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【投資の大原則 要約】72の法則をわかりやすく解説!簡単に複利計算ができる方法まとめ

みなさん投資の際に必ず出てくる「単利」と「複利」の違いはご存知でしょうか?

利息のつき方が両者では大きく異なり、複利の方が雪だるま式に増加していくため資産運用で非常に有用です。

アインシュタインが複利のことをこのように述べた話は非常に有名です。

「複利は人類による最大の発明です。理解している人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」

このように、とてもすばらしい複利ですがこんなご意見があります。

読者の方
読者の方
計算が複雑なので難しい・・。

そこで、誰にでも暗算ですぐに複利計算ができる「72の法則」をご紹介します!

これさえあれば、資産を2倍にする期間や投資リターンをすぐに計算できるのでとても便利ですよ。

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単利と複利は何が違う?

単利と複利では利息の計算方法が異なります

それぞれの特徴をご紹介します。

単利

元本部分に対して利息がつくことです。

元本が変わらなければ利息で総額は増えてたとしても一定額の利息しかつきません。

元本×金利=単利

例)100万円の元本で年5%の金利を単利運用=毎年5万円ずつ増加

複利

得られた利息も元本に組み入れて利息がつくことです。

利息が利息を生んで、雪だるま式に増加していきます。

(元本+利息)×金利=複利

例)100万円の元本で年5%の金利を複利運用=1年目は5万円増加し、その後は年々利息が増加

例で挙げた単利と複利の差を30年の期間で見てみると30年後に182万円の差が発生します。※以下図をご覧ください。

改めて比較すると、こう思いませんか?

メディ太
メディ太
複利ってすごいな~

冒頭のアインシュタインが明言を残すのも納得ですよね。

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【72の法則 複利】暗算で複利が計算できる便利な法則

「72の法則」は複利計算を簡略化して試算する方法です!

正確な複利計算をするには、計算式を用いるために苦手意識を持たれる方もいるのではないでしょうか?

実は、72の法則を知っていれば、簡単に試算することが可能です。

72の法則

X×Y=72

X:お金が2倍になる年数

Y:リターンの年率

読者の皆さん
読者の皆さん
もっとわかりやすく説明してよ!

ほとんどの方がこのように思われたと思います。すいません。。

気を取り直して、もう少し具体な事例で72の法則を使ってみましょう!

72の法則を使って「投資の必要利回り」計算をする方法

「ある期間内でお金を2倍にしたい!」と考えている方向けに72の法則を使って必要利回りの計算をしてみましょう!

目標とする期間が決まっていれば、どれくらいのリスクをとる必要があるかを判断することができます。

72の法則を使って投資の必要利回り計算をする方法

例)特定の期間⇒10年にした場合

計算式)10×Y=72 Y=7.2%

答)7.2%

つまり、10年で資産を倍にするなら年率7.2%のリターンが期待できる投資が必要。

このように、「○年後に資産を倍にしたい!」などの目標期間が決まっている時に使えます。

例えば、子供の学費を確保したい時、65歳でリタイアする時の資産確保FIREを目指す時の試算などが良い出番でしょう。

例で試算した7.2%のリターンを期待する投資は比較的ハイリスクになります。

私の印象ではリターンは以下の感覚を持っています。

5年=14.4%(無理・・。)

●10年=7.2%(キツイ・。)

15年=4.8%(何とか狙えそう)

20年=3.6%(狙える)

長期視点で考えるとリスクがそこまで高くない投資でも実現可能性が出てくることがわかりますね。

72の法則を使って「投資の運用期間」を計算をする方法

「この運用リターンを継続すると、資産が倍になるのは何年後かを知りたい!」と考えている方向けに72の法則を使って計算をしてみましょう!

投資をする商品の期待リターン(運用利回り)に対して、どれくらいの期間運用すれば良いかを判断することができます。

72の法則を使って資産が倍になる運用期間をする方法

例)運用期待リターン(利回り)=8%の時

式)72÷8=9

答)9年間

つまり、年率8%の期待リターンとなる投資を9年継続できれば資産は2倍になる

このように、投資の運用利回りに対して資産を2倍にするために何年運用する必要があるかを知りたい時に使えます。

期待リターン毎に資産が倍になる年数をまとめてみました!

●10%で運用=7.2年

●8%で運用=9年

●5%で運用=14.4年

●3%で運用=24年

●1%で運用=72年

投資の中でリスクとベネフィットがバランスを取れそうな利回りの目安となる3~5%で運用すると長期での前提になることが理解できますね。

72の法則を使って「投資の利回り」を計算をする方法

うまい儲け話を持ち掛けられた時に、その投資案件の利回りを頭の中ですぐに計算する方法です。

72の法則を使って投資の利回りを計算する方法

例)「2年で倍になりますよ」という投資話を持ち掛けられた

式)72÷2=36%

答)36%

つまり、この儲け話は詐欺かめちゃくちゃハイリスクなのでやめた方がよい

お金が倍になる期間から、投資の運用利回りを把握したい時に使えます。

この手の話は基本的に詐欺ですので信じる方は少ないと思いますが、理屈でごまかされそうになった時は、一度利回りの数字を見るだけで冷静な判断を取り戻せるようになりますよ。

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72の法則を知ることで気付く2つのこと

私は、72の法則が教えてくれる事として、以下の2つが特に重要だと思います。

チェックポイント

●複利の重要性

●資産運用を早くスタートすることの重要性

それぞれ解説していきます。

複利の重要性

複利は、雪だるま式に資産が増加する素晴らしい仕組みです。

しかし、貯蓄型保険で返戻金額や保障に惑わされ、「単利<複利」を理解していても実際は単利を選択していることが少なくありません。

「投資は投資、保険は保険」とシンプルに判断し、見極める力を養うことも大切だと思います。

資産運用を早くスタートすることの重要

運用開始が早ければ早いほど、利回りがそこまで高くない商品をじっくり長期的に運用し資産を倍にできる可能性が高くなります。

一般的には、年齢が上がり定年退職が近くなるほど「安定資産(債券)」の比率を高めるポートフォリオが推奨されています。

運用を早くスタートできれば65歳までの期間が長くなるのでリスクをとりながら運用が可能になるので、若さは圧倒的に有利だと思います。

もちろん、投資をすることが必ずしも正解とは言い切れませんのが、過去の経験から言えるのは「早く投資を開始し、長期運用で資産形成を行う」ということだと私は認識しています。

まとめ

今回は72の法則と単利・複利に関して考え方をご紹介しました。

今回の記事は、こちらの書籍を参考に作成しました!オススメ書籍です。


本日も最後までご覧いただきありがとうございました!

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