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そこで今回は、新入社員~若手社員の方向けに「これだけは意識しておくと役に立つ仕事の考え方」について解説します。
優秀な社員と呼ばれる人に共通する項目だけを厳選しましたので、知っておくととても役立ちますよ!
このように、後から振り返って後悔しないようにぜひ参考にしてみてください!
この記事は、元マイクロソフトの澤 円さんが解説されていた内容を参考に私の経験を交えて解説しています。
この記事のポイント
●報告・連絡・相談の意味を理解した上で、最も時間をかける必要があるのは「相談」
●「チャレンジしたからこそ得た経験値」に大きな価値がある
●疑問に対して、自分で調べてもわからないことがあれば質問をして理解を深める。
●社内・社外問わず、人との縁やつながりを大事にする。
●守破離を意識する。
【新人MR 仕事の考え方①】報・連・相の時間軸と性質を意識する
報告・連絡・相談の意味を理解した上で、最も時間をかける必要があるのは「相談」というイメージを持っておきましょう。
報告・連絡・相談(ホウレンソウ)は、新入社員の時に多くの人が指導を受けると思います。
確かに重要な要素ですが、それぞれの「時間軸」や「性質」について説明される機会は意外と少ないように感じます。
報告・連絡・相談の3つを同じ重要度で伝えるのではなく、ある程度重みづけを変えることが大切です。
ここでは「時間軸」と「性質」について考えてみましょう!
報告・連絡・相談の「時間軸」とは?
まずは、「時間軸」の視点です。
報・連・相の時間軸
●報告⇒過去のこと
●連絡⇒現在のこと
●相談⇒未来のこと
報連相を時間軸で考えてみると、最も時間をかける必要があるのは「相談」になります。
理由は、未来を創っていくことに対して時間をかけることが、これからの成果に繋がるからです。
ところが、うまく機能していない職場では「報告(過去)」「連絡(現在)」に時間を使いすぎている傾向があります。
もし心当たりのある方は、未来に目を向けることを意識してみてはいかがでしょうか。
報告・連絡・相談の「性質」とは?
次に、報連相の「性質」です。
報連相の性質
●報告は不変性⇒過去のことを改変すると問題になる(不正など)
●連絡は即時性⇒連絡の手段に電話を使うと、人の時間と集中力を同時に奪っているので要注意。
●相談は人間性⇒飲み会は全員が参加できるわけではない(行きたいわけではない)ので、飲み会に依存する相談は今の時代に合わない。
嫌な話や失敗したことを報告する時は少しでもマイルドに伝えたい気持ちになりますが、事実をぼかして伝えてしまうと本質的な問題や課題が見えずに適切なアプローチをとりにくくなります。
私は新人時代に「少しでも怒られないように・・」という気持ちが強すぎて、事実をごまかして伝えてしまったことで
このように逆にもっと怒られた経験もあります。笑
私と同じ経験をしないように、報連相の時間軸・性質(伝え方)を意識してみてはいかがでしょうか。
【新人MR 仕事の考え方②】 チャレンジして得た経験を大切にする
「チャレンジしたからこそ得た経験」には大きな価値があります。
理論や人から聞いた話で学んだ経験よりも、実際に行動して自分が得た経験の方が説得力は何倍も大きいです。
世代関係なく「チャレンジ」はとても重要ですが、若手の方はこんなことを思った経験が1度はありませんか?
チャレンジすること自体が素晴らしいので、遠慮せずに行動してみましょう!
いざ行動してみると、何とか成功させようと必死になるので、意外と成功する確率は高いものだったりしますよ。
ここまで読んでいただいて、もしかするとこんなことを思ったのではないでしょうか?
まぁ確かにそう思いますよね。笑
そこで、ユニクロの柳井さん著書に「一勝九敗」で述べられている考え方をご紹介します。
不思議なもので、たまたま上手くいった時よりも失敗した時の方が強く脳にインプットされ、後から振り返ると「あの失敗で得た経験があったから能力を伸ばすことができた」と感じることが多い。
引用:柳井 正「一勝九敗」
ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
【新人MR 仕事の考え方③】質問できる勇気を持つ
疑問に対して、自分で調べてもわからないことがあれば質問をして理解を深めましょう!
「知っているフリ」は、いつか後悔することになります。
私も社会人歴10年以上になりますが、今でも仕事で分からないことや自分の考えと違うことが多々出てきます。
そしてこんな疑問が湧いてきます。
こういう時に、疑問に対する向き合い方として以下の2つのパターンに分かれます。
疑問が浮かんだ時によくある2種類の行動パターン
①自分で納得できるように調べて、分からなければ質問する。
②理由は分からないが、言われるまま従えばいいと考える。
若手社員の時は、「上司や先輩に言われたから」という理由で納得しようとすることがあるのではないでしょうか?
しかし、遠慮する必要はないと思います。
大事なのは背景や本質を理解することなので、調べた上でわからなかったことを質問し、意図や理由を把握する行為を咎められることはないですよ。
もしかすると、皆さんが抱いた疑問が「抜け落ちていた大事な視点」であった可能性もあります。
こう思った方は、以下の方法を使えば自分の主張を入れても相手に反論する印象を与えずに質問できますよ。
「○○に関して分からないことがあるので教えてください。これまでの経緯から最善策として○○になっているとことは理解していますが、私の経験不足で○○じゃないかな~という疑問を持ってしまったのです。この点について、背景や見解を教えていただけませんか?」
質問や意見を述べることは、あなた自身の為になるだけではなく、組織の為にもなりますよ。
【新人MR 仕事の考え方④】人とのつながりを大切にする
社内・社外問わず、人との縁やつながりを大事にしましょう。
私は製薬会社でMRをしていますが、非常に多くの人と接点を持ち、思わぬところで人に助けていただいた経験があります。
MRが関わる人
【社内の例】
・MR
・総務
・人事
・学術
・MSL
・マーケティング
・研究開発
・生産
・PV(ファーマコビジランス)
・品質
【社外の例】
・担当先医療関係者
・担当外医療関係者
・担当特約店
・担当外特約店
・他社メーカー
・タクシーの運転手
意外と大切なのは、直接関わりが強くない方とどのように接しているか?だと思います。
MRで例えると、薬剤の採用や処方権限がない若手医師時代にも丁寧に対応して懇意にしていた先生が、数年後に異動して権限を持った時に、偶然自分が困っている施設のキーマンとして助けていただいたケースがあります。
逆に、目先のメリットしか考えず、人によって対応をコロコロ変えてしまうと、後で「あの時は態度が悪かったですね」と助けてもらえないどころか復讐されることもあるので、日頃から人との接し方には注意しましょう。
【新人MR 仕事の考え方⑤】守破離を意識する
守破離を意識して取り組んでみましょう。
教えられた通りに継続すれば良い訳ではなく、ベースから自分でアレンジし、発展させていけるのが理想ですね。
守破離(シュハリ)とは?
守破離とは、剣道などで修業における「段階」を示したものです。
【守】⇒師匠や流派の教え・型・技を忠実に守り、身につける
【破】⇒他の師匠や流派の教えについて考え、良いものは取り入れながら心技を発展させる
【離】⇒1つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出して確立させる
MRで例えると、最初は先輩MRの指導を守りながら実践し、徐々に他の先輩MRや他社MRの考え方やノウハウの良い点も取り入れ、最終的に自分のスタイルを確立させるイメージです。
楠木建さん(一橋ビジネススクール教授)は著書の「仕事ができるとはそういうことか?」で、仕事のセンスを磨くコツは、職人が弟子入りして修行するイメージで仕事のセンスがある人を見つけて観察し、自分の思考に取り入れていくことだと言及されています。
是非参考にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、20代の若手社員さん向けに仕事に対する考え方を5つご紹介しました。
●報告・連絡・相談の意味を理解した上で、最も時間をかける必要があるのは「相談」
●「チャレンジしたからこそ得た経験値」に大きな価値がある
●疑問に対して、自分で調べてもわからないことがあれば質問をして理解を深める。
●社内・社外問わず、人との縁やつながりを大事にする。
●守破離を意識する。
ちなみに私はMRデビューで医療機関に訪問した初日、緊張しすぎて病院で誰とも話せず、他社MRの人も怖そうに見えて何もできずに帰路について落ち込んだことを今でも覚えています。笑
今回ご紹介した内容は既に実践済みのこともあったかもしれませんが、もし参考になった情報があれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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