株式投資

【最新】投資信託の隠れコストと実質コスト比較!インデックス投信まとめ

株式投資を勉強していると、つみたてNISAやジュニアNISAで「投資信託」に魅力を感じ、投資先の有力候補にすることが多いのではないでしょうか。

ネット証券の買付手数料無料や、運用コストも安価な優良商品が増えてきたことで、投資信託の人気が年々高まっているように感じます。

しかし、様々な商品が存在するため、こんなことを思ったことはありませんか?

読者の方
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投資信託の手数料ってわかりにくい!一覧で比較できないの?

そこで今回は、カテゴリー別に投資信託の一覧表とチェックポイントをご紹介します。

この記事はこんな方向けです。

読者の方
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低コストで優秀な投資信託を一覧表で見たい!
読者の方
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投資信託の手数料を比較したい

この記事でご紹介する投資商品の利益を保証するものではなく、特定の銘柄を推奨する意図はありません。最終的なご判断は自己責任でお願い致します。

【投資信託】インデックスファンド信託報酬・指数の一覧表

低コストで優秀なインデックスファンドを「全世界株」「先進国株」「米国株」「新興国株」の4ジャンルごとにご紹介します。

「表形式」と「画像」の2種類ご用意しました

一覧表の画像

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表形式

銘柄名 実質コスト 信託報酬等
(運用報告書)
隠れコスト
(運用報告書)
純資産総額 トラッキング
エラー(1年)
投資地域 or 投資ETF 連動指数
全世界 SBI・全世界株式インデックス・ファンド 0.091% 0.0680% 0.023% 262.13億円 5.82 シュワブ U.S. ブロード マーケット ETF 55%
SPDRポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国)ETF 35%
SPDRポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF 10%
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.181% 0.1320% 0.049% 1025.03億円 6.25 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
eMAXIS Slim 全世界株式 0.209% 0.1190% 0.090% 2034.86億円 5.40 米58.3%、日本6.9%、英3.5%、仏2.8%、瑞2.8%など世界株 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 0.218% 0.1240% 0.094% 669.19億円 5.53 米62.6%、中5.6%、英3.8%、仏3.1%など世界株(日本除く) MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)
先進国 SBI・先進国株式インデックス・ファンド 0.101% 0.0680% 0.033% 59.95億円 2.82 シュワブ U.S. ブロード マーケット ETF 60%
SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(米国除く)ETF 40%
FTSEディベロップド・オールキャップ・インデックス
たわらノーロード 先進国株式 0.152% 0.1090% 0.043% 1229.23億円 2.51 米67.09%、英3.94%、瑞3.52%、加3.31%など世界株(日本除く) MSCIコクサイ・インデックス
ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.156% 0.1040% 0.052% 2962.75億円 2.49 米71.7%、英4.7%、仏3.8%、瑞3.2%など世界株(日本除く) MSCIコクサイ・インデックス
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.179% 0.1070% 0.072% 2173.81億円 2.50 米68.7%、英6.0%、仏4.1%、瑞3.4%など世界株(日本除く) MSCIコクサイ・インデックス
米国 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 0.080% 0.0620% 0.018% 2298.8億円 ? バンガード・S&P500ETF S&P500指数
SBI・V・全米インデックス・ファンド 0.094% 0.0638% ? バンガード・トータル・ストック・マーケットETF CRSP USトータル・マーケット・インデックス
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.163% 0.1190% 0.044% 4752.20億円 4.12 S&P500インデックスマザーファンド S&P500指数
楽天・全米株式インデックス・ファンド 0.179% 0.1320% 0.047% 2917.98億円 2.59 バンガード・トータル・ストック・マーケットETF CRSP USトータル・マーケット・インデックス
新興国 SBI・新興国株式インデックス・ファンド 0.090% 0.0660% 0.024% 105.30 億円 6.67 シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF 100% FTSE エマージング・インデックス
eMAXIS Slim新興国株式インデックス 0.426% 0.2070% 0.219% 675.87億円 3.41 中41.9%、台12.8%、韓国12.1%、印8.2%、伯4.6%など MSCIエマージング・マーケット・インデックス

データ引用:各投資商品の「目論見書」「運用報告書」より

用語解説

各項目の用語を解説します!

投資信託の実質コストを確認する方法

投資信託を保有する際にかかる費用の合計を「実質コスト」と記載しています。

運用期間中は常に発生するコストになりますので、安いものを選択することがとても大事です。

投資信託を保有している際に発生する費用の計算方法
信託報酬等+隠れコスト=実質コスト

投資信託の信託報酬等を確認する方法

投資信託は自分の代わりに機関が運用してくれているので、運用に伴う手数料として私たちが支払う費用です。

※数値が小さい方が良いです!

確認したい方は、「運用報告書」や「交付目論見書」に記載されていますよ。

隠れコストの意味と確認する方法は?

隠れコストとは、信託報酬と同様に投資信託を購入している間は常に発生するコストですが、交付目論見書には詳細の費用が記載されていません。

実際に発生するのは以下の費用です。

隠れコスト
「売買委託手数料」「有価証券取引税」「その他費用」

この費用を確認する場合は、「運用報告書」を確認すると把握できます。

投資信託の純資産総額とは?

純資産総額とは投資信託の規模を表す数字のことで、総額は大きい方が良いです!

たとえば、10人の投資家が100万円ずつ投資したと仮定すると、合計1000万円が「純資産総額」です。

そして、その1000万円でファンドマネージャーが運用し、1500万円に値上がりした時の純資産総額は1500万円になります。

個人的には最低でも50億~100億以上あると安心かなと思っています。

投資信託のトラッキングエラーとは?

投資信託のベンチマークからの乖離のことで、数値は小さい方が良いです!

インデックスファンドは、ベンチマークの指数にできるだけ近似するように設計されていますので、乖離は「ゼロ」が理想です。

しかし、実際には様々な理由で完全には一致しないケースがほとんどで、ベンチマーク指数とファンドの差をトラッキングエラーで示しています。

利益のプラス・マイナスに関わらず指数との乖離を示しているため、ベンチマークより「大勝ち」「大負け」のどちらに振れても数値が大きくなります。

アクティブファンドはベンチマーク指数を「上回る」ことを前提にしているので、インデックスファンドよりもアクティブファンドの方がトラッキングエラーは高いです。(3%以上が多い)

投資信託の投資先対象とは?

投資信託と言っても、「全世界」「米国」「先進国」「新興国」「日本」など、商品によって様々な地域を投資対象にしています。

また、楽天VT、楽天VTI、SBI・Vなどのように投資対象を「ETF」にしている投資信託もあります。

投資信託が「どんな地域にどんな比率で投資しているか?」を把握することはとても重要です。

なぜなら、ここを把握しておくことが自分の投資方針に合った運用の成否に大きく関わるからです。

投資信託の連動指数とは?

インデックスファンドは指標となる「指数」の選択が重要です。

理由は、インデックスファンドは指数に連動する運用成績を目指すというコンセプト設計ですので、自分が求めていない指数やダメな指数に連動するファンドは買っても良いことがないからです。

世界でも特に有名で優秀な指数として米国株「S&P500」などがあります。

それぞれの指数の違いは、次項からの投資信託商品解説でご紹介します。

【全世界株】低コストなインデックスファンドランキング

全世界株という名前の通り、これ1本で世界に分散投資できる素晴らしい商品です。

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項目ごとに順位付けすると下記のようになります。

1位2位3位
手数料の安さSBI・全世界株楽天・全世界株eMaxis Slim全世界株
純資産総額の多さeMaxis Slim全世界株楽天・全世界株SBI・全世界株
トラッキングエラーが小さいeMaxis Slim全世界株SBI・全世界株楽天・全世界株

私であれば、「管理費用」「純資産総額」「トラッキングエラー」の総合力と「大型株中心」「中小型株までカバー」の好み次第で以下2つを検討すると思います。

要チェック投資信託

●eMAXIS Slim全世界株式(大~中型株中心に約3,000銘柄、時価総額約85%)⇒大型株派

●楽天・全世界株式インデックス・ファンド(大~小型株中心に約9,000銘柄、時価総額約98%)大~小型株分散派

【先進国株】低コストなインデックスファンドランキング

投資対象は日本を除く先進国に限定した商品です。

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全世界株よりも純資産総額の大きいファンドが複数存在することから、根強い人気があると推察します。

盲点なのは、先進国というカテゴリーに中国が入っていないということです。

先進国と言いながら、70%前後は米国株が占めているファンドが多いです。

中国は新興国の扱いになりますので、先進国株からは除外されています。

項目ごとに順位付けすると下記のようになります。

1位2位3位4位
手数料の安さSBI・先進国株 たわらノーロード 先進国株ニッセイ外国株eMaxis Slim先進国株
純資産総額の多さニッセイ外国株eMaxis Slim先進国株たわらノーロード 先進国株SBI・先進国株
トラッキングエラーが小さいニッセイ外国株eMaxis Slim先進国株たわらノーロード 先進国株SBI・先進国株

要チェック投資信託

ニッセイ外国株式インデックスファンド

【米国株】 低コストなインデックスファンドランキング

昨今の米国株人気を象徴するように、ファンドの純資産総額が一気に拡大しています。

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S&P500連動ファンドは、ざっくり言うと米国を代表する500社・米国全体の約80%に投資することになります。

バンガード・トータル・ストック・マーケットETFはS&P500に含まれていない中小株も含めた約3,500銘柄以上が対象です。

項目ごとに順位付けすると下記のようになります。

1位2位3位
手数料の安さSBI・V・S&P500eMaxis Slim米国株楽天・全米株
純資産総額の多さeMaxis Slim米国株楽天・全米株SBI・V・S&P500
トラッキングエラーが小さい楽天・全米株eMaxis Slim米国株

※SBI・V・全米インデックスファンドは2021年6月~なので、除外しました。

管理費用・純資産総額・トラッキングエラーの観点から以下3つの候補であれば、大差ない成績が見込めるのではないでしょうか。

あとは、S&P500連動にするか、より広く分散投資させたいかの好みで判断するのもありですね。

要チェック投資信託

●S&P500派&SBI証券口座保有⇒SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

●S&P500派&楽天証券口座保有⇒eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

●全米派&SBI証券口座保有⇒SBI・V・全米株式インデックス・ファンド

●全米派&楽天証券口座保有⇒楽天・全米株式インデックス・ファンド

【新興国株】低コストなインデックスファンドランキング

最後に新興国株です!

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個人的にはメインで保有するファンドというよりも、サブとして検討する位置づけの認識を持っています。

中国・台湾・韓国・インド・ブラジルなどの成長をどのように考えるかが好みの分かれ道になりそうです。

項目ごとに順位付けすると下記のようになります。

1位2位
手数料の安さSBI新興国株eMaxis Slim新興国株
純資産総額の多さeMaxis Slim新興国株SBI新興国株
トラッキングエラーが小さいeMaxis Slim新興国株SBI新興国株

コスト面をとるか、トラッキングエラーと純資産総額を優先するかの好み次第ですね。

私が購入開始した時はSBIの純資産総額がもっと少なかったのでeMAXIS Slimにしましたが、今だったらSBIにするかも・・と思いました。

要チェック投資信託

SBI・新興国株式インデックス

eMAXIS Slim新興国株式インデックス

検討余地のあるバランスファンド

株式100%はリスクが高いので資産を分散させたいと考えている方には、バランスファンドという商品もあります。

株式・債券・REIT(不動産)などの資産を分散させることが1つのファンドで可能です。

資産の分散で身近な事例として、私たちの年金を運用するGPIFは以下の運用を行っています。

引用:GPIF「2021年度の運用状況

要チェック投資信託

●GPIFと類似の運用を目指したい派⇒ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型

●REITも入れたい派⇒eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

iDeCo/企業型確定拠出年金の銘柄選定

ここまでご紹介した投資信託を見て、iDeCoや企業型確定拠出年金の見直しをしようと思った方は、こう感じるかもしれません。

読者の方
読者の方
紹介されているファンドが選べない!?!?

そうなんです。多くのiDeCoや企業型確定拠出年金では、ここでご紹介した優良なインデックスファンドが含まれておりません。

そこで、銘柄判断方法をご紹介します。

iDeCoのおすすめ手続き

SBI証券の「セレクトプラン」に申し込みを行うことをおすすめします。

理由は、上記であれば低コストで優良なインデックスファンドを選択することが可能だからです。

私であればSBI証券のセレクトプランに申し込みを行い、下記のどちらかを選択すると思います。

要チェック投資信託

●全世界派⇒SBI・全世界株式インデックス・ファンド

●米国派⇒eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

【iDeCoのポイント】

●2022年10月から企業型確定拠出年金との同時加入要件が緩和

●転職で自営業や専業主婦になっても継続運用可能

●3つの税制優遇措置がある

●60歳まで原則引き出し不可

●年金受け取り方法を決める際には退職控除の5年ルールを把握する

●口座開設はSBI証券の「セレクトプラン」がおすすめ

●インデックスファンド、分散、低コストの商品を選ぶ

●15年以上の運用期間をとれるなら株式投資(投資信託)がおすすめ

iDeCoについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

企業型確定拠出年金の判断方法

会社が候補となる銘柄のラインナップを選定しているので、決められた銘柄の中から選択するしかありません。

会社によってラインナップが異なりますので、低コストなインデックスファンドの判断基準を列挙しますね。

【企業型確定拠出年金のポイント】

●3つの税制優遇措置がある

●転職や退職時も年金資産の持ち運びが可能

●60歳まで原則引き出し不可

●年金受け取り方法を決める際は退職控除の5年ルールを確認する

●運用可能な商品が会社ごとに決められている

●インデックスファンド、分散、低コストの商品を選ぶ

●15年以上の運用期間をとれるなら株式投資信託

●株式投資信託は先進国株を軸に構成がオススメ

●インデックス、オープンと記載されている商品を選択する

●アクティブと記載されている商品は回避する

さらに詳しく知りたい方はこちらをご参考ください。

まとめ

今回は、投資信託を管理費用・純資産総額・トラッキングエラーの観点で一覧にまとめて、優良なファンドに関して紹介しました。

投資先やコスト面だけでも事前にチェックすることは、将来の収益に関わってくるので必ず実施しておきましょう!

販売手数料の観点ではネット証券として「楽天証券」「SBI証券」がオススメです。

両社の違いは以下の記事で一覧表を作成しているのでご覧ください。

家計見直しや資産運用をこれから考えていきたい方は、こちらの書籍がオススメですよ。


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

関連記事を以下に添付しますのでよろしければどうぞ。

投資は入金力が重要です。考え方とシュミレーション結果をご紹介しています。

これから投資を始める方は「つみたてNISA」から始めましょう

会社員におすすめの投資を総まとめしています。

インデックスファンドとアクティブファンドのどちらがよいか迷った時はこちらをご覧ください。

一流投資家の考え方をまとめました。ご自身の投資方針の参考になりますよ。

インデックス投資をしている方は、失敗する人と同じ行動をしないように注意しましょう。

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