株式投資

【コアサテライト戦略】投資初心者に役立つ失敗しない運用の考え方

株式投資の投資戦略は、どれを信じればよいか迷った経験がありませんか?

歴史的には「長期分散投資」がオーソドックスですが、レバレッジやテーマ型ETFなど流行トレンドが発生することも少なくありません。

投資の世界は100%の正解が存在せず「勝てば官軍」とも言われます。

そのような中で、私たちが着実に資産形成を進めていくためには「自分なりの投資軸」が大切になります。

読者の方
読者の方
投資の軸って何?考えたことないよ。

こう思った方もご安心ください。

これから投資で資産形成を進めていきたい方に向けて「コア・サテライト戦略」という考え方を解説します。

この記事はこんな方におすすめです。

読者の方
読者の方
投資を始めてみたけど、今のやり方でいいのか自信がない・・。
読者の方
読者の方
インデックス投資だけは退屈すぎて我慢できない!・・。

この記事の要点

コアサテライト戦略は、資産をコア(中核)とサテライト(衛星)に分けて考え、運用する

●投資軸がブレにくくなり継続しやすい利点がある

●サテライト部分の運用成績次第で市場平均を上振れ・下振れする

●コア部分は米国株または全世界株のインデックスファンドがおすすめ

コアサテライト戦略とは?

コアサテライト戦略とは、保有する資産をコア(中核)部分とサテライト(衛星)部分に分けて考え、運用することです。

コアサテライト戦略のイメージ

コア(中核)⇒長期的に分散された資産を安定的に運用

サテライト(衛星)⇒様々な資産を組み合わせたり、相場のうねりを取りながら積極的に運用

コアサテライト戦略

コア部分とサテライト部分をバランスよく保有することで、資産全体としてのリスクやコストを抑えつつリターンの確保を目指す投資方針になります。

全体の資産に対する比率は「コア資産70~80%」「サテライト資産20~30%」で調整することをおすすめします。

運用イメージは以下の図のようになります。

コアサテライト戦略

コアサテライト戦略のメリット

コアサテライト戦略のメリットは主に以下が挙げられます。

コアサテライト戦略のメリット

●投資の軸が定まるので、大失敗しにくい

●メリハリが利いているので継続しやすい

●市場平均よりもリターンが上回る可能性がある

【メリット】投資の軸が定まるので、大失敗しにくい

自分が「何を信じて何に投資するのか」が明確になるので、投資方針がブレにくくなります。

株式投資をしている人の中には、行き当たりばったりな売買を繰り返して資産を失っていくケースがあります。

失敗するケース
失敗するケース
証券口座を開設できた!とりあえず日本株を買ってみるか!あと、暗号資産が好調みたいだから買ってみるか!

このような投資はスリルを楽しめる一方で、安定した資産形成にはつながりにくいです。

投資方針は、始めての旅先へ向かう時に行程を立てるイメージと似ています。

事前に経路を調べて目的地に辿り着く方法を選択するように、投資も「航路を決めて、航路を守る」ということが重要になるのです。

このような点から「コア」と「サテライト」の方針を考えることで、自分なりの航路が描けるのは良いですね。

【メリット】 メリハリが利いているので継続しやすい

適度に自分で運用する裁量が残されているので、長く継続しやすいです。

多くの人にとって、S&P500に連動するようなインデックス投資は最適解になります。

一方で、淡々とインデックス投資を続けていく中で投資に興味を持つとこんな感情が生まれてきます。

インデックス投資家
インデックス投資家
インデックス投資は堅実すぎて何もやることがない。他に運用してみようかな。

インデックス投資の難しさを「淡々と継続すること」と表現されるように、投資に興味のある人ほど退屈に感じるようになってきます。

このように、インデックス投資だけでは退屈に感じるタイプの人には、コアサテライト戦略のバランスが継続しやすい方針になると思います。

【メリット】市場平均よりもリターンが上回る可能性がある

サテライト部分の運用方法次第では、上手くいけば市場平均を上回る可能性があります。

この点は「市場環境・銘柄選択・売買タイミング」など様々な要素が絡んできますので、ビギナーズラックを除けば、投資の知識は必須になるでしょう。

コアサテライト戦略

コアサテライト戦略のデメリット

コアサテライト戦略のデメリットは主に以下が挙げられます。

コアサテライト戦略のデメリット

●市場平均よりもリターンが下回る可能性がある

●投資に費やす時間が増える

●比率を調整する手間がかかる

【デメリット】 市場平均よりもリターンが下回る可能性がある

サテライトの部分で損失を出すことにより、市場平均(インデックス)よりも運用成績が劣後する可能性があります。

読者の方
読者の方
うまく運用すればいいだけでしょ!

その通りですが、中長期的に「市場平均を超える」という目標はとても難易度が高いことを知っておく必要があります。

例えば、市場平均を超えるリターンを求めてプロのファンドマネージャーが運用するアクティブファンドの多くは、中長期的にはインデックスに勝てないという話は有名です。

私を含めて個人投資家は「自分ならできる」と能力を過信する傾向にありますので、冷静かつ謙虚に投資と向き合うことが大切だと思います。

【デメリット】投資に費やす時間が増える

インデックス投資のみを運用している場合と比較すると、サテライトの運用など投資に対して費やす時間が増加します。

インデックス投資の場合は短期的な利益を求めていない方がほとんどだと思いますので、運用成績の確認は半年~1年に1回程度で十分です。

しかし、仮にサテライトで個別株を売買する場合などは「決算概況」「市場概況」などを把握しておく必要がありますので、投資に費やす時間は増えます。

読者の方
読者の方
それはちょっと嫌だな・・。

こう思った方は、淡々とインデックス投資をすることが向いていると思います。

逆に、投資が好きな方はコアサテライトで自分の裁量を活かせる方針が向いているでしょう。

【デメリット】比率を調整する手間がかかる

コア部分とサテライト部分の構成比を定期的に確認し、理想の範囲内に収まっているか確認する必要があります。

失敗例
失敗例
サテライトで始めた個別株に夢中になり過ぎて、気付いたら個別株投資メインになってしまってた・・。

このように、サテライト部分の投資に熱が入りすぎないように注意しましょう。

バランスを調整する時は、以下の2つの方法がオーソドックスです。

保有資産のバランスを調整する方法

①増えすぎた資産の新規買い入れをストップし、増やしたい資産の買い入れを行う

②増えすぎた資産の一部を売却する

メリットデメリット

コアサテライト戦略が向いている人と向いていない人

コアサテライト戦略は決して万能な方法ではなく、向き・不向きがありますのでご紹介します。

基本はインデックス投資のみの手法が、多くの個人投資家にとって最適かつ堅実な戦略だと思います。

一方で、大きな利益を得たい人(特に短期~中期)は、インデックスのみだと資産拡大にかなりの時間を要するので、ある程度のリスクを取る投資戦略を立てる必要があります。

このような点から、「目標」と「好み」でどの手段を選択するか考えてみるとよいでしょう。

コアサテライト戦略が向いている人

●投資に関する勉強が好きな人

●投資を自分の裁量で調整したい人

●市場平均よりも高いリターンを目指したい人

コアサテライト戦略が向いていない人

●投資に関する勉強が苦手な人

●投資に対する時間を最小限にして淡々と運用をしたい人

●市場平均のリターンが得られれば十分と考えている人

コアサテライト戦略の実践方法

最後に、コアサテライト戦略を実践したい方向けに実践方法をご紹介します。

まずは「コア部分に何を据えるのか?」を考えることが最優先です。

そして次にサテライト部分の運用を考えて行きましょう。

コアサテライト戦略の実践方法

①コア部分の資産を形成する

②サテライト部分の資産を形成する

③コアとサテライトの資産比率を定期的に確認して調整する

焦って短期間でコアとサテライトを完成させる必要はありません。

コア部分は中長期的に積み立てを継続し、サテライト部分は「投資余力」「リスク許容度」などを加味しながら無理のない範囲で運用しましょう。

読者の方
読者の方
コアとサテライトは具体的にどんな銘柄に投資すればいいの?

こう思った方向けに、私見をご紹介します。

100%の正解がある訳ではないので、好みに合う方法をご自身で検討する参考としていただけると幸いです。

コアに据える銘柄(全体の70~80%)

年齢が40代半ばまでで長期投資をする場合、S&P500インデックスファンドもしくは全米インデックスファンドを中心に構成を検討することがおすすめです。

もう少し分散をしたい方は、全世界株インデックスファンドも良い選択肢になります。

米国株インデックスファンド

●投資信託⇒SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

●投資信託⇒eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

●投資信託⇒SBI・V・全米株式インデックス・ファンド

●投資信託⇒楽天・全米株式インデックス・ファンド

ETF⇒VTI

●ETF⇒VOO

全世界株インデックスファンド

●投資信託⇒eMAXIS Slim全世界株式

●投資信託⇒楽天・全世界株式インデックス・ファンド

ETF⇒VT

コア部分で資産を100%にする投資(サテライトは行わない)も十分優れた運用になりますよ

サテライトに据える銘柄(全体の20~30%)

サテライトはリスク許容度に応じて、米国個別株・国内個別株・高配当株・REITなどを組み込んでいくとよいでしょう。

私の場合は、NASDAQ100インデックスファンド・米国高配当ETF・国内高配当個別株を運用しています。

人によっては暗号資産やコモディティに投資するという方もおられます。

読者の方
読者の方
資産によってリスクとリターンはどれくらい違うの?

こう思った方向けに、代表的な各資産のリスク・リターンは下図がイメージしやすいと思います。

各資産の実績リスクリターン

各資産の年間リターンは毎年順位が入れ替わっています。

常に最適解を選び続けることは至難の業になりますので、投資で100点を取り続けようとする欲は持たない方が良いと思います。

各資産の年間リターン

その他のコアサテライト戦略

リスクをあまりとりたくない方は、コア部分で「守りの資産」サテライト部分で「攻めの資産」を明確に分けるという選択肢もあります。

下図のように、債券またはバランスファンドといった安定的な資産で70~80%を構成し、株式たREIT等で20~30%を構成するイメージです。

コアサテライト戦略

こちらは50代を超えて、資産取り崩しの時期が近くなってきた方などには参考になる方法だと思います。

まとめ

今回はコアサテライト戦略という投資手法についてご紹介しました。

大事なことは「自分なりの投資軸を持つ」ということです。

投資では「○○で儲かった」などの大きな利益を得た人が注目されがちですが、自分の投資軸が定まっていないと儲け話に右往左往することになり、結果的に失敗するケースが多々あります。

他人と資産を競争している訳ではありませんので、自分の航路を進んでいけるようにしましょう。

この記事の要点

コアサテライト戦略は、資産をコア(中核)とサテライト(衛星)に分けて考え、運用する

●投資軸がブレにくくなり継続しやすい利点がある

●サテライト部分の運用成績次第で市場平均を上振れ・下振れする

●コア部分は米国株または全世界株のインデックスファンドがおすすめ

本日も最後までご覧いただきありがとうございました!

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