのが特徴です。
その他銘柄
他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「仁勇(じんゆう)」「甲子(きのえまさむね)」「富久娘(ふくむすめ)」「東薫(とうくん)」など
埼玉県を代表する日本酒銘柄
花陽浴(はなあび)
【酒米】ホームページに記載なし
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
日本酒好きの方に多く好まれ、今や全国区で人気があり、入手が徐々に難しくなってきている印象のあるお酒です。
フルーティーな味わいで、女性に人気があるのも特徴です。
私は1度しか飲んだことがないですが、とても飲みやすくて美味しかったです。
神亀(しんかめ)
【酒米】徳島県産「山田錦」、宮城県産「亀の尾」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1848年創業の老舗酒蔵で、戦後初の全量純米蔵となりました。
酒造好適米と米麹、水だけで醸造した純米酒です。
ちなみに同じ酒蔵の「ひこ孫」も人気です。
その他銘柄
他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「亀甲花菱(きっこうはなびし)」「秩父錦(きのえまさむね)」「琵琶のさゝ浪(びわのさざなみ)」「鏡山(かがみやま)」など
東京都を代表する日本酒銘柄
澤乃井(さわのい)
【酒米】山田錦など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1702年創業の超老舗酒蔵です。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2020で金賞を受賞しています。
奥多摩で日本酒や豆腐作り、BBQ場など酒蔵へ気軽に立ち寄れるのが良いですね。
小澤酒造株式会社の公式ホームページはこちら
屋守(おくのかみ)
【酒米】八反錦、雄町など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】武蔵野台地の地下、深さ150メートルから汲み上げた水
1596年創業の超超超老舗酒蔵です。
屋守は、限りなく手作業重視の小仕込を行い、「香りよく優しい味わい」をコンセプトに醸し、全量無調整(無濾過・無加水)、全量ビン貯蔵を行っています。
ちなみに同じ酒蔵で「金婚正宗」は、明治神宮、神田明神、東京二大神社の御神酒として納められている唯一のお酒として有名です。
樽酒を結婚式に用いる習慣は豊島屋が最初ともいわれているようです。
その他銘柄
他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「多満自慢(たまじまん)」「嘉泉(かせん)」「千代鶴(ちよつる)」など
神奈川県を代表する日本酒銘柄
いずみ橋
【酒米】神奈川県産「山田錦」、「楽風舞」、など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1857年創業の老舗酒蔵です。
純米酒のみを醸造しており、昔ながらの製法にこだわって「生酛造り」を行っています。
その他銘柄
他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「相模灘(さがみなだ)」「残草蓬莱(ざるそうほうらい)」「天青(てんせい)」「隆(りゅう)」「松美酉(まつみどり)」など
山梨県を代表する日本酒銘柄
七賢(しちけん)
【酒米】山田錦、夢山水、ひとごごち、あさひの夢など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1750年創業の超老舗酒蔵です。
杜氏制を廃止し、ブランド戦略や壜内二次発酵スパークリング日本酒を開発するなど、新しい試みにチャレンジしている酒蔵です。
春鶯囀(しゅんのうてん)
【酒米】兵庫県産「山田錦」、長野県産「美山錦」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】南アルプスの伏流水
1790年創業の超老舗酒蔵です。
平成30年東京国税局酒類鑑評会で優等賞を受賞するなど、評価も高いです。
与謝野鉄幹・晶子夫妻との関わりも深く、「法隆寺など行く如し 甲斐の御酒 春鶯囀のかもさるゝ蔵」と詠まれたことが、銘柄の名前につながっているようです。
その他銘柄
他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「旦(だん)」「笹一(ささいち)」「谷桜(たにざくら)」「青煌(せいこう)」「本菱(ほんびし)」など
長野県を代表する日本酒銘柄
真澄(ますみ)
【酒米】長野県産「美山錦」「ひとごこち」「山恵錦」、兵庫県産「山田錦」など
【酵母】7号系自社酵母、7号酵母
【水】霧ヶ峰伏流水 硬度3.0、入笠山伏流水 硬度4.5
1662年創業の超超老舗酒蔵です。
昭和18年全国清酒品評会での第1位を皮切りに入賞を続けたり、新種の優良清酒酵母「協会7号」を発見するなど実力派の酒蔵で造られたお酒です。
伝統がありながらも、新しさも感じながら楽しめる、私も大好きな銘柄です。
信州亀齢(きれい)
【酒米】長野県産「美山錦」「ひとごこち」、兵庫県産「山田錦」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】信州の名水
1665年創業の超超老舗酒蔵です。
2003年から女性の杜氏が酒造りを担っており、日本では30人前後の貴重な女性杜氏の1人です。
信州亀齢山恵錦が、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)の日本酒部門純米吟醸酒の部でゴールドを受賞しています。
当ブログの読者様からオススメ銘柄として推薦していただきました!
幻舞(げんぶ)
【酒米】長野県産「美山錦」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】千野の仕込み水(蔵の中にある井戸から湧き出る、千曲川と犀川の伏流水)
1540年創業の超超超老舗酒蔵です。
現在は女性の杜氏が酒造りを担っています!
もともと10年間の約束で杜氏修行をはじめ、8年目に先代杜氏の急病により杜氏へ就任したという経緯があったようですが、そこから実力を発揮して受賞歴も多数の、貴重な女性杜氏の1人です。
第54回長野県清酒品評会 優等賞を受賞しています。
当ブログの読者様からオススメ銘柄として推薦していただきました!
その他銘柄
他にも有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「大信州(だいしんしゅう)」「十九(じゅうく)」「夜明け前(よあけまえ)」「明鏡止水(めいきょうしすい)」など
新潟県を代表する日本酒銘柄
緑川(みどりかわ)
【酒米】五百万石など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】魚沼地区伏流水
1884年創業の酒蔵で、公式サイトによるインターネット販売は行わず、電話や対面販売で、本当に緑川を好むお客さんに楽しんでもらうことを大切にされています。
全国でも名前が知れ渡っている飲みやすくて美味しいお酒です。
※公式ホームページなし
村佑(むらゆう)
【酒米】ホームページに記載なし
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
2002年に誕生した限定流通酒です。
新潟の酒が淡麗辛口中心という中、甘口の日本酒で一石を投じた銘柄です。
当ブログの読者の方からオススメしていただきました!
たかちよ
【酒米】一本〆など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
全国では珍しい「一本〆」という米を使用して酒造りをしています。
一本〆は「五百万石」と「豊盃」を人工交配して育成された固定種です。
当ブログの読者の方からオススメしていただきました!
〆張鶴(しめはりつる)
【酒米】五百万石など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】三面川の伏流水
1819年創業の老舗酒蔵です。
知名度は非常に高く、米どころ新潟を代表する銘柄として全国で愛されているお酒です。
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「久保田(くぼた)」「八海山(はっかいさん)」「菊水(きくすい)」「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」「越乃寒梅(こしのかんばい)」「越乃景虎(こしのかげとら)」「山間(やんま)」など
富山県を代表する日本酒銘柄
勝駒(かちこま)
【酒米】山田錦、五百万石など
【酵母】金沢酵母
【水】庄川の伏流水
1906年創業の小さな酒蔵で、富山県が誇る銘酒が造られています。
五百万石という酒米を使い、少量生産にこだわる方針の酒蔵です。
生産量に対して人気が出て入手困難or高額化している状況です。
もちろん味は文句なしで、富山へ出張で出かけた時には感謝しながらいただきました。
※公式ホームページなし
羽根屋(はねや)
【酒米】富山県産「五百万石」、富山産「越中山田錦」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】立山連峰を源水とする常願寺川水系の天然水
1916年創業の老舗酒蔵です。
市販酒こそ美味しいものにという考えで、通常は鑑評会の出品酒など最高級の吟醸酒にのみ用いられる工程を普通酒以外の全ての酒に用いているポリシーが好きで、私はこの酒蔵のファンになりました。
羽根屋は、国内外でも多くの受賞経験があり、高く評価されている銘柄です。
●インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)のSAKE部門で2年連続ゴールドメダルを受賞。
●ワイングラスでおいしい日本酒アワードで連続受賞。
●フランスの日本酒品評会「Kura Master 2018」で最高賞のプラチナ賞を受賞。
林(はやし)
【酒米】富山県産「五百万石」「雄山錦」、兵庫県産「山田錦」、長野県産「美山錦」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】北アルプス立山連峰より流れる雪解け水
1626年創業の超超老舗酒蔵です。
代表的な銘柄に「黒部峡」がありますが、「林」は杜氏の林さんが立ち上げた、限定流通の新銘柄です。
私も知りませんでしたが、当ブログ読者の方が絶賛のオススメ銘柄として教えていただきました!
満寿泉(ますいずみ)
【酒米】ホームページに記載なし
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1893年創業の老舗酒蔵です。
新酒品評会では金賞受賞の常連蔵として有名で、全国区の銘柄です。
能登杜氏四天王の1人としても有名な酒蔵です。
日本酒激戦区の北陸で一目置かれる酒蔵の代表作を是非味わってみてはいかがでしょうか。
●満寿泉 純米大吟醸:インターナショナルワインチャレンジ(IWC)SAKE部門 純米大吟醸の部金賞受賞(2回)
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
【銀嶺立山(ぎんれいたてやま)】「幻の瀧(まぼろしのたき)」「銀盤(ぎんばん)」「黒部峡(くろべきょう)」「若駒(わかこま)」「成政(なりまさ)」など
石川県を代表する日本酒銘柄
天狗舞(てんぐまい)
【酒米】山田錦、夢錦など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】霊峰白山から湧き出る伏流水
1823年創業の老舗酒蔵です。
天狗舞では、多くの日本酒を山廃仕込(山卸し廃止酒母)で醸しています。
能登杜氏四天王の1人としても有名な酒蔵です。
天狗舞は、フランスの日本酒品評会「Kura Master 2020」で、純米酒・純米大吟醸酒の2部門から最高賞のプラチナ賞を受賞しています。
また、山廃仕込純米酒は2年連続受賞となっており、高く評価されています。
常きげん(じょうきげん)
【酒米】山田錦など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】霊峰白山「白水の井戸」から湧き出る水
1819年創業の老舗酒蔵です。
自社の田んぼで自らの手で米作りから行う方針など、こだわりの製法で造られています。
能登杜氏四天王の1人としても有名で、NHKの「プロフェッショナル~仕事の流儀~」でも放送されています。
常きげんは、様々なところで採用されており、知名度も高い銘柄です。
●KISS of FIRE:ルイヴィトンのニューイヤーパーティーに使用
●山廃吟醸:ANA国際線のビジネスクラスで採用
手取川(てどりがわ)
【酒米】山田錦、五百万石
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1870年創業の老舗酒蔵です。
能登を代表する杜氏が造っており、有名な銘柄です。
●2009年インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)のSAKE部門純米酒の部でゴールドメダルを受賞しています。
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「菊姫(きくひめ)」「宗玄(そうげん)」「遊穂(ゆうほ)」「加賀鳶(かがとび)」「奥能登の白菊(おくのとのしらぎく)」「農口(のぐち)」など
福井県を代表する日本酒銘柄
黒龍(こくりゅう)
【酒米】兵庫県産「山田錦」、福井県産「五百万石」
【酵母】ホームページに記載なし
【水】霊峰白山山系の伏流水
1860年創業の老舗酒蔵です。
私は以前、黒龍が好きすぎて酒蔵に直接買いに行き、「黒龍 火いら寿」をGETして歓喜しました。
数々の受賞歴はもちろんですが、全国でも知名度抜群のお酒です。
皇室御用達ということもブランド力を上げていますね。
梵(ぼん)
【酒米】兵庫県産「山田錦」、福井県産「五百万石」
【酵母】ホームページに記載なし
【水】白山連邦の伏流水
1804年創業の老舗酒蔵で、完全無添加にこだわる製法を取り入れています。
英語表記ではBORNにしているところもいいですね。
毎年、国内外の賞を受賞している日本を代表する銘柄の1つです。
特に有名なのが「梵 日本の翼」で、政府専用機正式機内酒になっています。
白龍(はくりゅう)
【酒米】自家栽培「山田錦」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】白山連邦の伏流水
1804年創業の老舗酒蔵です。
米作りから挑戦している6代目の女性杜氏が造る、地元愛溢れる銘酒です。
受賞歴も多数で、国内外で評価されているお酒です。
●白龍 純米吟醸が2019年Kura Master純米酒部門で金賞
●白龍 純米大吟醸 三世が2019年ロンドン酒チャレンジで金賞
当ブログの読者様からオススメ銘柄として推薦していただきました!
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「早瀬浦(はやせうら)」「白岳仙(はくがくせん)」「一本義(いっぽんぎ)」「花垣(はながき)」「福千歳(ふくちとせ)」など
静岡県を代表する日本酒銘柄
磯自慢(いそじまん)
【酒米】兵庫県産「山田錦」「愛山」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】南アルプスからの名水
1804年創業で、今や日本を代表する酒蔵の1つです。
受賞歴は多数に加えて、洞爺湖サミットでの乾杯酒にも採用された実績抜群のお酒です。
高級和食店でも「いいお酒ありますよ」と言われて磯自慢を出してもらった経験が何度もあり、食のプロにも認められているお酒だと思います。
開運(かいうん)
【酒米】兵庫県産「山田錦」など
【酵母】静岡酵母
【水】ホームページに記載なし
1874年創業の老舗酒蔵です。
平成15年~21年の全国新酒鑑評会において、7年連続金賞受賞の快挙を成し遂げましたが、当時能登杜氏四天王の1人としても有名だった杜氏が急逝し、そこから苦難の時期を乗り越えて再び国内外で数多くの賞を受賞し続けています。
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「臥龍梅(がりゅうばい)」「正雪(しょうせつ)」「初亀(はつかめ)」「喜久酔(きくよい)」「英君(えいくん)」「白隠正宗(はくいんまさむね)」「おんな泣かせ(おんななかせ)」など
愛知県を代表する日本酒銘柄
醸し人九平次(かもしびとくへいじ)
【酒米】山田錦、雄町など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1647年創業の超老舗酒蔵ですが、現代にもうまくマッチして海外でも評価の高い銘柄です。
「日本酒を進化させる」思いでワイン造りから学び、実際にワイン造りも始めるなどユニークな酒蔵です。
ワイングラスが日本で最も似合う日本酒と言えるのではないでしょうか。
実際に、パリの三ツ星店でも採用された実績を有しています。
私も大好きで、お店にあれば必ず飲むお酒です。
蓬莱泉(ほうらいせん)
【酒米】山田錦、夢山水(自社栽培)など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1864年創業の老舗酒蔵です。
2014年に全米日本酒歓評会で銀賞を受賞しています。
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「義侠(ぎきょう)」「長珍(ちょうちん)」「奥(おく)」「勲碧(くんぺき)」「金虎(きんとら)」「金銀花(きんぎんか)」など
岐阜県を代表する日本酒銘柄
射美(いび)
【酒米】揖斐の誉
【酵母】ホームページに記載なし
【水】揖斐川の伏流水
1889年創業の日本一小さな酒蔵です。
独自の酒米「揖斐の誉」を栽培し、昔ながらの製法で造られた貴重なお酒です。
生産量が多くないので、出会えた時には是非GETすべきお酒です!
小左衛門(こざえもん)
【酒米】ホームページに記載なし
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1864年創業の超老舗酒蔵です。
2000年に小左衛門が完成してから酒蔵を代表する銘柄になりました。
平成28年全国新酒鑑評会で金賞を受賞し、海外でも多く取り扱われている有名な銘柄です。
蓬莱(ほうらい)
【酒米】兵庫県産「山田錦」「愛山」、秋田県産「亀の尾」岡山県産「赤磐雄町」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】飛騨山脈を水源とする荒城川水系伏流水
1732年創業の超老舗酒蔵です。
1870年に蓬莱が誕生してから酒蔵を代表する銘柄になっていきました。
国内外で様々な賞を受賞しており、比較的リーズナブルに楽しめるお酒として人気です。
私も自宅用で購入しています。
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「三千盛(みちさかもり)」「醴泉(れいせん)」「女城主(おんなじょうしゅ)」「達磨正宗(だるままさむね)」「天領(てんりょう)」など
三重県を代表する日本酒銘柄
作(ざく)
【酒米】山田錦など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】鈴鹿山脈の伏流水
1869年創業の老舗酒蔵です。
「作」と「鈴鹿川」の2大ブランドを有する酒蔵ですが、中でも「作」は国内海外ともに高く評価されており、数多く受賞しています。
伊勢志摩サミットの乾杯酒に「作 智 純米大吟醸滴取り」が採用されたことでも有名です。
私も自宅用で常備して愛飲しています。
而今(じこん)
【酒米】伊賀産の山田錦を中心に愛山、酒未来、千本錦、八反錦、五百万石など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】名張川の湧き水
1818年創業の老舗酒蔵です。
2005年に而今が誕生し、今では日本を代表する銘柄の1つになりました。
而今には「過去にも囚われず未来にも 囚われず、今をただ精一杯生きる」という意味が込められているようで、こういうエピソードを聞くと益々ファンになりそうです。
伊勢志摩サミットでは、「而今 純米吟醸」が食中酒に採用されたことでも知られています。
瀧自慢(たきじまん)
【酒米】三重県産「山田錦」「神の穂」、伊賀産「山田錦」、岡山産「雄町」など
【酵母】ホームページに記載なし
【水】ホームページに記載なし
1868年創業の老舗酒蔵です。
国内外からの評価も高く、瀧自慢の純米大吟醸はインターナショナルワインチャレンジ(IWC)では2018年・2019年 ゴールドメダルを連続受賞しました。
さらに、伊勢志摩サミット ワーキングランチ乾杯酒にも採用されたことでも知られています。
その他銘柄
まだまだ有名な銘柄は数多くありますので、一挙にご紹介します。
「三重錦(みえにしき)」「半蔵(はんぞう)」「るみ子の酒(るみこのさけ)」「義左衛門(ぎざえもん)」など
水の違いによって酒の味も変わると言われており、一般的には軟水ならば優しい味わいの滑らかな酒に、硬水ならば骨格のしっかりした濃い酒に仕上がると言われています。
【ネット通販対応】筆者おすすめ酒屋さん
日本酒は酒蔵と酒屋さんの関係性で仕入れが成り立っていることが多いので、お住いのエリアで入手困難な日本酒があると思います。
そんな時に助かるのがネット配送対応をしている酒屋さんです。
私が利用しているネット注文可能な酒屋さんをご紹介します!
「日本酒博物館」は全国都道府県ごとに銘柄を取りそろえる有名ネットショップです。
「鍵や」はネット販売では珍しい、有名銘柄も入手できる店舗です。
日本酒選びが楽しくなる知識:米・酵母・水
日本酒造りの奥深さを知るポイントをご紹介します。
これさえ知っていれば「この人日本酒のこと知っているな~」と周囲から思われますよ!
【日本酒はどうやってできるのか?】
ざっくり言うと、日本酒は「米」のでんぷんを麹が分解し、そこでできた糖を「酵母」によって発酵させることで作られおり、主な原料は米と「水」です。
つまり、①米(酒米)②酵母③水の3点を知っているだけでも一気に日本酒が楽しめます。
日本酒造りに欠かせないお米(酒米)とは?:酒造好適米
日本酒造りを目的としたお米は「酒造好適米」と呼ばれ、100種類以上が栽培・開発されています。
米の開発に関しては、偶然の発見や品種の掛け合わせによって新たな品種が登場する歴史があり、イメージがつきにくい方は競走馬の「血統」「配合」に近い印象だなと思ってもらえばよいと思います。(私見です。)
美味しい酒造りに不可欠の「酒造好適米」ですが、生産が難しいなどの理由もあり、生産量は食用米を含めた全生産量の1%程度という、とても貴重なお米です。
【代表的な酒造好適米】
●山田錦(やまだにしき)
酒米の王様で、酒米の中でも全国一の生産量を誇っています。「山田錦」を使わないと全国新酒鑑評会の金賞は取れないとまで言われた時代もあったほどです。
競走馬の産駒で例えるならばディープインパクトのイメージでしょうか。
全国で生産される90%以上が兵庫県で生産され、もっとも良質な「特上」等級の山田錦に関しては兵庫県でしか生産されていません。
●五百万石(ごひゃくまんごく)
新潟県が代表的な産地で、山田錦に次いでメジャーな酒米です。作付面積は全国一を誇り、主に新潟県、富山県、福井県などの北陸地方で多く作られています。
競走馬の産駒で例えるならばハーツクライのイメージでしょうか。
●雄町(おまち)
雄町は酒米としては最古参の種目として知られており、山田錦や五百万石のルーツにもなっています。
掛け合わせで生まれた米ではなく、1859年に岡山で偶然発見した稲を改良して誕生しています。
昭和前半には「雄町を使わないと賞がとれない」という声も出るほど優れた品種ですが、栽培が難しいことを理由に生産量が激減し、「山田錦」や「五百万石」に人気が移ったことで絶滅の危機を迎えました。
しかし、近年岡山県の酒造メーカーを中心に栽培を復活させ、現在では生産が再開しています。
競走馬の産駒で例えるならばサンデーサイレンスのイメージでしょうか。
●美山錦(みやまにしき)
長野県を代表的な産地とする酒米で、昭和53年に長野県農事試験場にて、たかね錦という品種にガンマ線照射したところ突然異変で誕生したというエピソードを持っています。
長野を中心に東北地方でも栽培されています。
競走馬の産駒で例えるならばオグリキャップのイメージでしょうか。
【精米歩合】
米粒の中心に白くて不透明な「心白」という部分があります。
心白はタンパク質の含有量が少ないことから、雑味のない味に仕上がるため、美味しい日本酒を造るには一般的に米粒の表面を削って「心白」だけを削り出す必要があると考えられています。
削るには手間やコストがかかるので、以下のグレードに分かれています。
●大吟醸酒:精米歩合50%以下(50%以上削っている)
●吟醸酒:精米歩合60%以下(40%以上削っている)
●本醸造酒:精米歩合70%以下(30%以上削っている)
※食用のお米:精米歩合90%前後
日本酒造りに欠かせない酵母とは?
糖分をアルコールに変える大事な役割を担う「酵母」です。
●きょうかい酵母
大半の酒蔵が使っているのが「きょうかい酵母」です。
日本醸造協会で頒布されており、「きょうかい7号」「きょうかい9号」がメジャーです。
●自治体酵母
地方自治体の研究機関で開発された酵母です。
地方ならではの環境に適応した酒造りができるように開発されています。
●蔵付き酵母
古くから酒造に住み着く酵母です。
蔵のある土地に住み着いていた野生酵母が繁殖したものとされています。
●花酵母
東京農大花酵母研究会などが開発・製品化した酵母です。
世界初の自然界(花)から優良酵母生み出したことで注目されています。
日本酒造りに欠かせない水とは?
酒造りに欠かせない「水」は、酒蔵地元の名水を使用していることが多く、土地の良さを感じることができます。
水の違いによって酒の味も変わると言われており、一般的には軟水ならば優しい味わいの滑らかな酒に、硬水ならば骨格のしっかりした濃い酒に仕上がると言われています。
まとめ
東日本の日本酒で気になる銘柄はありましたか?
個人的には東北・東海・北陸のラインナップがすごいな~と思います。
それぞれの風味や口当たりによる好みはもちろんですが、酒を造る工程やこだわりも含めて楽しめるのが日本酒の良さかなと個人的には感じています。
今後の銘柄選びの参考にしていただけると嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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