皆さんは、資産運用目的でどの証券会社で口座を開設していますか?
先日、私の友人からこんな質問を受けました。
私は、SBI証券がおすすめです!
楽天証券も有用ですが、今はSBI証券のポイント還元や投資ラインナップの豊富さが上回っていますよ。
この記事では、2大ネット証券会社の「SBI証券」と「楽天証券」を徹底比較していきます!
ちなみに私の利用中の口座は以下の通りです。
・SBI証券⇒2012年~現在も利用中
・楽天証券⇒2020年~現在も利用中
・SBIネオモバイル証券⇒2020年~現在も利用中
SBI証券と楽天証券の口座開設数
現在は、SBI証券が1位と予想されています。
1位 | SBI証券 | 約772万口座 ※2021年9月末時点 |
2位 | 楽天証券 | 約700万口座 ※2021年12月末時点 |
証券会社は、口座開設数を「グループ合算」や「一部切り出し」など基準がバラバラなので、正確な情報は不明です。
ただ、月次トレンドや推移からSBI証券が1位であることは確実視されています。
チェックポイント
●SBI証券⇒総合力で文句なし!最近はポイント還元も手厚くなり人気再加熱。
●楽天証券⇒若い世代の支持が絶大!楽天ポイント還元率悪化でユーザー離れの声もある。
SBI証券と楽天証券のサービス比較一覧表
「SBI証券」と「楽天証券」のサービスを比較表で解説していきます。
トータルバランスではSBI証券が優勢です。
しかし、米国株・ETF・投資信託の主要な商品は互いに大差がないので、どちらを選んでも大きな後悔をすることはないですよ。
口座種類別のおすすめ度
トータルバランスでSBI証券が一歩リードしています。
取扱商品も大差はないですが、低コストな投資信託として人気急上昇の「SBI・Vシリーズ」は楽天証券で取り扱っていないので要注意です。
楽天証券は2022年9月から、つみたてNISAの投資信託積立でカード決済した時のポイント還元率を変更しました。
従来は100円につき1%でしたが、主要な低コスト投資信託のポイント還元率は0.2%に引き下げされます。
楽天証券は「楽天キャッシュ決済」を使えばポイント付与を新たに始めますが、正直なところ手間です。
一方で、SBI証券が三井住友カードとVポイントで0.5~2%のポイント付与を開始したことで「SBI有利」な状況になっています。
SBI証券と楽天証券のサービス詳細比較
細かな差はありますが、マニアックな個別株やIPOを狙う人でなければ、取り扱い商品に大きな差はありません。
ETFをドルで購入したい人は「SBI証券⇔住信SBIネット銀行」のドル転手数料が安いのでSBI証券にした方がよいです。
証券会社 | ||
国内株手数料 | 最安水準 | 最安水準 |
投資信託 販売手数料 | 無料 | 無料 |
米国株手数料 | 約定代金の0.495%(税込) ※手数料下限5ドル ※手数料上限20ドル | 約定代金の0.495%(税込) ※約定代金2.22米ドル以下は0円 ※約定代金4,444.45米ドル以上は22米ドル(税込) |
NISA手数料 | 国内株無料 海外ETF買付無料 | 国内株無料 海外ETF買付無料 |
国内株式銘柄数 | 3,831銘柄 | 3,790銘柄 |
投資信託銘柄数 | 2,650銘柄 | 2,692銘柄 |
海外ETF銘柄数 | 338銘柄 | 402銘柄 |
つみたてNISA銘柄数 | 172銘柄 | 177銘柄 |
ジュニアNISA外国株 | 可能(9ヵ国) | 不可能 |
外国株式(総合)銘柄数 | 5,860銘柄 | 4,024銘柄 |
米国株取扱数 | 3,500銘柄 | 3,119銘柄 |
中国株取扱数 | 1,400銘柄 | 905銘柄 |
新興国取扱数 | 540銘柄 | 151銘柄 |
外貨建てMMF | 6通貨 | 5通貨 |
取り扱い国 | 10ヵ国 | 7ヵ国 |
IPO実績(2020) | 85社 | 39社 |
国内夜間取引(PTS) | 対応あり | 対応あり |
米国株注文可能時間 | 9:00~翌6:00 | 8:00~翌6:00 |
ドル転手数料 | 4銭or6銭(SBI銀行) | 25銭 |
米ドル定期自動入金 | あり | なし |
銀行連携 | 住信SBIネット銀行 | 楽天銀行 |
定期買付サービス | 対応可能(柔軟に設定可) | カード支払い枠内可能 米国株積立も可能(21年12/26~) |
取引ツール | SBI証券 株アプリ | iSPEED |
ポイント還元 | Tポイント | 楽天ポイント |
その他サービス | IPOチャレンジポイントプログラム | マネーブリッジ ハッピープログラム |
国内株式の現物取引手数料は下図をご覧ください。
※SBI証券と楽天証券の双方から引用しました。お互いに強調点がありますね。
【SBI証券 評判】SBI証券がおすすめの人
SBI証券は、株式投資全般のサービスに欠点がなくNo.1のネット証券会社です。
楽天経済圏への強いこだわりがなければ、まずはSBI証券で口座開設がおすすめです!
また、ETFや米国個別株に興味のある人は、円⇒ドルに交換する(ドル転)、為替手数料が最安なSBI証券(住信SBI銀行)が適しています。
●つみたてNISA:購入頻度を「毎月・毎週・毎日」選択可能
●米国株:3,500銘柄と豊富なラインナップ
●IPOチャレンジポイント:落選しても次回以降確率UP
●ポイント還元:取引手数料、投資信託保有額など恩恵あり
●ポイント投資:対応可能
ポイント還元システムが近年はとても改善しました!
他にも、三井住友カードで投資信託をクレジット積立すると最大2.0%のVポイント還元が得られます!
- SBI証券のクレジットカード積立
- ●投信積立の引き落としをクレジットカードで決済可能(上限5万円/月)
●毎月の積立金額は100円から設定可能
●積立金額に応じて最大2.0%のVポイントが付与される。
【楽天証券 評判】楽天証券がおすすめの人
楽天証券は、サイトの使いやすさNo.1のネット証券会社です。
投資初心者にもわかりやすいサイト設計が好評です。
また、楽天経済圏を利用している方はSPUやポイント獲得の恩恵もあります!
楽天カード決済で毎月上限額50,000円の1%分をポイント還元するサービスがなくなったのは痛すぎますが、普段から楽天経済圏のサービスを利用している方は相性がよいです。
●マネーブリッジ:楽天銀行と提携すれば普通預金金利0.1%
●ハッピープログラム:SPU獲得+会員ランクUP
●楽天ポイント獲得:取引手数料、投資信託保有額など恩恵あり
●楽天ポイント投資:対応可能
●日経テレコンが無料で利用可能
【番外編】SBIネオモバイル証券
SBIネオモバイル証券をご存知でしょうか?
国内個別株投資をする方にはオススメの証券会社ですよ!
●対象:国内株・FX・iDeCo
●1株単位(単元未満株)で株が購入できる
●月220円(税込)で取引し放題(月上限約定代金50万円以下)
●毎月Tポイントが200pt付与される
●Tポイントで株式購入可能
特に、取引ごとに発生する手数料が月額のサービス利用料のみで済むため、高配当株目的で購入た場合でも手数料負けするリスクが少なくなります。
国内株約定代金合計額(月) | サービス利用料(月) |
0~50万円 | 220円(税込) |
300万円 | 1,100円(税込) |
500万円 | 3,300円(税込) |
1,000万円 | 5,500円(税込) |
※1,000万円以降は100万円ごとに1,100円(税込)が加算されます。(上限なし)
まとめ
今回は、人気のネット証券会社であるSBI証券と楽天証券の違い・特徴とオマケでSBIネオモバイル証券をご紹介しました。
1つしか証券会社を開設してはいけないルールはありませんので、手間でなければSBI証券と楽天証券はどちらも開設して、投資をしながら使いやすい方を好みで分けていく方法でいいと思います。
※NISA口座は1つしか作れません。
どうしても1つにしたい方は、SBI証券がおすすめですよ!
今回の情報が役に立てば嬉しいです。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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