つみたてNISAの利用者が増加し、毎月定額をコツコツ積立する投資方法が定着しています。
積立投資は、クレジットカード引き落とし設定(以下、クレカ積立)で行うことにより、ポイント還元も得られるのでかなりお得です!

クレカ積立と言えば、SBI証券と楽天証券が有名です!
特に最近は、SBI証券が最大5.0%/月のVポイント付与を実施しているので人気急上昇中ですよ。

2024年から新NISA制度がスタートするため、お得なクレカ積立を活用することは家計管理の面からも重要です。
そこでこの記事では、SBI証券のクレカ積立でお得に多くのポイントを得る方法を解説します。
この記事のポイント
●積立投資はポイント還元のあるクレカ積立を利用する
●SBI証券のクレカ積立をするなら三井住友カードがお得
●三井住友カードとOliveの判断ポイントは「銀行口座」と「家族カード」
●カードの種類は「プラチナプリファード」か「ゴールド」がおすすめ
●新規入会キャンペーンや友人紹介特典を使えばさらにお得になる
SBI証券のクレカ積立とは?

クレカ積立とは、投資信託の積立をクレジットカードで決済できるサービスです。
毎月100円~50,000円まで積立が可能で、決済額に応じてポイントがもらえます。

例えば、毎月5万円をクレカ積立していると仮定します。
1.0%還元だと月500ポイント(年間6,000ポイント)。
5.0%還元だと月2,500ポイント(年間30,000ポイント)を受け取れます!
- SBI証券のクレカ積立の特徴
- ●一度設定すれば自動で積立が始まるため入金の手間が省ける
●クレジットカード決済によるポイントが獲得できる
●NISA制度に対応しているので、お得に資産がつくれる
他の株式購入方法である「現金購入」や「証券口座残高から積立購入」はポイント付与対象外です。
同じ投資をするならポイントも得られるクレカ積立サービスは利用必須ですね。
クレカ積立の注意点
- クレカ積立は有益なサービスですが、以下の注意点があります。
- ①積立日:毎月1日に固定される(購入日がフレキシブルに選べない)
- ②積立上限金額:5万円/月まで
- ③積立対象商品:投資信託のみ
- ※すべての証券会社が同様ではありません。
SBI証券のクレカ積立は三井住友カードがおすすめ

SBI証券と三井住友は資本業務提携を締結しているので、サービス内容やポイント還元率の高さから三井住友カードがおすすめです!
実際、SBI証券のクレカ積立のポイント還元率は、クレジットカード会社によって異なります。
三井住友カード | タカシマヤカード | 東急カード | アプラスカード | USCカード | 大丸松坂屋カード | オリコカード | |
対象ポイント | Vポイント | タカシマヤポイント | TOKYU POINT | アプラスポイント | Uポイント majicaポイント | QIRAポイント | オリコポイント |
ポイント還元率 | 0.5~5.0% | 0.1~0.3% | 0.25~3.0% | 0.5~1.0% | 0.5% | 0.25~0.5% | 0.5% |

こだわりがなければ、三井住友カードの選択がベターです!
使いにくいポイントなら意味ないでしょ?

VポイントはVISAブランドのポイントサービスです。
コンビニ・飲食店・ネットショップなど利用範囲が広いですよ!
さらに、SBI証券でポイント投資も可能です。
ちなみに、2024年春からVポイントとTポイントが統合するので、利用範囲はさらに拡大します。

このように、三井住友カードの利用に応じて貯まるVポイントは、日々の「買い物」「食事」「投資(クレカ決済)」など様々なシーンで貯めたり使えるポイントです。
三井住友カードとOliveの違いは?

Olive(オリーブ)とは、三井住友銀行が提供する「キャッシュカード、クレジットカード、デビットカード、ポイント払い」の4つの機能が1枚のカードに集約できるサービスです。
三井住友フィナンシャルグループ内の「三井住友カード」と「三井住友銀行」がそれぞれサービスを提供しているので情報を整理してみましょう。
- 三井住友カード⇒三井住友カード
- Olive⇒三井住友銀行
今は三井住友フィナンシャルグループとしてOliveを推進しているため、カード特典などはOliveの方がやや手厚い傾向にあります。
一方で、Oliveは引き落とし口座に三井住友銀行の開設が必須で、家族カード不可という欠点もあります。

「家族カード不要」かつ「引き落とし口座は三井住友銀行でOK」という人はOliveがおすすめです!
ちなみに私は上記がNGだったので、三井住友カードを選択しています。
三井住友カードとOliveの主な相違点を下図にまとめてみましたのでご参考ください。
三井住友カード | Olive | |
カードラインナップ | ・一般 ・ゴールド ・プラチナプリファード ・プラチナ | ・一般 ・ゴールド ・プラチナプリファード |
ポイント還元率 | 1~9% | 1~15% |
支払方法 | クレジット払いのみ | ・クレジット払い ・デビット払い ・Vポイント払い |
引き落とし口座 | 三井住友銀行以外も可 | 三井住友銀行のみ |
国際ブランド | ・VISA ・Master(プラチナのみ選択可) | VISAのみ |
家族カード発行 | 可能(無料) | 不可 |
年会費特典 | 利用金額に応じて ポイント還元あり | 初年度無料特典あり (翌年以降もポイント還元あり) |
三井住友カードとOliveどちらも共通する部分は記載を省いています。
例)年会費金額、カード特典など

基本的なカードの仕様や還元率には大差ないのでそこまで厳密に考えすぎなくてOKですよ。
口座開設の手間や利用金額を踏まえて検討してみましょう。
【三井住友カード】プラチナプリファードの損益分岐点

三井住友カードとOliveのどちらにも「一般」「ゴールド」「プラチナプリファード」があります。
カードの普段使い+SBI証券のクレカ積立を行うならプラチナプリファードorゴールドがおすすめです!

プラチナプリファードは、「ポイント特化型」のプラチナカードです。
年会費は33,000円かかりますが、それ以上のポイント還元が得られるのでメインカードをお探しの方におすすめですよ!
年会費と通常のポイント還元率のみでざっくり計算し、カードの種類を選ぶ目安を作成してみました。(シンプル化するために限定特典は加味していません)
年間利用額 100万円未満 | 年間利用額 100~200万円未満 | 年間利用額 200万円以上 | |
クレカ積立なし | 一般カード | ゴールド | ゴールド |
クレカ積立月3万 | 一般カード | プラチナプリファード (ゴールドもあり) | プラチナプリファード |
クレカ積立月5万 | 一般カード | プラチナプリファード | プラチナプリファード |

それぞれのカードの特徴を一覧にまとめてみました!
※2023年8月時点
スタンダード (NL) | ゴールド (NL) | プラチナ プリファード | プラチナ | |
通常ポイント | 0.5% | 0.5% | 1.0% | 0.5% |
クレカ積立ポイント | 0.5% | 1.0% | 5.0% | 2.0% |
コンビニ/飲食店 | 最大7%還元 | 最大7%還元 | 特約店 1~9%還元 | 最大7%還元 |
海外旅行傷害保険 | 最大2,000万円 | 最大2,000万円 (国内も対象) | 最大5,000万円 (国内も対象) | 最大1億円 (国内も対象) |
空港ラウンジ | なし | あり | あり | あり (同伴者1名無料) |
コンシェルジュ サービス | なし | なし | 24時間・365日利用可能 | 24時間・365日利用可能 |
プラチナホテルズ | なし | なし | なし | 国内50のホテルと旅館での優待料金と併せて、部屋もしくは料理などのアップグレード |
プラチナ グルメクーポン | なし | なし | なし | 一流レストランで2名以上のコース料理を利用の際、会員1名分が無料 |
年会費 | 永年無料 | 11,000円 | 33,000円 | 55,000円 |
年会費特典 | なし | 年間100万円利用で 翌年以降永年無料 (10,000ポイント還元) | 条件達成で 40,000ポイント還元 | 条件達成で三井住友カードVJAギフトカードをプレゼント |
その他特典 | なし | ゴールドデスク | 外貨ショッピング2%還元 | ショッピング補償 年500万円 |
年会費の 損益分岐点 | なし | 年間100万円~ | 年間200万円~ | 年会費の損得で 選ぶカードではない |
ちなみに三井住友カードではカード番号などが印字されていない「ナンバーレス(NL)」が主流になっています。
カード番号・有効期限などのカード情報は、スマホでVpassアプリをダウンロードすれば簡単に確認できますよ。
なるほど。
ちなみにメディ太さんはどのカードを利用しているの?

私は2023年4月からプラチナプリファードの利用を開始しました。
家族カードを発行し、私と妻のカード支払いをまとめています。
SBI証券のクレカ積立のポイントも含めて、すでに約7万ポイントの還元が得られていますよ!

【キャンペーン情報】三井住友カードやOliveをお得に利用する方法

三井住友カードとOliveはどちらもお得な新規入会キャンペーンが行われています。
特典を活用するだけで数万円相当のポイント等がGETできますよ!
- 代表的なキャンペーンの事例
- ●新規入会キャンペーン特典(約8,000~15,000ポイント)
●SBI証券の口座開設キャンペーン(約15,000ポイント)
●友人からの紹介コード特典(約1,000~10,000ポイント)
※キャンペーン内容は変更となることがあります。
三井住友カードの友人紹介特典はプラチナプリファードだと10,000ポイントもお互いにそれぞれ付与されるのでお得です!(Oliveの紹介特典は1,000ポイント)
家族や友人から紹介特典手続きを忘れないようにしましょう!

もし家族や友人から紹介特典が受け取れない方は、私の三井住友カード紹介特典URLから申込していただくと特典を受け取れますよ!
一般・ゴールド・プラチナプリファードのどれでも友人特典ポイントがみなさんにも入りますのでお得です。
三井住友カードの制度改定により、毎月のポイント付与対象は最大5名となっています。(先着順)
まとめ
この記事では、人気のSBI証券で利用するクレカ積立のおすすめカードの選び方を解説しました。
この記事のまとめ
●積立投資はポイント還元のあるクレカ積立を利用する
●SBI証券のクレカ積立をするなら三井住友カードがお得
●三井住友カードとOliveの判断ポイントは「銀行口座」と「家族カード」
●カードの種類は「プラチナプリファード」か「ゴールド」がおすすめ
●新規入会キャンペーンや友人紹介特典を使えばさらにお得になる
カードはキャンペーンなどによってお得さが若干変化します。
ポイント獲得を極めようとして100点を狙うと労力がかかりますので、80点くらいのほどほどを目指しましょう!

リボ払いのキャンペーン特典もありますが、そこは不要なので無視しましょう。
一時エントリーして即解約するスキームを解説するネット記事もありますが、手間と忘れた時のデメリットもあるので私としては非推奨です。
2023年にスタートする新NISAで口座変更やカード見直しを検討中の方もおられると思います。
ぜひこの記事が参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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