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プラスサムゲームの株式に投資しよう!ゼロサムゲーム投資との違いを解説

プラスサムゲームとマイナスサムゲームという言葉をご存知でしょうか?

ざっくり言うと、「みんなで利益を享受する=プラスサムゲーム」「勝者と負者に分かれる=ゼロサムゲーム」という違いが両者にはあります。

資産運用のベースには長期分散投資のようなプラスサムになる投資がおすすめです。

読者の方
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プラスサムの投資って何のこと?
読者の方
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なぜ株式は長期投資がいいの?

こんな疑問をお持ちの方がおられると思いますので、考え方を解説します。

2つのゲームの仕組みを理解しておけば、投資目的に応じた選択ができるようになります。

ぜひ最後までご覧くださいね!

この記事でわかること

プラスサムゲームとゼロサムゲームの違い

プラスサム、ゼロサムの代表的な投資とは?

プラスサムになる投資のおすすめは?

入金力の重要性

プラスサムゲームとは?

プラスサムゲームは「奪い合うパイ自体が大きくなり、市場参加者の利益の合計がトータルでプラスになる」という意味です。

ざっくり考えると、みんなが利益を得られてハッピーというイメージでOKです。

プラスサムの代表的な投資は「長期の株式投資」です。

株式市場は需要によって市場全体の大きさが変動しますが、米国の有名な指数であるS&P500のように長期的に右肩上がりの指数への投資は数少ないプラスサムゲームです。

保有し続けている人は資産が増加している典型的な例と言えますね。

ゼロサムゲームとは?

ゼロサムゲームは「奪い合うパイ自体は変わらず、市場参加者の損益の合計がトータルでゼロになる」という意味です。

ざっくり考えると、やるかやられるかの仁義なき戦いというイメージでOKです。

ゼロサムの代表的な投資は「外国為替取引」です。

2国間の為替の取引を行うので市場全体が上がるということはなく、一方の為替レートが上がれば、もう一方のレートは下がることになるため、ゼロサムゲームとなります。

また、株式投資も短期トレードになるとゼロサムに該当します。

チャートを見ながら心理戦で他の投資家がどう動くか次第で売買を判断する状況を思い浮かべるとイメージしやすいと思います。

余談ですが、上場廃止株のマネーゲーム感は独特で面白いなといつも眺めながら思っています。

会社員の投資はプラスサムとゼロサムのどちらが良い?

私のように、仕事をしながら中長期的な資産形成を目的に投資している方は、基本的にプラスサムの投資が向いていると思います。

プラスサムの場合は、インデックス投資で市場が右肩上がりになることを期待して長期保有するのが基本なので、日々の値動きを気にする必要がないので仕事に集中しやすいです。

一方、ゼロサムの場合は、自分が損をしないように細かく値動きをチェックする必要がある為、一喜一憂して仕事に支障を来す可能性があります。

私たち会社員は、プロの投資家やトレーダーではないので、プロと勝負しないということも負けない戦略の1つです。

【プラスサムゲームの投資】株式インデックス投資がおすすめ!

投資をこれから始める方は、米国・全世界・先進国などのインデックス投資を20年以上継続することがおすすめです。

理由は、この方法であればプラスサムゲームの投資と考えられているので、利益の最大化は狙えなくても長期的には年率4~5%のリターンに収束していく可能性があるからです。

実際、米国の有名な指数であるS&P500に連動するポートフォリオに投資していると、1950年~2017年までの期間を通じて年平均約10%のリターンを上げ、どの期間をとっても15年以上であればプラスサムであることが示されています。(図1)

また、1985年~2020年にドルコスト平均法で国内外の株式(日本株、先進国株)と債券(日本債、先進国債)に投資した場合も同様に、20年以上であればプラスサムであることが金融庁作成資料で示されています。(図2)

ちなみに図1と図2のリターンの差は、図1が米国のみが投資対象であるのに対し、図2は国内株・米国以外の先進国・債券にも投資していることが影響していると思います。

この10年は米国株のターンが来ていますが、今後10年・20年も同じようになるとは限りませんのでご注意ください。

米国株は期待できる投資先なので私も保有していますが、JPモルガンの超長期予測では成長速度が減速すると予想されており、少なくとも過去10年と同じペースが続くとは限らないかもしれません。

投資期間が短いほど、変動性(ボラリティ)は大きくなります。

1日・1週間・1ヶ月・半年・1年の投資は基本的に「短期」と考えられており、運用期間が短いほど確実に利益をあげる難易度は難しくなります。

下記のイメージを持って投資を行うようにしましょう。

成長性のある投資先×時間(長期)=利益

インデックス投資の退屈感こそが後のリターンを生む

インデックス投資はプラスサムと分かっていても、淡々と続けることが意外と難しいこともあります。

読者の方
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勝てると分かっているのになぜ?

こう思われるかもしれませんので、よくあるケースをご紹介します。

①退屈で刺激が欲しくなり、短期トレード・FX・仮想通貨などに浮気する

②家庭事情が変わり、長期投資ができなかった

③インデックス投資で出た短期的利益を確定させたくなって売却した

この3つが個人的には多いと思います。

②、③は計画的にスタートし、投資目的が明確であれば回避できると思います。

問題は①で、確かにインデックス投資は「忘れるほど放置」がベストで、時間をかけて育てていく投資になるので退屈です。

対して、短期トレード・FN・仮想通貨はリスクが高い反面でリターンも大きいことから、刺激を求めて手を伸ばしたくなります。

しかし、インデックス投資で20年後に年率5%の利益を得られても、その期間中に刺激を求めた投資で大金を失っていては、何のための長期投資だったのか?と後悔することにもなりかねません。

才能のある方はトレードで莫大な利益を手にしているケースもあるので、一概にダメだと言うわけではありませんが、莫大な利益を手にする一方で莫大な損失を出している人がいることも念頭に置いて、程々にしておきましょう。

インデックス投資でリターンを増やすなら入金力が重要

インデックス投資でリターンを増やしたいなら、入金力を上げることを意識してみると良いですよ。

長期的な資産額を計算する場合、以下の要素が重要になります。

●積立額:いくら積立をするか?(入金力)

●積立期間:どのくらいの期間運用するか?

●期待リターン:どれくらいのリスク(リターン)を選択するか?

この中で、積立額を増やすとリスクは同じでも資産が巨大化する規模は拡大します。

リターンを大きくしたい場合はリスクをとることを意識しがちですが、入金力に注目して家計見直しをしてみる方が効果的です。

少ししか雪の積もっていない場所で雪玉を転がすよりも、雪がたくさん積もっているところで雪玉を転がす方が大きくなりやすいイメージで捉えてみましょう。

まとめ

今回は、投資の中でもプラスサムゲームに参加する考え方についてご紹介しました。

資本主義社会を生きる上で大切な考え方になりますので、この仕組みが機能しているうちは恩恵を享受しておきましょう。

プラスサムゲームは、プレーヤーの利益の合計が、トータルでプラスになること

プラスサムの代表的な投資は米国株などへの株式投資

ゼロサムの代表的な投資は為替取引

まずは米国・全世界・先進国などのインデックス投資を20年以上継続することがおすすめ

退屈感を乗り越えよう

インデックス投資でリターンを増やしたいなら、入金力が重要

本日も最後までご覧いただきありがとうございました!

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